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エメラヴィ
父オルフェーヴルは有馬記念などG1・6勝、母ショウナンワヒネは園田2勝+JRAダート1勝。産駒は中距離志向が強いものの、新馬戦は函館芝1200mを選択し、好位から楽に抜け2着に2馬身1/2差。オルフェーヴル産駒の母系にMr. Prospectorが入るのはよく走る配合。今年の骨っぽい面子のなかどこまでやれるか。
エンドレスサマー
父アルアインは皐月賞、大阪杯と小回りG1を2勝、母コケレールはアイルランド生まれ、フランスG1・サンタラリ賞の勝ち馬。函館芝1200mを選択した新馬戦は、ハナに立ちながら、上がり最速の脚を使い5馬身差快勝。勝ち時計1分9秒4はまずまずだし、余裕十分でさらに詰められそう。鞍上は武史騎手→和生騎手の兄弟リレーとなる予定。
カルプスペルシュ
父シュヴァルグランはジャパンCの勝ち馬、母パロネラはJRAの勝利はなく、園田に移籍し2着3回。函館芝1200mを選択した新馬戦は、そこそこのスタートからテンでやや置かれたものの、リカバリーして前3頭の後ろへ。直線は馬の間を割りながら伸びる好内容。上がり3ハロン33秒8と速く、集中して走れるようならさらに。
サトノカルナバル
父キタサンブラックはG1・7勝、母リアリサトリスはフランスで3勝。東京芝1400mを選択した新馬戦は、単勝オッズ1.6倍の支持に応え、7馬身差の快勝。前半3ハロン36秒5、5ハロン60秒9と遅く、その分勝ち時計は平凡ながら、上がり3ハロン34秒0は2位に1秒0差と決め手は光った。前半の流れに戸惑わなければ。
シュードタキライト
父ウインブライトは香港G1を2勝、日本では中山記念を連覇した新種牡馬。母クイックメールは、JRAダートを3勝。函館芝1000mを選択した新馬戦3着から、函館芝1200mを連戦し、3戦目での未勝利Vは産駒の初勝利であると同時に、自身は6月3戦のタイトなローテでのものでもあった。持ちタイムでは一枚劣るが、距離は延びても良さそう。
ニシノラヴァンダ
父サトノアラジンは安田記念を制覇、母プル―ジャはアルゼンチンで8戦2勝、G2のラプラタ1000ギニーを勝ち馬。函館芝1200mを選択した新馬戦は、絶好のスタートからハナへ。4角付近で外から被されるもハナを譲らず、最後は流しながら2着には4馬身差。勝ち時計1分9秒3は上位にあたり、再度の好発なら楽しみ。
ヒデノブルースカイ
アメリカダートで4戦4勝を挙げた新種牡馬ナダル産駒、母ブロンシェダームはJRA芝を1勝。函館芝1000mを選択した新馬戦は、もうひとつのスタートから、好発を決めた逃げ馬に併せにいき、残り100mで競り落とした。ラスト2ハロンは11秒4から12秒4へ失速。スピードに勝り、1200mでスタミナがもてば。
ヤンキーバローズ
前向きな気性のエピファネイア産駒、母キャンディーバローズはファンタジーSの勝ち馬。調教では栗東坂路、函館Wで好時計をマークしていた。函館芝1200mを選択した新馬戦は、ひと息のスタートから二の脚で3番手の外、4角を捲りながら進出し、2着馬を競り落とした。着差以上に強いが、距離は延びても良さそう。
ラインパシオン
父シルバーステートは5戦4勝も屈腱炎のため引退、母イナズマアマリリスはファンタジーSの勝ち馬。福島ダート1150mを選択した新馬戦1着は、芝スタートの出はいまいちも、道中促しながら位置を上げ、4角は外に膨れたがよく伸びた。忙しそうだったが、芝も走れそうな血統ではある。福島ダートデビューで人気もなさそう。
リリーフィールド
父モズアスコットは安田記念、フェブラリーSを制した新種牡馬、当馬の新馬戦1着が産駒のJRA初勝利となった。母ハイリリーはJRA芝1600m~2000mで3勝。新馬戦は函館ダート1000m、外から競りかける馬を振り切りハナに立ち、余裕の手応えで6馬身差で圧勝を決めた。勝ち時計59秒0は当日の1勝クラスと同じ。能力は高い。
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