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【日経新春杯】ヴェルトライゼンデがトップハンデ59キロで重賞2勝目 イーガン騎手が好リードでJRA重賞初制覇

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【日経新春杯】ヴェルトライゼンデがトップハンデ59キロで重賞2勝目 イーガン騎手が好リードでJRA重賞初制覇

2番人気のヴェルトライゼンデがパワフルな走りで差し切って重賞2勝目を挙げた。59キロを克服し、トップハンデでは2012年のトゥザグローリー以来の勝利。好リードが光ったデヴィッド・イーガン騎手(23)=英国=は、うれしいJRA重賞初制覇だ。



前日の雨で荒れた馬場をものともせずに突き抜けた。残り100メートル付近からグイッと伸びたヴェルトライゼンデが重賞2勝目。初コンビでもパートナーの特徴を把握し、Vに導いたイーガン騎手が白い歯を見せた。

「理想的なポジションで運べました。調教から抜け出すとソラを使う面も分かっていたので、他の馬と一緒に抜け出さないよう心掛けました」


中団前めで内々をロスなく運び、直線は芝の状態が比較的いい馬場の真ん中へ。外から迫るプラダリアと併せ馬のように伸び、内で粘るキングオブドラゴンもきっちりクビ差で捕らえる。スムーズな進路取りと気を抜かせない好騎乗が光った。

昨年12月から短期免許を取得している鞍上にとっては、8度目の挑戦でJRA重賞初勝利。検量室前で池江調教師から「ブラボー!!」と祝福されると、「アリガトウゴザイマス」と無邪気な笑顔を浮かべた。この日の中京10Rで騎乗停止処分を受けて22日までの騎乗になってしまったが、日本のファンに英国のホープの実力をアピールした。

59キロ以上を背負っての当レース制覇は、1999年のメジロブライト(59・5キロ)以来24年ぶり。芝平地重賞では2011年の京都大賞典ローズキングダム)以来12年ぶりで、池江調教師は「価値が高いね」とうなずいた。骨折、屈腱炎を乗り越えてつかんだ2つ目のタイトル。「脚元のこともあるので様子を見てになります」と慎重に話したが、今後はGⅠを目指す見込みだ。

ヴェルトライゼンデはドイツ語で『世界旅行者』。充実期を迎えた6歳が芝中距離界の勢力図を塗り替えるか。(山口大輝)



ヴェルトライゼンデ 父ドリームジャーニー、母マンデラ、母の父アカテナンゴ。黒鹿毛の牡6歳。栗東・池江泰寿厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は㈲サンデーレーシング。戦績13戦4勝。獲得賞金3億7804万7000円。重賞は2022年GⅢ鳴尾記念に次いで2勝目。日経新春杯池江泰寿調教師が12年トゥザグローリー、14年サトノノブレスに次いで3勝目。デヴィッド・イーガン騎手は初勝利。馬名は「世界旅行者(独)」。

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