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12月29日の大井10Rで行われた第66回東京大賞典(GI、3歳以上オープン、定量、ダート・右2000メートル、16頭立て、1着賞金=8000万円)は、ミルコ・デムーロ騎手騎乗で断然の1番人気に支持されたオメガパフューム(牡5歳、栗東・安田翔伍厩舎)が道中は好位を追走し、手応えよく直線を迎えるとカジノフォンテンとの競り合いをクビ差制してゴール。チャンピオンズCを制したチュウワウィザードや、帝王賞とJBCクラシックで後塵を拝したクリソベリルが不在のなか、負けられない一戦を制しGI4勝目。レース史上初の3連覇を達成した。タイムは2分06秒9(良)。
クビ差の2着にはカジノフォンテン(9番人気)、さらに半馬身差遅れた3着にウェスタールンド(3番人気)が入った。
◆ミルコ・デムーロ騎手(1着 オメガパフューム)「馬が本当に大人になっていて、自分の仕事をすごいわかってる。きょうはほかの時よりはすごく手応えがよかった。行きっぷりがとってもよかったけど、やはり早めに先頭に立ったらちょっと物見をしてソラ使ってるから、少し併せにいって差し切れるのを待っていました。結構プレッシャーがかかっていました。3連覇とみんなが言っていましたから。みなさん、いつも応援してくれてありがとうございます。よいお年を」
◆張田昂騎手(2着 カジノフォンテン)「本当に悔しい。折り合いも完璧だったけど、外枠でテンに脚を使ったぶんか…。いや、自分の根性が足りなかった」
◆藤岡佑介騎手(3着 ウェスタールンド)「トップコンディションという感じだったから、スタートも出て、いつもより流れに乗って行けた。思った通りの競馬ができたが、流れが落ち着いてつかまえ切れなかった。もう少し流れてくれれば」
◆北村友一騎手(4着 ヒストリーメイカー)「スタートの1歩目がつまずき加減だったが、最後は内からしぶとく伸びてくれた」
◆御神本訓史騎手(5着 ミューチャリー)「大外枠はきつかったけど、よく頑張ってくれた」
◆繁田健一騎手(9着 モジアナフレイバー)「走りっぷりが良くなかった。結果的に南部杯の疲れがとれていないのかも」
◆川田将雅騎手(12着 ダノンファラオ)「競馬自体はスムーズにできましたし、直線も頑張れるのが特長なのですが、きょうはそういう走りができませんでした」
東京大賞典を勝ったオメガパフュームは、父スウェプトオーヴァーボード、母オメガフレグランス、母の父ゴールドアリュールという血統。北海道千歳市・社台ファームの生産馬で、馬主は原禮子氏。通算成績は19戦9勝(うち地方8戦4勝)。重賞は18年シリウスS(GIII)、東京大賞典(交流GI)、19年帝王賞(交流GI)、東京大賞典(交流GI)、今年の平安S(GIII)に次いで6勝目。東京大賞典は管理する安田翔伍調教師、騎乗したM.デムーロ騎手ともに一昨年、昨年のオメガパフュームに次いで3勝目。
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親のお陰の張田が2着とはビックリ!?
9番人気の中央の落ちこぼれを好走させる繁田以下には辛い仕事に成っただろう。
張田に能力と実力があれば文句も言われないが、所詮は中央の落ちこぼれでは偶然を装うしか同馬を好走させる術はなかったので、この後はいつもの張田の実力が発揮されて同馬も着外に敗れるのは必至。
要は、圧倒的人気馬が勝った(ミルコ)ので今回の2着がやらせに成っただけで、親の威を借る狐(張田昂)では代わりはいくらでも居ると言う証拠である!