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今週でフィナーレを迎える中京開催。メーンは土曜日に組まれているGIII愛知杯(芝2000メートル)だ。牝馬限定戦でハンデ差も上下8キロと開いた。波乱の決着も十分にありそうだが、今秋の古馬混合GIではメイショウマンボがエリザベス女王杯を制し、ジャパンCではデニムアンドルビーが2着に食い込むなど、3歳馬が活躍している。注目すべきは3歳馬だろう。
スマートレイアー(栗東・大久保龍志厩舎、3歳)は、夕月特別(1000万下)を勝って臨んだGI秋華賞で2着に好走。序盤で後方に置かれ、それまでに経験のない形を強いられながらもグイグイと伸びてきたあたりに、非凡な資質がうかがえた。今回がキャリア6戦目と伸び盛りで、上積みは計り知れない。ハンデ55キロなら、中心を担う一頭だ。
リラコサージュ(栗東・藤原英昭厩舎、3歳)は秋華賞で3着。前記スマートレイアーとはアタマ差の同タイムだった。こちらはハンデが52キロ。机上の計算なら逆転も十分に考えられる。
古馬勢では、オールザットジャズ(栗東・角居勝彦厩舎、5歳)が56キロ、アロマティコ(栗東・佐々木晶三厩舎、4歳)が55キロで、どちらも実績を考えれば勝機十分。経験値では3歳馬を大きく上回る。重賞3勝を誇り、今年のGIヴィクトリアマイルで3着に入った実力馬マイネイサベル(美浦・水野貴広厩舎、5歳)は、トップハンデ57キロの克服がカギになりそうだ。
軽ハンデ組では、ディープインパクトの半妹トーセンソレイユ(栗東・池江泰寿厩舎、3歳)が52キロ。連勝中で勢いのあるフーラブライド(栗東・木原一良厩舎、4歳)も50キロで侮れない存在だ。
★愛知杯の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら
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