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今週の新潟日曜メーンは、サマーマイルシリーズ第2戦の第49回関屋記念(GIII、芝1600メートル)が行われる。第1戦の中京記念と同じ左回りだが、コーナーが3つから2つへ。直線の長さも412.5メートルから658.7メートルと長くなるだけに、ゴール前での迫力ある攻防が繰り広げられそうだ。
ダノンシャーク(栗東・大久保龍志厩舎、牡6歳)は前走の安田記念で4着。結果的に道悪馬場に泣いた格好となったが、勝ったジャスタウェイから3馬身1/4差なら悲観する着差ではない。今回は同じ58キロを背負っても、GIIIでメンバーも弱化。良馬場なら見直せる。
サトノギャラント(美浦・藤沢和雄厩舎、牡5歳)も前走の中京記念は直前の大雨が誤算だった。良馬場で上がり3ハロン32秒~33秒台の強烈な末脚が持ち味だけに、渋った馬場はマイナス。中2週の競馬になるが、好調を維持している。2走前の谷川岳S2着の内容からも、良馬場なら巻き返しは十分だ。
マジェスティハーツ(栗東・松永昌博厩舎、牡4歳)は中京記念3着。久々のマイル戦でも上手に対応できていたのは収穫だった。新潟コースは3走前の新潟大賞典で2着。いい脚を長く使えるので、直線の長い外回りはぴったりだ。
タカノブルグ(栗東・鮫島一歩厩舎、牡3歳)はNHKマイルCでミッキーアイルのクビ差2着。人気薄でアッと言わせた。前走時428キロと牡馬にしては小柄だが、瞬発力と切れ味は抜群。今回も左回りのマイル戦だけに、53キロなら初めての古馬相手でも脅威となりそうだ。
シャイニープリンス(美浦・栗田博憲厩舎、牡4歳)は降級戦だった多摩川Sで力の違いを見せてオープンへ返り咲いた。昨秋の富士S3着の内容を見ても、重賞で勝ち負けできる能力は秘めている。斤量も前走の58キロ→56キロと2キロ軽くなるのは有利だろう。
他にも、安田記念で12着に惨敗したが、地力の高さで見直したいエキストラエンド(栗東・角居勝彦厩舎、牡5歳)や、実績豊富なクラレント(栗東・橋口弘次郎厩舎、牡5歳)、ニュージーランドTを勝っているショウナンアチーヴ(美浦・国枝栄厩舎、牡3歳)なども大きな差は感じない。
新潟で2勝を挙げているエクセラントカーヴ(美浦・堀宣行厩舎、牝5歳)や、地力強化が目立つブレイズアトレイル(栗東・藤岡健一厩舎、牡5歳)、決め手比べならヒケを取らないサンレイレーザー(栗東・高橋義忠厩舎、牡5歳)など伏兵陣も多士済々。今週唯一の重賞は、サマーマイルシリーズだけでなく秋のマイル王を占う意味でも必見のレースとなる。
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