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【宝塚記念の注目点】レーティング世界1位イクイノックスの帰国初戦 勝って獲得賞金10億円を突破できるか!?

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【宝塚記念の注目点】レーティング世界1位イクイノックスの帰国初戦 勝って獲得賞金10億円を突破できるか!?

★世界1位の帰国初戦に注目! 昨年のJRA賞年度代表馬イクイノックス

ファン投票1位のイクイノックス(牡4歳、美浦・木村哲也厩舎)が、4個目のGIタイトル獲得を目指す。イクイノックスは昨年の天皇賞・秋有馬記念を制しJRA賞年度代表馬に輝いた。今年初戦となった前走のドバイシーマクラシックでは、デビュー以来初めて逃げる形を取ったが、2着馬に3馬身半差をつける圧勝で海外GI初勝利を挙げた。イクイノックスはドバイシーマクラシックの走りが評価され、IFHA(国際競馬統括機関連盟)から発表された最新のロンジンワールドベストレースホースランキングでも単独トップをキープするレーティング129を獲得しているが、ファンの支持に応え世界1位の実力を示す勝利を挙げることができるだろうか。勝てば、出走馬をファン投票によって決めるドリームレースの宝塚記念有馬記念の両制覇は史上16頭目となる。

★勝てばJRA獲得賞金が10億円を突破 国内外でGI3連勝中のイクイノックス

イクイノックス(牡4歳、美浦・木村哲也厩舎)は昨年秋以降、天皇賞・秋有馬記念ドバイシーマクラシックと国内外でGI競走を3連勝している。JRA競走での獲得賞金は8億660万2000円で、1着賞金2億2000万円の宝塚記念を制すれば、史上21頭目のJRA獲得賞金10億円以上馬となるが、イクイノックスは連勝を伸ばすことができるだろうか。勝てば、騎乗予定のクリストフ・ルメール騎手は2021年クロノジェネシス以来2年ぶり2回目、管理する木村調教師は初の宝塚記念制覇となる。


★前走の天皇賞・春でGI初制覇 GI連勝を狙うジャスティンパレス

天皇賞・春でGI初制覇を遂げたジャスティンパレス(牡4歳、栗東・杉山晴紀厩舎)が、宝塚記念でGI連勝を狙う。昨年は3冠レースすべてに参戦して皐月賞9着、ダービー9着、菊花賞3着という成績を残し、暮れの有馬記念では7着だった。ジャスティンパレスは4歳となった今年、阪神大賞典天皇賞・春を連勝している。グレード制が導入された1984年以降、天皇賞・春優勝馬は同年の宝塚記念で22戦7勝、2着4回(勝率.318、連対率.500)という成績を挙げているが、ジャスティンパレスは前走に続いてGIを制すことができるだろうか。鞍上にはJRA・GI初制覇を目指す鮫島克駿騎手が予定されている。

なお、ジャスティンパレスの毛色は青鹿毛だが、宝塚記念ではこれまで青鹿毛馬の優勝が一度もない。今年の登録馬では、ジャスティンパレスに加え、ファン投票1位のイクイノックス(牡4歳、美浦・木村哲也厩舎)、天皇賞・春2着のディープボンド(牡6歳、栗東・大久保龍志厩舎)の計3頭が青鹿毛馬だが、青鹿毛馬の初制覇が見られるだろうか。

★悲願のGI初制覇へ12回目の挑戦 天皇賞・春3年連続2着のディープボンド

ディープボンド(牡6歳、栗東・大久保龍志厩舎)は、2021年から3年連続で天皇賞・春で2着になるなど、国内外で11回GIに出走して4度の2着が最高成績となっている。過去、GIで5度の2着があった01年のメイショウドトウ、3度の2着があった02年のダンツフレームが悲願のGI初勝利を挙げているが、ディープボンドは12回目の挑戦で待望のGIタイトルを手にすることができるだろうか。鞍上には宝塚記念2勝の和田竜二騎手が予定されている。

★2戦連続ふた桁着順からの巻き返しなるか 昨年のジャパンC勝ち馬ヴェラアズール

ファン投票10位のヴェラアズール(牡6歳、栗東・渡辺薫彦厩舎)が、宝塚記念で昨年のジャパンC以来の勝利を目指す。昨年のジャパンC優勝後は有馬記念10着、ドバイワールドC13着と2戦連続でふた桁着順に終わったが、巻き返すことができるだろうか。なお、ファン投票で10位だった馬の優勝例は一度もなく、ヴェラアズールにはファン投票10位馬の初制覇がかかる。

ヴェラアズールはデビューから16戦連続でダート戦に出走していたが、昨年3月の淡路特別で初めて芝レースに出走して勝利を挙げると、そのまま芝で好走を続け、秋には京都大賞典ジャパンCを制した。ダート戦でデビューした馬が宝塚記念を勝てば、2008年エイシンデピュティ以来15年ぶりとなるが、ヴェラアズールは昨年の勢いを取り戻すことができるか。鞍上には松山弘平騎手が予定されている。


★3歳馬が11年ぶり参戦 幸英明騎手との新コンビで挑むドゥラエレーデ

今年の宝塚記念には、昨年のホープフルS勝ち馬ドゥラエレーデ(牡3歳、栗東・池添学厩舎)が登録している。3歳馬はレース創設以来27頭出走してきたが(※1968~86年は3歳馬の出走不可)、最高成績は63年コウライオー、2002年ローエングリンの3着となっており、ダービー馬のネオユニヴァース(03年4着)やウオッカ(07年8着)も古馬の厚い壁に阻まれ、勝利を挙げることはできなかった。3歳馬として11年ぶりの挑戦となるドゥラエレーデは、テン乗りとなる幸英明騎手とのコンビで出走する予定だが、歴戦の古馬を相手にどのような走りを見せるだろうか。なお、JRA2歳GI勝ち馬が勝てば、09年ドリームジャーニー以来14年ぶりとなる(※20年ホープフルS勝ち馬ダノンザキッド(牡5歳、栗東・安田隆行厩舎)も登録)。






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