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有馬記念が終わっても、目が離せないGIレースがやってくる。28日に行われるGIホープフルステークスで最有力視されるのが、超良血馬サートゥルナーリア(栗東・中竹和也厩舎、牡2歳)だ。24日に滋賀・栗東トレーニングセンターの坂路コースで追い切られ、4ハロン52秒5をマーク。ラスト2ハロンはともに11秒台という驚異的な脚力を誇示した。平成最後の2歳GIレースで、新たな怪物がベールを脱ぐ。
頂点を目指して、真っすぐに駆け上がった。2戦2勝の超良血馬サートゥルナーリアが、急勾配をパワフルに、しかも、楽々と登坂。4ハロン52秒5の好時計をマークし、手綱をとった吉岡助手が声を弾ませた。
「(全休日で)頭数が少ないのを気にして、残り1ハロンでフワッとしかけたので、最後まで気を抜かせないように、強めくらいにやりました。それでこの時計ですし、素晴らしいですね」
単走追いで序盤からスムーズに折り合い、全くブレのないフットワークで加速。気合をつけられると瞬時に反応した。何より驚くべきは、余力たっぷりにマークしたラスト2ハロン11秒9-11秒9のタイム。古馬でもオープン級しかマークできない破格のタイムで、サンケイスポーツ調教評価は文句なしで最上級の『S』だ。
父は年度代表馬選出が確実なアーモンドアイなどを出しているロードカナロア。母はオークス馬シーザリオで、兄にエピファネイア(菊花賞、ジャパンC)、リオンディーズ(朝日杯FS)という2頭のGI馬がいる。掛け値なしに超一流の良血馬。血統、馬体、調教と、すべてに大物感が満ちあふれている。
「肉体的にも精神的にも、周りの2歳と比べて1年くらい先に行っている感じ。パートナーに併せると、負荷が軽くなりすぎるくらい脚力があるので、調教が緩くなりすぎないように気をつけてやってきました」と吉岡助手はポテンシャルの高さを証言する。
好位のインを追走した前走の萩Sも、直線はほぼ馬なりで突き抜けた。兄たちは気性的に燃えやすい面があったが、「調教や競馬を見ていると、精神面は一番大人びているイメージですね。乗っていて何の苦労もありません」(同助手)と操縦性も抜群だ。
来年のクラシックを見すえて、ローテを組み立ててきた。1600メートルのデビュー戦から1ハロンずつ距離を延長。今回は来春の皐月賞と同じ中山2000メートルが舞台になる。
「ミルコ(デムーロ騎手)も『2000メートルまでは全然大丈夫』と言っていたし、4つコーナーがある方が息が入って競馬もしやすそう。体幹が強いので脚を取られないし、むしろ今のタフな中山は有利だと思います」と、吉岡助手は自信を持って送り込む。
史上3組目の“3きょうだいGI制覇”へ-。底知れない可能性を秘める大器サートゥルナーリアが、初めての関東圏遠征でスケールの違いを見せつける。(斉藤弘樹)
★斉藤がミタ
坂路コースはスタート直後がなだらかな坂で、ゴールにかけて勾配がきつくなる。2歳馬が単走の追い切りで、ラスト2ハロンを続けて11秒台で登坂するのは驚異的だ。2015年以降では、この日のサートゥルナーリアが初めて。それも目いっぱいに追われたものではない。この一族にありがちな気負いがなく、道中の折り合いも実にスムーズ。物見をするくらい気持ちにゆとりもある。見た目以上の時計の速さは、高い脚力の証し。軽快さと力強さを兼備し、心身に充実感が漂う。
★タイトルどうなる
ホープフルSは昨年、GIに昇格。牡馬が中心にメンバーが形成されるという点では、朝日杯FSとともに、JRA賞の最優秀2歳牡馬を決める重要な一戦だ。今年の朝日杯はアドマイヤマーズがV。タイトル争いでリードしているが、サートゥルナーリアや、3連勝中のニシノデイジーが勝てば、阪神3歳Sが牝馬限定戦(現阪神JF)になった1991年以降初めて、朝日杯勝ち馬以外が2歳王者に輝く可能性もある。
★馬名の由来
サートゥルナーリア(Saturnalia)は公現祭(キリスト教の祝日のひとつ)での行事の基礎ともなった古代ローマの祭り。兄エピファネイアはギリシャ語で「公現祭」の意味を持つ。
★ホープフルSの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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