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名手が偉業に王手だ。クイーンSが1日、函館競馬場で12頭によって争われ、3番人気のテルツェットが豪快に差し切って重賞2勝目をマークした。初コンビで勝利に導いたルメール騎手は函館の重賞初V。JRA全10場のうち重賞未勝利のコースは小倉のみとなった。クビ差の2着に1番人気マジックキャッスルが入り、7月30日に死後2年を迎えたディープインパクトの産駒がワンツー。3着は8番人気のサトノセシルだった。
まるで雨雲を吹き飛ばすような末脚だった。3番人気のテルツェットが後方から馬群の間を通って突き抜け、今春のダービー卿CTに次ぐ重賞2勝目をマーク。レース前に降り出した雨は、ゴール直後にはピタッとやんでいた。
「冷静に走ってくれたし、リズムも良かった。ずっと彼女の手応えは良かったです」
函館の重賞初勝利のルメール騎手は、初コンビでの一発回答に笑顔を見せた。自身、残るは小倉のみ。JRA全10場重賞制覇の偉業が、くっきりと視界に入ってきた。
後方の位置取りはこれまでと同じだった。1000メートル通過59秒9の平均ペースで、有力各馬は好位につけていたが、鞍上はリズム重視で運ぶ。直線であいた他馬の間を見逃さず、先に抜け出した1番人気のマジックキャッスルをゴール寸前でクビ差かわした。
「ゴールまで目標がありましたし、いい脚を使ってくれました。(昨夏から)4連勝した馬ですし、パワーアップしたら秋が楽しみです」とルメール騎手は能力の高さを感じ取った様子だ。
和田郎調教師にとっては、前週のアイビスSDでライオンボスが悔しい2着だっただけに、そのリベンジといえる勝利。「ジョッキーがうまくリードしてくれたし、テルツェット自身もひるまず走ってくれました。(函館に)滞在もプラスだったかもしれませんが、普段から落ち着かせるように調教してきましたから」と声をはずませた。レース前から興奮気味で14着に敗れた前走、ヴィクトリアマイルを反省。力を安定して発揮できるように調教してきた陣営の努力が実を結んだ。
今後は一旦放牧に出される見込み。次走は未定だが、1800メートルを克服したことで秋の選択肢は確実に広がった。「今回も流れに乗れていたし、コーナー4つも問題ありませんでしたから」とトレーナーはその成長ぶりに自信の表情を見せる。4歳夏を迎えて、さらに末脚の威力を増したディープインパクト産駒。この秋はテルツェットの走りから目が離せない。(柴田章利)
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■テルツェット 父ディープインパクト、母ラッドルチェンド、母の父デインヒルダンサー。鹿毛の牝4歳。美浦・和田正一郎厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は(有)シルクレーシング。戦績8戦6勝。獲得賞金1億3025万7000円。重賞は2021年ダービー卿CTに次いで2勝目。クイーンSは和田正一郎調教師が初勝利、クリストフ・ルメール騎手は18年ディアドラに次いで2勝目。馬名は「三重奏、三重唱(音楽用語)。本馬が母の3番仔より連想」。
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日本人鞍上に固執せず本物のジョッキーを使えば和田正厩舎でも重賞勝ちが出来ると言う良い好例。
おそらく国枝厩舎もそこを見越して戸崎に任せたのだろう。
残念だったのは川田の方だが、これも関東馬に関西鞍上(馬が本物なら国枝がルメールに騎乗依頼してる)を乗せたのだから初めから勝負にならないと諦めていたと言える。
人気の元地方に本物のジョッキーが先着すると言う実力通りの堅い馬券になるので少しでも波乱目になるように大野の入賞でバランスを取ったのだろう。