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10月1日の中山11Rで行われた第57回スプリンターズステークス(3歳以上オープン、定量、GI、芝1200メートル、16頭立て、1着賞金=1億7000万円)は、川田将雅騎手の3番人気ママコチャ(牝4歳、栗東・池江泰寿厩舎)が好位追走から直線で早めに抜け出すと、内から迫るマッドクール(6番人気)との大接戦をハナ差制した。昨年の優勝馬ジャンダルム、春の高松宮記念を制したファストフォースが引退し、混迷を極めるスプリント界に新女王が誕生、偉大な姉ソダシに続きGIタイトルを奪取した。同馬の父クロフネは初年度産駒がデビューした2005年から19年連続でJRA重賞制覇。タイムは1分8秒0(良)。
2着からさらに1馬身遅れた3着にナムラクレア(1番人気)が入り、2番人気のアグリは7着に敗れた。
スプリンターズSを勝ったママコチャは、父クロフネ、母ブチコ、母の父キングカメハメハという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は金子真人ホールディングス(株)。通算成績は13戦6勝。重賞は初勝利。池江泰寿調教師は22年ジャンダルム、川田将雅騎手は18年ファインニードルに次いでスプリンターズS2勝目。
◆池江泰寿調教師(1着 ママコチャ)「感無量です。まさかスプリントGⅠを連覇できるような厩舎になるとは思っていなかったので、本当にうれしいです。ペースが流れていたので4コーナーの位置は(進出が)早いなと思っていました。ゴールでは勝ったか負けたか分からず、ハラハラしました。スピードも持続力もあって頭のいい子。(全姉のソダシとは)イメージで重なる部分はあります」
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