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今週はJRAの下半期のダート王決定戦、チャンピオンズCが中京競馬場で行われる。2月のフェブラリーSでGⅠ初勝利を挙げたレモンポップ(牡5歳)の田中博康調教師(37)=美浦=を直撃。前走・南部杯では2着に12馬身差をつける大楽勝で復帰戦を飾った。年間統一王者に向けて、夏を越しての変化や初の1800メートルについて聞いた。(聞き手・板津雄志)
──前走の南部杯は2着に2秒の大差をつける大楽勝だった
「ドバイ遠征(ゴールデンシャヒーン10着)が終わって休んでいる間に体形的に成長してきたと感じていたので、また違ったパフォーマンスができればと思っていましたが、正直、ここまでとは想像できませんでした」
──夏の間の成長は海外遠征したことも糧になっているのか
「ドバイの競馬が終わった後、馬に申し訳ない気持ちしかなかったけど、厳しい競馬の中で今まで経験したことがない敗北を味わい、馬にも何か思うところがあったのかもしれません。ああいう敗戦の後なので、前走のレース前は半信半疑の気持ちでした。あの勝ち方には、ただただ驚きましたね」
──目を見張る成長力
「米国血統で早熟と思われるかもしれませんが、この馬にそのイメージはないですね。今が、これからが、本格化だと思っています。いつも夏の休養で少しずつ良くなるけど、今回は特に成長した感じ。前躯が立派になって、前後のバランスが取れてきました。毛づやを見ても(この中間で)一段階、輝きを増したと思います」
──前走の疲れは
「馬にとっては結構、楽勝だったようで、大きな疲れはなかったです。米国遠征も候補に入っていたくらいですから。帰厩後も元気がいいです。冬場がいいので(この時期は)コンディションを整えやすいです」
──1週前追い切りはWコースで長めから時計を出し、7ハロン96秒6─11秒7で併入した
「脚元もしっかりしてきたので、前走くらいから負荷を微増させています。長めから道中で息を入れて、もう一度、ファイトできるか、緩急をスムーズにつけられるかを見ました。動き自体も迫力とまとまりがあって、良かったと思います」
──今回は未知の1800メートル
「過去最大のチャレンジになりますね。それほど今までと異質のことを求めなければならない。コーナー4つの競馬も初めてで、馬も戸惑う可能性が高い。もともと1600メートルでも長いと思っていたくらいですから、越えなければいけないハードルは高いです。中距離を走る上で、バランスを改善しなければならないところはあります。中間は1800メートルを意識して取り組み、舞台克服のために何ができるのか模索しています」
──厳しい戦いと分かって、チャンピオンズCに進む理由は
「JRAのダートGⅠは(フェブラリーSの)1600メートルと(今回の)1800メートルしかありません。南部杯のあの競馬を見たら、この馬の可能性にかけてみようかと。今年のフェブラリーSもそうですが、いつもこちらの想像を超えてくる馬ですから」
■田中 博康(たなか・ひろやす) 1985(昭和60)年12月5日生まれ、37歳。埼玉県出身。2003年にJRA競馬学校騎手課程に入学。06年3月に騎手免許を取得し、美浦・高橋祥泰厩舎からデビュー。09年エリザベス女王杯(クィーンスプマンテ)でGⅠ初勝利。16年に調教師試験に合格し、17年2月に騎手を引退。JRA通算3727戦129勝(うち重賞3勝)。18年3月に美浦で開業。27日現在、JRA通算1194戦143勝。重賞はGⅠ1勝を含む5勝。
★年間統一王者は過去3頭
現在、JRAでは2月のフェブラリーS、12月のチャンピオンズCと2つのダートGⅠが行われている。チャンピオンズCの前身、JCダート時代を含めて、同一年に2つとも勝って〝統一王者〟となったのは2000年ウイングアロー、11年トランセンド、17年ゴールドドリームの3頭。フェブラリーSはワンターンの1600メートル、チャンピオンズCはコーナー4つの1800メートルと距離に加えてコース設定が違うため、両方とも勝つのはなかなか難しいようだ。
★歴代2位タイのレーティング
今年の南部杯でレモンポップが記録したレーティング120ポンドは、2001年以降の国内ダート戦線ではアグネスデジタル(02年フェブラリーS)、テーオーケインズ(21年チャンピオンズC)と並ぶ2番目に高い数字だ。最高はクロフネが01年JCダート(チャンピオンズCの前身)でマークした123ポンド。歴代トップクラスの評価を受けただけに、今回も侮れない。
★レモンポップの今年のあゆみ
今年初戦の根岸Sで重賞初タイトルを手にすると、坂井騎手と初コンビを組んだフェブラリーSでは、直線半ばで先頭に立つ盤石の内容でGⅠ初挑戦初制覇。距離不安説を一蹴し、単勝1番人気の支持に応えた。ゴドルフィンマイル(1600メートル)と両にらみの末、出走に踏み切ったドバイゴールデンシャヒーン(1200メートル)は中団追走も伸び切れずに10着に沈み、デビュー以来の連対記録は11で途切れた。しかし、帰国初戦の南部杯で汚名返上。スピードの違いからハナに立つと、後続に付け入る隙を与えない圧巻の逃走劇で2つめのビッグタイトルをゲットした。
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