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【直撃取材!プロ予想家最速予想】根岸S2024「夢月」「真田理」の狙いは!? 注目馬&妙味ある穴馬候補に迫る!

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【直撃取材!プロ予想家最速予想】根岸S2024「夢月」「真田理」の狙いは!? 注目馬&妙味ある穴馬候補に迫る!


毎週プロ予想MAXの予想家に週末重賞への見解、注目馬について取材、紹介する連載「プロ予想家最速予想」。第51回は根岸Sについて真田理プロ・夢月プロの2名にお話を伺いました。早速、レースへの見解と注目馬を紹介していきます。



真田理ー"億千万男"の異名を持つカリスマ予想家



―予想のポイントからお願いします。


4歳馬が馬齢の高い馬に通用するかですね。ダートは年月をかけて馬が強くなっていく過程があるので、その点から実績のある馬の壁は厚いかなと考えています。

―いただいた資料だと、タガノビューティーを含む数頭の指数が高く、4歳馬はそれより低いわけですが、成長力と伸びしろで壁を越えられるかという話ですか。

おっしゃるとおりですね。

―では、4歳馬は前走余裕のある勝ち方で、かつ東京コースに向く馬は狙える感じですかね。

そうですね。あとは、冬場の時計のかかる馬場もひとつポイントになると思います。

―今の馬場が合うのはどのようなタイプになるでしょうか。

よく言われる馬格のある馬がいいです。反対に言うと、今回ならフルムのような小回り向きの馬はダメですよね。コンパクトさがあり、脚の回転が速い。時計がかかったり、余分に外を回したり、長い脚比べになったりすると厳しいです。

―ありがとうございます。ちなみに回避したドライスタウトがいたら、評価はどうでしたか。


もうドライスタウトしかないでしょうね。

―なるほど。では、前走武蔵野Sでドライスタウトの2着に走ったタガノビューティーからお聞きします。道中はかなり促されつつの追走でしたが、1ハロン短縮で流れに乗れるでしょうか。

いや、おそらく乗れないです。ですから、今回の距離だとより流れに左右されるでしょうね。

―前崩れの展開にならないときついと。

そのとおりですね。ただ、今年の低調な面子だと力は上位ですから、終わってみたらタガノが上だったという可能性もあります。その一方で今回の人気だと狙いづらく、狙いどころは前走でしたよね。

―4歳馬以外で積極的に狙いたい馬がいればお願いします。

シャマルですね。多少リスクがあっても狙うならここかなという。

―資料を見ると「長い直線・中央の砂」が合い、あとは「外枠」を引てくれるといいと。


対戦比較とレース内容からは、ここだと一番強いとみています。

―おお。一番強い。

7走前の盛岡マイルですね。できればレース映像を見てほしいんですが、4コーナーでモタつき、追い出しが遅れてしまっているんですよ。それがなければ楽勝していたレースと考えています。

―勝ち馬はカフェファラオですか。

※レース映像を見始めます。

4角で川須騎手が折り合いを自爆したような形になり、しっかり追っているのに馬が反応しない形なので、騎手が上手く乗れずにとりこぼしたレースとみていますね。

―4角でモタついて……なるほど。その川須騎手に今回戻りますよね。

いやあ、本当によくないと思いますよ。


―(笑)。騎手や休み明けをふまえても、人気がないままなら食指が動く感じですか。

ノーマークですよね、今回は。それならと思います。あとは外枠を引いてくれたら。

―4歳馬をお聞きしていくと、資料にはサンライズフレイムの欄に「外枠なら本命視」とありますが、この馬はどうでしょうか。

コーナーがめちゃくちゃ苦手な馬ですね。すごく目につく馬です。前々走は道中中団くらいにつけていたのに、4コーナーを回ると最後方なんですよね(笑)。

―ああ、ありましたね。

ほかのレースを見ても、コーナーで置かれてしまうんですよね。能力は高いですが、なかなか見られない置かれ方をする馬です。

―そのほか、「直線抜け出してから最後まで追っている」と。これは俗に言うソラを使うみないことですか。

その率もあるんじゃないかという疑いですね。


―難点をいくつか抱えつつ、現状古馬に対して指数も低いのに本命視の可能性があるのは、ポテンシャルを感じるわけですか。

そのとおりですね。おそらくは東京のワンターンがこの馬にとっては向く舞台ですから、その部分にも期待があります。

―6戦5勝3着1回で、その3着は東京ですが、この敗因は内枠にありますか。

それもあると思いますし、出遅れから騎手がリカバーせず馬なりで走らせた点、これが最後脚を余すことに繋がったのかなと。あとは、思ったほどコーナーで進んでいかないこともあったのではないかと思います。

―そのレースの勝ち馬パライバトルマリンもいますが、この馬はどうですか。

テンが速く、距離短縮でも流れに乗れると思いますが、問題は息がしっかり入るかでしょう。仮にハナに立っても、番手の馬が二の脚でハナを奪いに来たとき対応できるか。そこを考えると、おそらくできないだろうとみています。

―最後にもう1頭、4歳の人気馬にエンペラーワケアがいますが、ここでも通用するでしょうか。

通用する率もあるでしょうけど、やってみないという感じです。負けた3走前に内枠から無理やりハナを奪い、ハイペースを作ってますよね。揉まれると弱いとか、包まれたらよくないとか、松山騎手にあらかじめ伝えられているかのような騎乗なんですよ。手脚と胴が長く、とても器用そうには見えない。広い東京コースは合う一方、内枠だと嫌という感じです。外枠から先行馬を見ながら進める形がいいでしょうね。



