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天皇賞(秋)でドウデュースが見せた末脚の余韻が残る東京競馬場。
G1シーズンの谷間ということで、やや小休止的な雰囲気が漂う開催だったが、またしても日曜メインにドラマが待っていた。
この日のメインは、G2・アルゼンチン共和国杯。この時期にはお馴染みのハンデ重賞だが、今年も例年通り能力拮抗のメンバーが顔を揃え、戦前から混戦の様相を呈していた。
"流れや立ち回り次第でどの馬にもチャンスがある"と各陣営や鞍上が思っていたかは分からないが、特に先行勢にはその意識が強かったのかもしれない。結果としてその意識が道中ほとんど緩まないペースへと姿を変え、ただでさえタフな東京2500mという舞台を苦しい消耗戦の場へと変貌させた。
そして、その流れが招いたのは先行勢の壊滅と後方待機勢の台頭。
一旦は先行勢を飲み込もうとしたサヴォーナやセレシオンら中団待機組ですら苦しくなるほどで、最後の攻防は差し・追い込み勢に絞られた。
人気馬としての意地を見せるクロミナンス、軽ハンデの恩恵を最大限に活かしたタイセイフェリークの走りも光ったが、これらをまとめてかわし去ったのが、道中最後方からマイペースを貫いていたハヤヤッコ。”8歳のトップハンデホース(しかも白毛)による直線一気”というなかなか見られない光景に、府中が再び沸いた。
デビュー時から白毛という希少な毛色が注目され、アイドル的な人気を誇っていたハヤヤッコ。
8歳となった今となっては"アイドル"と記すのは少々違和感があるが、いくら展開が向いたとはいえ、この年齢で今回のような走りはなかなかできることではない。
ダート重賞のレパードS、極悪馬場の函館記念、そして今回と、重賞タイトルは全て消耗戦に区分できるレース。左回りのパフォーマンスも高く、全てのプラス要素が本馬にピタリとハマった結果と言える。
指数的に見ても5歳頃のパフォーマンスを維持し続けている印象で、息の長い活躍には驚くばかり。"白いイケオジ"は今後も侮れなさそうだ。
2着のクロミナンスは久々の実戦も問題にせず、春に示していたパフォーマンスをそのまま発揮。こちらも7歳と完全にベテランの域にあるが、健在ぶりを改めてアピールした。
キャリア42戦のハヤヤッコに対し、こちらはまだ14戦とレース経験は圧倒的に少ない。その分消耗も少なく、これからも年齢のイメージよりも長く活躍しそう。G1となるとハードルが高いが、G2、G3ならば安定して上位争いに絡んでくるはずだ。
格上挑戦で臨んだタイセイフェリークは大健闘の3着。
未勝利脱出まで実に9戦を要し、その後も接戦、惜敗、善戦を繰り返しながらゆっくりとクラスを上げてきた馬。いかにも相手なりに走るタイプという印象はあったが、G2クラスの相手にもそれなりに走ってきたというのは驚きだ。
これまで重賞級と思えるレースレベルを刻んだ経験が少ない中でこうした結果を出したのは、かなり高いレベルの"善戦マン気質"を持つことの証明と言える。
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このタイプは自己条件に戻っても意外と勝ち切れないことが多いが、今回のような強気な挑戦で結果を出すことがあり、特にハンデ戦で存在感を発揮するタイプと思えるだけに、今後も似たシチュエーションがあれば注意しておきたい。
人気を集めていた馬に目をやると、サヴォーナが8着、セレシオンが6着と煮え切らない結果に。
両馬とも道中は中団で進めており、追走の雰囲気も悪くないように映ったが、結果的に早く動かざるを得ない格好になったのが堪えた。
サヴォーナに関しては、一瞬脚は使ったものの完全に伸び負け。
今年は長距離から中距離まで様々な舞台を使われてきたが、血統も含めて未だにどの条件がベストなのかが掴みづらい。
今回の走りの淡白さから右回りのほうが良さそうな雰囲気も感じただけに、比較的安定している京都や阪神での反撃に期待したいところ。
セレシオンは普段よりも前目の位置取りが叶ったが、ペースが流れた分脚が上手く溜まらなかったか。
これまでのレース運びから2500mへの距離延長はプラスになりそうな印象を抱いていたが、今回の走りだけで距離適性は判断しにくいところはあるにせよ、本質的には2000m前後の中距離がベストなのかもしれない。
他力本願な面はあるが、能力的には重賞に手が届いても不思議ない水準にあるだけに、こちらも引き続き注目しておきたい。
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