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8月27日の札幌11Rで行われたサマースプリントシリーズ(全6戦)の第5戦、第12回キーンランドカップ(3歳以上オープン、GIII、芝1200メートル、別定、13頭立て、1着賞金=4100万円)は、12番人気の9歳馬エポワス(セン馬、美浦・藤沢和雄厩舎)がクリストフ・ルメール騎手に導かれて重賞初制覇を果たした。タイムは1分9秒0(良)。優先出走権を獲得したスプリンターズSには向かわず、今回と同じ洋芝の暮れの阪神カップに目標を定める。9歳馬による平地重賞勝利は、10歳馬(2008年小倉大賞典のアサカディフィート、12年ステイヤーズSのトウカイトリック)に次ぐ高齢記録。
レースはナックビーナスがハナへ。ソルヴェイグ、シュウジ、ネロ、ライトフェアリーなどが続いた。モンドキャンノは8番手。エポワスはヒルノデイバローなどと後方でレースを進めた。ソルヴェイグは4コーナー手前で先頭に立つと、直線では馬場の中ほどを進み、ナックビーナスは内ラチ沿いで粘り腰を見せた。しかし、その両頭の間から一気に伸びてきたのがエポワスで、2着ソルヴェイグ(2番人気)にクビ差をつけてゴールを駆け抜けた。さらに1/2馬身離れた3着はナックビーナス(5番人気)。1番人気モンドキャンノは6着、3番人気シュウジは13着に終わった。
エポワスは、父ファルブラヴ、母マニックサンデー、母の父サンデーサイレンスという血統。北海道千歳市・社台ファームの生産馬で、馬主は多田信尊氏。通算成績は29戦7勝。キーンランドCは藤沢和雄調教師、クリストフ・ルメール騎手ともに初勝利。
◆クリストフ・ルメール騎手(1着 エポワス)「ごっつぁんです! きょうはおじいちゃんと勝ちました。最初は少し忙しかったけど、直線で進路が開いてラスト150メートルはよく伸びました」
★27日札幌11R「キーンランドC」の着順&払戻金はこちら
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