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3月5日の中山11Rで行われた第17回夕刊フジ賞オーシャンステークス(4歳以上オープン、GIII、芝1200メートル、別定、15頭立て、1着賞金=4300万円)は、荻野極騎手の2番人気ジャンダルム(牡7歳、栗東・池江泰寿厩舎)が道中は好位追走から直線で抜け出すと、最後は大外から猛然と差し脚を伸ばした4番人気ナランフレグを3/4馬身差抑え込んで快勝。2017年のデイリー杯2歳S以来、約4年4カ月ぶりとなる重賞2勝目を挙げるとともに、高松宮記念(3月27日、中京、GI、芝1200メートル)の優先出走権を獲得した。タイムは1分7秒9(良)。
2着馬からさらにアタマ差遅れた3着に5番人気のビアンフェが逃げ粘った。
◆荻野極騎手(1着 ジャンダルム)「ゲートが課題になる馬ですが、理想的なスタートが切れました。前走で先頭に立つのが速すぎたのが反省点でもあり、きょうは待つことを心掛けましたが、すごくいい手応えでラストもしっかり伸びてくれました。(自身が)重賞を勝つまでに時間がかかってしまいましたが、乗せ続けていただいた関係者、そしていつも一生懸命走ってくれる馬たちに感謝しています」
夕刊フジ賞オーシャンSを勝ったジャンダルムは、父Kitten’s Joy、母Believe、母の父Sunday Silenceという血統。米国・North Hills Co. Limitedの生産馬で、馬主は前田幸治氏。通算成績は26戦6勝。重賞は17年のデイリー杯2歳S(GII)に次いで2勝目。管理する池江泰寿調教師は夕刊フジ賞オーシャンS初勝利、騎乗した荻野極騎手はデビュー7年目で重賞初勝利。
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