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いやはや……やはり年度末は色々と忙しいですね。2週間もお休みを頂いてしまいました。
当コラムを読んで頂いている皆様の中にも、年度末は特に落ち着かない方が多いのではないでしょうか。
私も毎年、これくらいの時期から5月の連休が終わる辺りまでやることがいっぱい。
気付けば日本ダービーだった、というのがお約束みたいになっています。
まぁ、働かないとご飯は食べられませんから……我慢して一つずつ捌いていくしかないですね。
さて、近況報告はそこそこに、久々のコラムのお題は……やはりG1・高松宮記念でしょう。
絶対王者ロードカナロアが引退し、王位が空白となった今、どの馬がその座に就くのか注目されるところです。
昨年からずっと一線級で戦う馬は勿論、夏辺りから急速に力を付けてきた馬も多数おり、役者は豊富。
レースそのものが面白いのは間違いなさそうですし、予想する上でも色々な視点がありそう。
これから始まる春のG1戦線に弾みを付けるためにも、ここはびしっと的中させたいところですね。
◇
さて、有力馬が多い分どこから触れていいものか迷ってしまいますが、ここは前哨戦好走馬から参りましょう。
まずは、2月のシルクロードSで非常に強い勝ち方を見せたストレイトガール。
昨夏までは函館・札幌の実績のみが目立つ馬でしたが、年末には中京、年明けには京都と全く性格の異なる舞台で好走。
単純にスプリンターとしての資質が非常に高いのだということを印象付ける走りでした。
特に前走はシルクロードSというレースの歴史の中でも屈指のハイレベルな内容。
実力的にはG1を勝っても何らおかしくないところまで成長していると思います。
極端な脚質を持つ有力馬が多い中、先行しても差しても競馬が出来る自在性を持つというのは心強いですし、
京都のような高速馬場でも函館・中京のような時計の掛かる馬場でも問題なく力を発揮出来るのも魅力。
今回も見せ場を作ってくる可能性は高いと見ます。
シルクロードSにおいて、人気ではストレイトガールの上を行っていたのがレディオブオペラ。
ここまで京都の申し子とも言うべき戦績を刻んでいますが、それだけに鍵となるのは中京コースへの対応力。
逃げ一辺倒と馬ではないとは言え、ハクサンムーンやコパノリチャードといった先行馬が居る中、
長い直線、しかも急坂のある舞台を乗り切れるかどうか。
血統だけ見るとタフな舞台は向いている印象ですが、あまりにも京都で見せる走りが鮮やかなだけに少し心配です。
同じように自分の走りを出来るかどうか怪しいのが、阪急杯を逃げ切ったコパノリチャード。
逃げてペースを握れれば非常に強い反面、リズムを乱された時は2桁着順も当たり前といういかにも逃げ馬らしい馬です。
今回も強気にハナを叩ければ勝負になるメンバー構成だと思うのですが、
今回は本馬にとって初の1200m戦な上、待ち構えるのは現役屈指のテンの速さを持つハクサンムーン&レディオブオペラ。
スピード負けしてハナを奪えないという可能性がかなり高いように思います。
もしそうなった場合、好位に控えてしっかりと直線まで脚を残せるかどうか。
いずれにせよこの馬は勝つか惨敗か……非常に極端な結果になる気がします。
評価がかなり分かれそうなのがオーシャンS組。
中でも勝ったスマートオリオンに関しては、私もどこまで強いのかまだ測りかねています。
昨夏の函館で初めて1200mを使われ、そこで未勝利を勝ち上がり。
それからは一度も連対を外すことなく、前走に至っては連闘という厳しいローテにも関わらず重賞制覇。
勝つ時も負ける時も差は僅かですし、イメージがふわふわとしてなかなか固まりません。
ただ、オーシャンSのレースレベルはなかなか優秀なものでしたし、ここまで相手なりに走ってくるとG1でも警戒は必要そう。
連闘明けでG1挑戦なんて、普通は敬遠したくなるものですが……うーん、迷います。
この馬とは逆に、すっかりイメージが固まっているのがハクサンムーン。
オーシャンSではあっさりと後続に捕まり、人気を裏切る形となったものの、昨年の同レースでも似たような結果。
あまりレース間隔があくと良くないタイプなのかもしれません。
昨年は本番でしっかりと巻き返してきましたし、好調だった昨夏~昨秋も走る毎に粘りが増していました。
一度叩かれて本来の粘りが出てくれば、首位争いに加わってきても何ら不思議ありません。
