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3歳3冠馬2頭との最初で最後の戦いで、最強女王が真の実力を見せつけた。世紀の一戦、ジャパンCが29日、東京競馬場で行われ、1番人気のアーモンドアイが自身の持つ史上最多記録を更新する芝GI9勝目をマーク。歴代獲得賞金ランキングでトップとなった。主戦のルメール騎手は天皇賞・秋からGI4連勝。2着に2番人気コントレイル、3着には3番人気のデアリングタクトが入った。
最後の最後まで、アーモンドアイは強いままだった。3冠馬3頭が激突する世紀の一戦。最強女王は後輩にトップを譲らずにゴールした。天皇賞・秋で自身がマークした芝GI最多勝利記録をラストランで更新。9つめの勲章を手にしてターフに別れを告げた。
「引退レースのジャパンCを勝って、無事に帰ってきました。それが一番うれしいです。きょうはさよならパーティーでしたけど、さすがアーモンドアイ。素晴らしい走りでした。絶対に日本で一番強い馬です」
主戦を務めてきたルメール騎手が誇らしげにパートナーをたたえた。2017年8月のデビュー戦から3年4カ月、全15戦のうち14戦でコンビを組んだ最愛の馬。前走の天皇賞・秋で芝GI最多勝記録を樹立した際には涙を流したが、「きょうはノークライ(泣かない)、ノーサッド(悲しくない)です」と満面の笑みを浮かべた。
女王らしく、そつのない戦いぶりだった。好スタートから道中4、5番手の内につける。キセキの大逃げにも動じることなく、直線の手応えも抜群。薄暗い東京競馬場の照明に照らされたゴール板を真っ先に駆け抜け、後輩の3冠馬2頭、コントレイルとデアリングタクトには、決定的といえる1馬身1/4差をつけ、現役生活を終えた。
「いいペースだと思いました。スムーズなペース。そうなった場合、一番強い馬が勝ちます。後ろ(の脚音)? 何も聞こえませんでした。彼女の手応えに集中していました」
もうレースで乗ることはない女王の背中の感触や、手綱から伝わってくるエネルギーを、心ゆくまで味わった鞍上は、満足そうに振り返った。
総獲得賞金は19億1526万3900円。キタサンブラック、テイエムオペラオー、ジェンティルドンナを抜き、戦前の4位から一気に歴代1位となった。
「(世界レコードで勝った)3歳のジャパンCは素晴らしかったけど、彼女の(強さの)ピークはきょうじゃないですかね。引退して寂しくなります。これでアーモンドアイの競馬のストーリーはフィニッシュです。でも彼女のストーリーは終わっていない。いい子供を産んだら、また乗れます。みなさんも子供を応援してください」
ルメール騎手は穏やかに別れを惜しんだ。女王は12月19日に中山競馬場で引退式を行い、その後は生まれ故郷の北海道・ノーザンファームへと帰る。この伝説のストーリーは、早ければ22年の春に誕生する子供へと受け継がれるに違いない。その日が来ることを、ファンは待ち望んでいる。 (柴田章利)
★生涯成績…15戦11勝(海外1戦1勝)。
★GI勝利数…9勝(2018年桜花賞、オークス、秋華賞、18&20年ジャパンC、19年ドバイターフ、19&20年天皇賞・秋、20年ヴィクトリアM)=芝では歴代最多。
★JRA重賞勝利…9勝=牝馬ではヒシアマゾンと並ぶトップ。
★東京重賞勝利…6勝=ウオッカと並ぶトップ。
★生涯獲得賞金…19億1526万3900円(うち海外3億9570万900円)=別表、歴代1位。
★通算レース距離…2万8500メートル(平均レース距離=1900メートル)。
★クラブ募集時の一口価格…6万円 (500口=総額3000万円)。
★馬名の由来…美人とされる顔の目の形。
★ジャパンCの着順&払戻金はこちら
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