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毎週プロ予想MAXの予想家に週末重賞への見解、注目馬について取材、紹介する連載「プロ予想家最速予想」。第46回は朝日杯FSについて伊吹雅也プロ・霧プロの2名にお話を伺いました。早速、レースへの見解と注目馬を紹介していきます。
【伊吹雅也】―本質を見抜く的確なデータ分析
ウマニティ、JRA公式HPをはじめ、多数の媒体で鋭い見解を披露。独自、かつ的確なデータ分析で目から鱗の穴馬を推奨する伊吹雅也プロに朝日杯フューチュリティSの予想についてお聞きしました。
―予想のポイントからお願いします。
近年の朝日杯フューチュリティSは、ノーザンファーム生産馬と実績馬が優勢です。生産者がノーザンファーム以外、かつ“JRAの、1500m超の、オープンクラスのレース”において1着となった経験がない馬は、2018年以降[0-1-2-49](馬券内率5.8%)と苦戦しています。今年はこの条件をクリアしている馬がかなり少ないので、大胆に買い目を絞り込みたいところです。
―かなり好走の率が低い条件ですね。出走馬の生産牧場・距離・クラス・着順には注意を払いたいです。ほかに朝日杯フューチュリティSを対象としたレースで、買い目を絞りやすいデータはあるでしょうか。
“同年10月以降の、JRAの、芝のレース”において“着順が1着、かつ上がり3ハロンタイム順位が2位以内”となった経験のない馬は、2018年以降[0-0-0-48](馬券内率0%)と3着以内なしとなっています。暑い時期のレースしか勝っていない馬や、先行力の高さを活かして勝ち上がってきた馬は強調できません。シュトラウスがこの条件に引っ掛かっている点は少々気掛かりです。
―末脚のしっかりしたタイプがいいのはわかりますが、好走馬なしとは驚きですね。前述の条件に加え、上がり実績にも注目したいです。阪神芝1600mという条件で狙いたい馬はいるでしょうか。
今春にリリースした『血統&ジョッキー偏差値2023-2024 ~儲かる種牡馬・騎手ランキング~』でも指摘したとおり、阪神芝1600m外は川田将雅騎手の期待値が思いのほか高いコースです。2020年5回阪神から2023年5回阪神(12月10日終了時点)までの期間中に限ると、3着内数が43回、3着内率が58.1%、複勝回収率が91%でした。
―阪神芝2000mだと毎回来ている印象ですが、マイルの91%というのもすごいですね。
鞍上のコース適性が高いので、ジャンタルマンタルのコース替わりはそれほど心配しなくても良いでしょう。
―乗り替わりでも不安なしと。現状、軸として考えているのはどの馬でしょうか。
ダノンマッキンリーは高く評価して良さそうです。出走数が3戦以上、かつ“JRAの、G1・G2のレース”において1着となった経験がない馬は2018年以降[1-0-0-42](馬券内率2.3%)ですから、基本的にはキャリア2戦以内の馬を重視するべきレースと言えます。多少なりともコース替わりが嫌われそうな今回は、狙い目と言って良いのではないでしょうか。
―2歳戦らしいというか、経験より素質といったところでしょうか。最終的なオッズも気になりますね。穴っぽいところで、好走条件に合致している馬がいればお願いします。
先月リリースした単行本『ウルトラ回収率 2024-2025』でも指摘したとおり、阪神芝1600m外は最内枠に入った馬の期待値が高いコースです。2020年5回阪神から2023年5回阪神(12月10日終了時点)までの期間中に限ると、馬番が1番、かつ前走の上がり3ハロンタイム順位が2位以内だった馬は、3着内数が22回、3着内率が50.0%、複勝回収率が161%でした。前走で出走メンバー中上位の上がり3ハロンタイムをマークした馬が最内枠に入ったら、しっかり押さえておきたいです。
―枠順・前走の上がりに注目ですね。後者の条件該当馬には、内枠を引いてほしいところです。最後に登録馬のなかで、データ的な面を度外視して、印象に残る走りをした馬とレースを挙げていただきたいです。
ジャンタルマンタルはデビュー戦が素晴らしい内容でした。道中は先団を追走し、残り200m地点のあたりで先頭を捕らえると、そこから瞬く間に後続を引き離しています。最後はかなり流していたにもかかわらず、上がり3ハロンタイムは出走メンバー中トップ。2着に負かしたキープカルムが次走の未勝利を完勝していますから、メンバー構成に恵まれたわけではありません。将来が楽しみな一頭です。
取材後記: 『血統&ジョッキー偏差値2023-2024 ~儲かる種牡馬・騎手ランキング~』『ウルトラ回収率 2024-2025』(ともにガイドワークス)を有効活用すれば、価値のある条件を手軽に見つけられますね。みなさま、AmazonへGOです!
【霧】ー25週キングの座に君臨!競馬予想界のファンタジスタ
戦歴、レース内容や指数の研究により、的確に出走馬間の力関係を把握し、そこへ長年の馬券生活で育まれた豊富な血統知識をブレンドして、コンスタントに人気薄の激走を見抜く霧プロ。今年の朝日杯フューチュリティSはどう映っているのでしょう?
