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ローズキングダム、アパパネの2歳牡牝王者を出したキングカメハメハ産駒は、先週のアーリントンCをコスモセンサーが逃げ切るなど今年も絶好調。わずか2世代でリーディング首位を快走中だ。今週の弥生賞には京成杯2着のアドマイヤテンクウが皐月賞の権利を狙って東上。使われながら着実に良化を見せており、ここでクラシックの有力候補に躍り出る。
08、09年と2年連続2歳リーディングサイアーとなったキングカメハメハの産駒は早い時期からの活躍が目立つ。その一方で、不良馬場で7着に敗れたとはいえ中山記念で1番人気に推されたキングストリートのように、ゆっくりと成長するタイプもいる。昨年8月にデビューして、12月に未勝利を脱出したアドマイヤテンクウは、そんなタイプなのだろう。だが、ここへきてその“カメ”の成長のスピードが、急激にアップ。うなぎ上りの今の勢いなら、実績馬を脅かして何の不思議もない。
「(キングカメハメハ産駒は)ゴロンとしたタイプが多いけど、ウチのは全体的に大きいもんなあ。もう30キロくらい、小さかったらよかったのにな」。前走で532キロの巨漢に松田博調教師がにが笑いを浮かべる。大目標が迫っても“特別なことをするわけではない”のが松田博流。長めから丹念に乗り込み、日々の積み重ねで成長を促す。デビュー前は550キロもあろうかという馬体に加えて、おっとりした性格。それでも無理に絞ることをせず、素質をじっくり引き出して今がある。
体重こそ変わっていないが「体はだいぶ引き締まってきた。調教での動きもよくなってきたな。使う度によくなっていることは間違いない」。頼もしさを増した姿にトレーナーは目を細める。
実戦でも集中力に欠ける面があったが、ラジオNIKKEI杯2歳Sではメンバー最速の上がり3ハロン34秒1で追い込み5着。ヴィクトワールピサにコンマ2秒差まで迫った。そして前走の京成杯はまさかの逃げ。エイシンフラッシュにハナ差、敗れたが、行く気がなかった馬が、前に行けたのは大きな収穫だった。
初めて前に馬がいなかったことで「戸惑ってフラフラしていた」という松田博師。その経験は今回に生きるはずで「前走はペースが遅かったといっても、馬が走る気になってきたし、今度も後ろからということはないだろう」と意欲満々だ。前向きさは大きな武器。ヴィクトワールを逆転する可能性は少なくない。
「何とか(皐月賞の)権利を取らんと。でも、どうせならダービーまでの権利が欲しい」。最低でも2着に入って賞金を加算するのが願い。着実な成長を遂げる愛馬に、松田博師はクラシックへの夢を馳せている。(下村静史)
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