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牝馬クラシック第2弾のオークスが22日、東京競馬場で行われる。混戦ムードが漂う中、主役となるのが史上16頭目の牝馬2冠を目指す桜花賞馬スターズオンアース。桜花賞がJRA・GⅠ初勝利だった高柳瑞樹調教師(46)=美浦=に、中間の調整過程や、東京2400メートルの舞台適性などを直撃した。(聞き手・内海裕介)
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--スターズオンアースで桜花賞をV。厩舎としても開業12年目で初のGⅠ制覇となった
「ありがとうございます。桜花賞は3年続けて挑戦(20年ケープコッド13着、21年ホウオウイクセル9着)させてもらっていて、そこで結果を出せました。実家にも花やお酒が届いたりして、周りの反響は大きかったですね」
--デビュー前の手応えは
「牝馬にしてはずいぶんガッチリしているな、というのが最初の印象。調教を進めると育成先から『この馬は間違いない』なんて報告を受けましたし、とにかく順調でした」
--2歳夏の新潟でデビューし、初戦は2着
「まずは結果より内容重視と考えていたし、レースぶりには納得しました。勝ち上がってからも重賞(フェアリーS、クイーンC)で2着が続きましたが、いい状態で順調に使っていけていたので」
--右にモタれる癖がある馬だが、前走はハミを替えるなど、作戦も見事に決まった(注)
「モタれる癖を出さなかったのはハミの効果もあったでしょうが、それまでのレースは直線で抜け出してしまってから、モタれているんです。前走は(2着の)ウォーターナビレラがギリギリまで目標になっていたのも、よかったのかもしれません」
--戴冠からひと月あまり。中間の雰囲気は
「短期放牧を挟むのはいつものパターン。牧場でもうまくケアしてくれて、いい状態で帰ってきました。オークスということで、1週前追い切り(12日美浦Wコース6ハロン83秒2)では折り合いとモタれる面を確認したが、もともと左回りの方が心配は少なく、実際に張る(モタれる)感じもなかった。反応よくしまいも動けて、感じは非常にいい。当週の稽古はルメール騎手に乗ってもらいます」
--今回は距離が800メートル延びる
「新馬、未勝利(1800メートル)と長いところを意識して使ってきた馬。賞金を加算するため、前走まで4戦続けてマイルを使ったことでハミ掛かりがどうなるかとも思ったけど、前走はこれまでと違ってレースで進んでいかなかったので、単純に距離が延びるのにはいいと捉えています」
--桜花賞馬として史上16頭目の2冠に挑む
「血統的(叔母に17年オークス馬ソウルスターリング)にもこの舞台に不安はないし、馬体のつくりも短いところの馬という感じではないですからね。プレッシャーも緊張感もありますけど、こっちがイレ込み過ぎないように、レースまでやっていきたいです」
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※注 高柳瑞厩舎では主にエッグビットと呼ばれる口への当たりが柔らかく、刺激の少ないハミを使用している。桜花賞でスターズオンアースが使用したのは水勒(すいろく)ハミと呼ばれる最もポピュラーなハミで、普段よりも制御力を少し高めることで、右にモタれる面を矯正した。
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今回のオークスには、栗東で厩舎を構える弟の大輔調教師もチューリップ賞4着のサウンドビバーチェを送り込む。弟は昨年のチャンピオンズCをテーオーケインズで制しており、兄弟ともにGⅠトレーナーだ。高柳兄弟のGⅠでの直接対決は今回が初めてで、どちらに軍配が上がるのかも注目される。
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高柳 瑞樹(たかやなぎ・みずき) 1975(昭和50)年8月1日生まれ、46歳。北海道出身。明大馬術部卒。99年に美浦・吉永正人厩舎で調教厩務員となり、伊藤伸一厩舎での調教助手を経て2010年に調教師免許を取得。翌年開業した。16日現在、JRA通算196勝(重賞2勝)。実家は北海道日高町で生産牧場を経営。栗東の高柳大輔調教師は実弟。
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