―2歳馬ですし、各々課題を抱えながらだと思いますが、ポイントはどのあたりでしょうか。
人気は偏るような気もしますが、どの馬も怪しく見えますよね。
―ダノンマッキンリー、シュトラウス、ジャンタルマンタルあたりですか。1頭ずつ、ダノンマッキンリーから評価をお願いします。
シュトラウスにも言えることですが、気性面が心配ですよね。マイルに伸びて抑えが効くかどうか。血統的には「まさにマイラー」って感じなんですけど。一方で、モーリス産駒らしい前向きさも出ているという。
―なんとも難しいですね。反対に良さはどのあたりでしょうか。
馬単体の素質はかなり高いと思うんですよね。長い間、競馬を見てきたなかでの感覚的な部分ですが、順調なら大きいところを獲る馬なのではないかという。
―おお。今回ダメでも、追わなければいけませんね。以前、モーリス産駒は少し成長の時期が遅いという話もありましたが……。
そうなんですよね。そのあたりの話は『霧プロのキーホース診断』で詳しく書いているのですが、完成するのに時間がかかるかもしれませんね。
―さらに判断に悩まされますね(笑)。同じく気性面が課題というシュトラウスについてもお願いします。
シュトラウスも同じくらい危うい馬だと思いますよ。
―前走の東スポ杯2歳Sを勝ちましたけど、ペースは比較的流れていましたね。
いい感じのペースメーカーがいてくれましたよね。キレやすいというか、ダメなときはとことん沈む血統なんですよ。新馬戦からその傾向は見えていて、当時も指摘していたのですが。
―お母さんはブルーメンブラットですか。
兄妹はほとんど勝ち上がっているいいお母さんなんですけどね。お姉さんのフォラブリューテも、新馬戦は強い勝ち方でしたが、桜花賞大敗後はほとんど2桁着順でしたから。
―ピンパーな子を出しやすいんですね。ジャンタルマンタルはどうでしょうか。
前走のデイリー杯で口を割っていたのはちょっと気になりますよね。新馬戦はそういった面はなかったんですが。それでも、しっかり脚を使えていましたし、上位3頭のなかでは一番マシじゃないですかね。
―信頼度ではこの馬ですかね。
そうですねえ。気性的な悪さを見せても、まとめてきそうといか、ほかの2頭は着外とかも普通にありそうなので。
―ダノンマッキンリーには器さの大きさを感じる部分もあったようですが、ジャンタルマンタルとシュトラウスはどうでしょうか。
ジャンタルマンタルも新馬戦で強いなあと思ったので、この馬もけっこういいところへいく気はしますね。ただ、シュトラウスにはそれを感じなかったんですよ。
―これは面白いですね。着差だけでは測れない何かがあると。3頭それぞれの危うさを挙げていただきましたが、軸は3頭以外からになりますか。
いや、とはいえ3頭以外にもこれといった馬がいないんですよね。現状、軸にするならジャンタルマンタルですかね。
―人気馬からいっても、そこそこつきそうですしいいですね。ジャンタルマンタルの前走はデイリー杯2歳Sですが、この組ではシンプルに上という感じでしょうか。
この時はわりと外差しの利いている馬場でしたよね。そのなかで内からズバンと抜けてきたのを見ると、一枚上と見ていいと思います。
―2着馬は外を回して外から来て、3着馬はどうですか。最後はいい脚だったと思いますが。
死んだふりの戦法がはまったようにも見えるんですよね。それ以前のパフォーマンスを見ても、G1でさらに着順を上げてくるイメージは湧かないですね。
―ありがとうございます。ほかだとエコロヴァルツあたりが人気ですかね。この馬もコントロールが難しそうですが。
この馬が読めないですよね。コスモス賞以来、そこまで強い相手とやっていないですが、新馬戦はルシフェルを相手にしてないんですよね。スケールが大きい可能性もなきにしもあらずという。
―頭妙味ありかもしれませんね。折り合い難を抱える上位馬にとって、ペースは重要になりそうですが、逃げるのはセットアップですかね。
逃げそうですよね。
―札幌2歳Sは圧勝でした。
まあ、あれは馬場でしょうね(笑)。
―ほぼ全レース前々でしたね、あの日は。
前に行かなければ話ならない馬場でしたから。ただ、2戦目の未勝利戦は良いスピードを感じました。デクラレーションオブウォーの子というか、気分良く行くと強いタイプかなと思います。
―ペース的にはどうでしょう。
セットアップは緩めて逃げるタイプではないので、この馬がガンガン飛ばしてくれると、ダノンマッキンリーやシュトラウスは走りやすくなるでしょうね。
―うーん、嫌いたいけど、ペースは合いそうな……、難しいですね。最後に穴っぽいところで期待できそうな馬がいればお願いします。
可能性があるとすれば、タガノエルピーダかなと。新馬戦はタイム的に評価できますし、好位から運びながらきれいなラップを刻んでいて、2着馬もあっさり勝ち上がりましたからね。大穴を挙げるなら、タガノデュードですかね。調教は動くけど、実践に結びつかないタイプでしたが、距離短縮した前走が妙に強い勝ち方で、もしかしたらという期待はあります。
取材後記: 人気馬3頭の取捨がポイントになりそうななか、非常に参考になりました。タガノ2頭が上手く絡んできてくれると、いい感じで有馬記念へと向かえますね。
以上、プロ予想家2名の朝日杯フューチュリティSの見解と注目馬を紹介しました。ダノンマッキンリーとジャンタルマンタルの高評価、シュトラウスの危険視まで一致しましたね。
(文・垣本大樹)
⇒気になる最終結論は、レース当日のプロ予想MAXでチェック!(予想をアップする時間帯は予想家によって異なります。)
伊吹雅也プロの最新予想ページはこちら
霧プロの最新予想ページはこちら
※週末の枠順発表までは直前週結果ページへ遷移します。
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