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天皇賞・秋が29日、東京競馬場で行われ、クリストフ・ルメール(44)=栗東・フリー=騎乗で1番人気のイクイノックス(美浦・木村哲也厩舎、牡4歳)が圧勝。史上3頭目の連覇を果たし、GⅠ5連勝を成し遂げた。勝ちタイム1分55秒2は従来の記録を0秒9も更新する圧巻のJRAレコード。世界一の実力を証明し、次走はジャパンC(11月26日、東京、GⅠ、芝2400メートル)で新たなライバルを迎え撃つ。
◇
これが世界ナンバーワンの実力だ。史上最高レベルのメンバーが集結したにもかかわらず、府中の長い直線はイクイノックスの独壇場。ライバルたちの鞍上が激しく手綱を動かす中、3番手につけたルメール騎手は残り300メートルまで末脚を温存し、先頭に立ってからは影も踏ませぬ勢いでぐんぐんと伸びていった。電光掲示板にはレコードの文字。勝ちタイム1分55秒2はトーセンジョーダンの記録を0秒9も更新するJRAレコードだ。
「安心しました。(レーティング)世界一の馬ですし、世界中のみんなが彼のレースを見ているから、いい競馬をしたいと思っていた。イクイノックスの力を見せられてよかったです。それにしても、ゴール後に時計を見てビックリしましたね」
7万7870人の大観衆の前で改めて世界一の実力を証明した。春秋通じて8度目の天皇賞制覇となったルメール騎手は、馬上でヘルメットを取り、観戦された天皇、皇后両陛下に最敬礼。両陛下からは拍手が送られた。
果敢に先手を奪ったジャックドールが1000メートル57秒7のハイペースを刻んでも、「イクイノックスにとっては普通のペース」とルメール騎手は涼しい顔。直線では坂を上ってからフルパワーを発揮させ、ラスト200メートルで「ターフビジョンを見たら後続と3、4馬身差くらいあったし、イクイノックスも全然疲れていなかったので、そこで勝ったと思いました」と勝利を確信していた。
同期のドウデュース(7着)にも日本ダービーで敗れた借りを返したイクイノックスは、オーナーサイドが明言した通りジャパンCへ向かう。今年の3冠牝馬リバティアイランドとの初対決が注目だ。主戦は「3冠馬はリスペクトしなければならない」としながらも、「リバティアイランドをよくマークしたい。勝つ自信はあります」と力強く言い切った。
「体がすごくパンプアップして大人になった。彼はまだ良くなれる、まだ強くなれる。まだタフになれる」
2002&3年シンボリクリスエス、19&20年アーモンドアイに次ぐ史上3頭目の連覇も成し遂げた世界王者は、一体どこまで強くなるのか─。GⅠ5連勝を果たしたイクイノックスに世界中が熱視線を送っている。(板津雄志)
■イクイノックス 父キタサンブラック、母シャトーブランシュ、母の父キングヘイロー。青鹿毛の牡4歳。美浦・木村哲也厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は㈲シルクレーシング。戦績9戦7勝(うち海外1戦1勝)。獲得賞金17億1158万2100円(うち海外4億5889万100円)。重賞は2021年GⅡ東京スポーツ杯2歳S、22年GI天皇賞・秋、GI有馬記念、23年GIドバイシーマクラシック(UAE)、GI宝塚記念に次いで6勝目。天皇賞はクリストフ・ルメール騎手が8勝目。木村哲也調教師は2勝目。馬名は「昼と夜の長さがほぼ等しくなる時」。
★世界レコードで完勝!
競馬のタイムには公式の世界記録は存在しないが、2000メートルでは1999年9月26日にチリのサンティアゴ競馬場で行われた3歳GⅠナシオナルリカルドリオン賞(芝)で牝馬クリスタルハウスがマークした1分55秒4が最速とみられている。南米の芝コースは速いタイムが出るが、イクイノックスの1分55秒2はこれを0秒2上回っており、〝世界レコード〟といえそうだ。
★総獲得賞金歴代6位に
今回の勝利でイクイノックスの総獲得賞金(JRA以外の競走も含む本賞金+付加賞)が17億1158万2100円となり、オルフェーヴルを抜いて、歴代6位にランクアップした。ジャパンCを勝利すれば、本賞金5億円+付加賞が加算され、現在1位のアーモンドアイ(19億1526万3900円)を超えて歴代トップに躍り出る。夢の〝20億円ホース〟の誕生が期待される。
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