同型の出方が気になるところではありますが、テンのダッシュ力だけなら恐らく本馬が一番。
これを生かして行き切った本馬にガチ喧嘩を吹っ掛ける馬が居る可能性は低そうではありますが、
スタート後のダッシュは速くとも肝心のスタートそのものが悪い時があるのが本馬の悩ましいところ。
僅かな出負けでレディオブオペラやコパノリチャードにハナを奪われるようなことになると厳しいかもしれません。
オーシャンSで2着に突っ込み、波乱を演出したのはスノードラゴン。
デビューから3戦は芝で使われて連対もしていましたが、その後に使われたダート戦が強すぎた分、
長らくダート向きというイメージのあった馬でした。
血統は完全に芝向きという印象だったので、「この血統なのにダートで変わるって珍しいなぁ」と思ったのを覚えています。
その馬が、ここに来て芝の重賞で2着。
馬自身の成長も勿論あるのでしょうが、血統の持つ本来の適性が顔を出してきたということなのでしょうか。
戦績から中山専用機という印象のある馬ですが、他場の走りも決して悪くはない馬。
父系の血は長い直線で大物食いをすることがありますし、流れが向けば再度一発があっても。
穴っぽいなぁと思える馬も何頭か挙げておきましょう。
まずはリアルインパクト。
血統的な魅力もあってか、初のスプリント戦でも2番人気に推された前走・オーシャンSでしたが、
+14kgという余裕のある馬体に加え、スタートでの大きな出遅れが堪えて見せ場を作ることは出来ませんでした。
状態面、展開面の両方でノーカウントと見ていい内容だったと思います。
半兄にスプリント一線級で活躍したアイルラヴァゲインがおり、元々短距離向きではと思われていた馬。
また、右回りの連対率が.167に過ぎないのに対し、左回りでは.556というハイアベレージ。
叩かれた上積みや、左回りの恩恵、スプリント戦への慣れ等が見込める今回は面白い存在と言えるのではないでしょうか。
続いてマジンプロスパー。
ここ2走の内容がぱっとしない上、今年で7歳という年齢もあり、一変してくるかが鍵となりますが、
今回と同舞台のCBC賞を連覇するなど、舞台適性だけならばトップクラスの馬。
当時と同じだけ走れれば、今年のメンバーなら圏内を狙えると思います。
馬力型の血統構成なので、日曜に雨予報が出ているのもプラス。
好結果を出すことが多い外枠を引いたりすることがあれば、更に怖さは増します。
同じく7歳馬のガルボも不気味な存在。
まるで新聞を読んでいるかのように、絶妙な人気薄の時に馬券に絡んでくる馬です。
寒い時期に結果を出し易い馬だということは既に知られていますが、今くらいの気候ならまだセーフでしょう。
ここ数年は左回りの東京、急坂のある阪神&中山で結果を出しており、
この3場の性格を足して3で割ったような今回の舞台なら、特に抵抗は感じません。
スプリント戦の経験は11年8月のキーンランドCだけですが、この時は本馬にとって鬼門の夏。
休み明けにも関わらず18kgも馬体を減らしていただけに、この一戦だけでスプリント適性は決められないでしょう。
逃げ馬達を見る形で脚を溜めることが出来れば、持ち前のしぶとさで粘り込んでくるかもしれません。
最後にレッドオーヴァル。
今回が初のスプリント戦となりますが、1400mのスワンSや阪急杯でも行きっぷりが良過ぎるくらいに映った馬。
前向きな気性面を考えると、この距離短縮はプラスに映ります。
3歳時の紅梅Sの走りを見る限り、小柄でも悪い馬場は殆ど苦にしない馬。天候に左右されないのは強みです。
瞬発力を武器とするディープインパクト産駒はこの中京1200mでかなり優秀な成績を残しており、
本馬もじっくり脚を溜める形なら直線で見せ場を作ってきそう。
人気の逃げ馬達が潰し合うような形になれば、馬券圏内も望めそうです。
◇
こうして見ると、人気馬の多くが逃げ・先行馬というのが今回の面白い所ですよね。
近年、どの競馬場もロスなく運んだ先行馬が残るというシーンが目立ちますが、
唯一中京の短距離戦だけは差しが決まり易いイメージ。
先週のファルコンSも前崩れの追い込み決着でしたが、二転三転する直線の攻防が非常に面白い舞台だと思います。
そんなイメージを跳ね返して逃げ粘る馬が居るのか、それとも豪快に追い込みを決める馬が居るのか……。
レースを見るのが今から楽しみですね。
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