取材後記:ほかに押さえたい馬としてケンシンコウ、前残りならヘリオスの名前が挙がりました。シャマルには外枠を引いてほしいですね。著書『馬券億り人の勝負手!』も、ぜひご一読ください。


夢月ー高精度の数値化が生み出す至高のデジタル予想



―予想のポイントからお願いします。

実力が素直に反映されやすい、ごまかしの利かないコースなので、基本的には地力のある馬を狙いたいですね。

―前半に下りがあるためか、差しの決まる印象ですが、その点はいかがでしょう。

前にいく馬にも控える馬にも、強力な馬が複数いますし、流れは何とも言えないところがあり、展開面でのアプローチは難しいのかなと思っています。

―出走予定馬のなかで、東京ダート1400mへの適性が高いと感じる馬がいればお願いします。


距離的にですが、パライバトルマリンヘリオスの短縮は良いと思います。どちらもスピードタイプですし東京は既に走っており問題ありません。

―反対に適性が低いと感じる馬はいるでしょうか。

適性が低いのはピアシックですね。こちらも距離ですが、1400mだとラストの脚が鈍るので厳しいと思います。何度も上がり最速で走っている末脚自慢ですけど、1400mでは意外と上がり最速がないんですよね。

―適性面で評価の高いパライバトルマリンは、古馬の牡馬と初対決ですが、ここでも期待できますか。

まず、気性が前向きで近走は距離が合っておらず、能力だけでこなしている感じがします。それでもこれだけ安定感があるのは力がある証拠かなと。

―近走3走は牝馬限定の交流重賞でいずれも馬券内ですね。

また、1勝クラスでは今回人気のサンライズフレイムを下していて、この時ラスト100mでバテてしまったので1400mならもっと楽に勝っていたのではないかと思います。サンライズフレイムも成長しているので単純に評価は出来ませんが、一度勝っているのにこちらが穴評価でいてくれるなら狙っておきたいです。

―そのサンライズフレイムはどう評価されていますか。


不利を受けたとき、すぐに立て直す機動性がないので、内枠を引くと競馬が難しくなると思います。

―言語化するとそうなりますか。大味な印象はありますね。

外枠でもあまり外を回すと届きませんし、控える競馬ならリスクは大きいですね。ただ、前走はリングハミの効果でしっかり脚を溜めることができて末脚に磨きがかかった感じですし、力はここでも上位ですから軽視は禁物です。人気を考えるとここから積極的には狙いにくいというイメージですね。

―同じく4歳馬で人気になりそうなエンペラーワケアはいかがでしょう。

今回も期待できると思いますよ。前走は厳しいペースで先行したのにもかかわらず、残り100mあたりから軽く追う感じで突き離しましたから、中身が濃かったですし、まだ底も見せていないので通用するレベルにあるはずです。

―現状、何か課題はあるでしょうか。

3走前にかなりのハイペースを刻んでまで先手を主張した点ですね。あれだけ無茶をしても残れる地力の高さを評価してもいいのですが、スムーズに外を取れたレースとは違い絶対に逃げる意思が見えたので、そういう弱さを抱えているのかもしれません。

―3枠5番から主張したレースですね。となると枠が重要ですか。


外枠なら勝ち負けになっても不思議はなく、軸で期待できると考えています。反対に内枠なら周りの馬によって危険信号、中枠ならオッズとの相談というところです。

―こちらも4歳ですが、一時の勢いがないオマツリオトコは、もう巻き返しは難しいでしょうか。

ある時から溜めても脚が使えなくなりましたね。馬具を工夫しても変わらずで打開するのは難しそうです。以前はもっと前向きがありましたし、衰えというより気持ち次第だとは思うんですけど……。

―ちょっと厳しそうですね。古馬の実績上位はタガノビューティーかと思います。明け7歳ですが、ピークアウトした感じはあるでしょうか。

ピークは4歳頃の気はしますけど、反応が良く決め手にも安定感があり、今でも大きな衰えはないですね。ブリンカーを着けてからは全盛期に近い走りを見せていますし、まだまだ通用します。

―左回りのワンターンの印象が強い馬ですが、東京ダート1400mと東京ダート1600mだと、どちらが競馬をしやすいでしょうか。

東京1400mのほうが決め手の破壊力はありますね。実際に根岸Sは強かったです。ただ、あくまで東京ではという話で、直線が長くない競馬場だと1600mくらいあったほうが忙しくない感じがします。

―前走は東京ダート1600mの武蔵野Sでも2着でしたね。


武蔵野Sは直線窮屈なところがあり追い出すのに時間がかかりましたが、全力で追ってからの伸びは凄まじいものがありました。スムーズならドライスタウトをもっと追い詰めたはずという点を考えると、価値のあるレースだったと思います。1400mに戻って昨年ほどのレースができればここも勝ち負けになるのではないでしょうか。


取材後記:枠順次第で、ひと波乱あってもよさそうですね。パライバトルマリンタガノビューティーに注目です。


以上、プロ予想家2名の根岸Sへの見解と注目馬を紹介しました。揃って比較的高評価というところだと、タガノビューティーでしょうか。枠順が大きなポイントになりそうですね。


(文・垣本大樹)

⇒気になる最終結論は、レース当日のプロ予想MAXでチェック!(予想をアップする時間帯は予想家によって異なります。)
月プロの最新予想ページはこちら
田理プロの最新予想ページはこちら

※週末の枠順発表までは直前週結果ページへ遷移します。

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