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★ハイレベルな一戦制すのはどの馬か!?統ーダートGI馬6頭にアメリカからパヴェルも参戦
12月2日、中京ではチャンピオンズCが実施される。同レースは、2013年まで「ジャパンCダート」として実施されてきたが、2014年に中京へ移設され、レース名もチャンピオンズCに改称された。今年のチャンピオンズCには、統ーダートGI4勝のゴールドドリーム(牡5歳、栗東・平田修厩舎)、今年のフェブラリーSを制したノンコノユメ(セン6歳、美浦・加藤征弘厩舎)など6頭の統ーダートGI馬に加え、アメリカからスティーブンフォスターハンデキャップ(GI)優勝馬パヴェル(牡4歳、L.モラ厩舎)が参戦するが、ハイレベルな一戦を制すのはどの馬だろうか。
なお、チャンピオンズCでは、舞台を中京に移した2014年以降、統ーダートGI優勝馬が4年連続で1着となっている。また、チャンピオンズCは、2012年から1番人気馬が6連敗中。今年のJRAダート重賞の結果を見ると、15戦4勝、2着5回(勝率.267、連対率.600)という成績を残しているが、チャンピオンズCはどのような結果になるだろうか。
★連覇に挑むゴールドドリーム、今年はルメール騎手とのコンビで参戦
ゴールドドリーム(牡5歳、栗東・平田修厩舎)が、トランセンド(2010・11年)以来、史上2頭目のチャンピオンズC連覇に挑む。同馬は、昨年のフェブラリーSでGI初制覇を達成した後は成績が低迷していたが、R.ムーア騎手とのコンビで臨んだチャンピオンズCで勝利を収め、JRAダートGI2勝目を挙げた。ゴールドドリームは、今年は統ーダートGIに出走を続け、フェブラリーS2着→かしわ記念1着→帝王賞1着→南部杯2着と4戦すべてで連対しているが、果たして、今年もチャンピオンズCを制すことができるだろうか。なお、ゴールドドリームにはC.ルメール騎手が騎乗する予定だ。
★フェブラリーS制したノンコノユメ、セン馬初のJRA・GI2勝なるか!
ノンコノユメ(セン6歳、美浦・加藤征弘厩舎)が、2000年ウイングアロー、2011年トランセンド、2017年ゴールドドリームに続く4頭目の同一年フェブラリーS&チャンピオンズC制覇を目指す。同馬は今年、根岸S→フェブラリーSを連勝し、東京競馬場で実施されるダート重賞4競走の完全制覇を達成した。その後はかしわ記念、南部杯、JBCクラシックと3戦連続4着という成績だが、チャンピオンズCで今年2度目のGI制覇を遂げることができるだろうか。
Vなら、セン馬のJRA・GI2勝は史上初、JRAダート重賞5勝は史上4頭目の記録となる。なお、ノンコノユメに騎乗予定の内田博幸騎手は、統ーダートGIで通算15勝を挙げているが、チャンピオンズCは優勝経験がなく、同レース初制覇がかかる。
★ミルコ&クリスチャンの兄弟対決に注目!3歳馬はルヴァンスレーヴなど4頭が登録
今年の3歳馬の登録は、ジャパンダートダービー、南部杯と統ーダートGIを連勝中のルヴァンスレーヴ(牡、美浦・萩原清厩舎)、JBCクラシック2着馬オメガパフューム(牡、栗東・安田翔伍厩舎)など4頭。3歳馬はチャンピオンズCで2006年アロンダイト以降勝ち星はないが、12年ぶりに勝利を挙げることができるだろうか。
また、ルヴァンスレーヴ、オメガパフュームにはデムーロ兄弟が騎乗予定で、ルヴァンスレーヴは兄のM.デムーロ騎手、オメガパフュームは弟のC.デムーロ騎手が手綱をとる。11月27日現在、デムーロ兄弟はGIで15回対戦しており、兄のM.デムーロ騎手が10勝5敗と勝ち越しているが、今回はどちらに軍配があがるだろうか。
★ケイティブレイブ&福永騎手の戦法は? 勝てば史上8頭目のダート重賞10勝馬
ケイティブレイブ(牡5歳、栗東・杉山晴紀厩舎)は、今年、川崎記念、JBCクラシックと統ーダートGIで2勝を挙げている。川崎記念では逃げ切り勝ち、JBCクラシックでは中団から差し切り優勝しているが、今回はどのような戦法で挑むだろうか。同馬には引き続き福永祐一騎手が騎乗予定で、Vなら、史上8頭目のダート重賞(地方含む)10勝馬となる。
また、チャンピオンズC優勝馬の前走を見ると、JBCクラシック組が最多の5勝を挙げている。JBCクラシック組は、ケイティブレイブの他にも、同レース2着のオメガパフューム(牡3歳、栗東・安田翔伍厩舎)、3着のサンライズソア(牡4歳、栗東・河内洋厩舎)など7頭が登録している。
★松岡隆雄氏の所有馬2頭がエントリー 11年ぶりのJRA・GI制覇なるか
今年のチャンピオンズCには、松岡隆雄氏所有の重賞勝ち馬2頭が登録している。平安S優勝馬のサンライズソア(牡4歳、栗東・河内洋厩舎)は、前走のJBCクラシックでは1番人気に支持されたが3着という成績。同馬には、テン乗りのJ.モレイラ騎手が騎乗する予定だが、今回は勝利を挙げることができるだろうか。
Vなら、同馬を管理する河内調教師は2005年の厩舎開業以来初のJRA・GI制覇となる。また、武蔵野Sを制したサンライズノヴァ(牡4歳、栗東・音無秀孝厩舎)は、今年8度目の出走となるが、これまでの7戦はすべて東京で出走し、3勝、2着3回という成績を挙げている。同馬の統ーダートGI挑戦は、今年のフェブラリーS(4着)以来となるが、中京のファンの前でどのような走りを見せてくれるだろうか。
なお、松岡隆雄氏の所有馬は2007年にサンライズバッカスがフェブラリーSを制しており、今回出走を予定している2頭には、同馬主にとって11年ぶりのJRA・GI制覇がかかる。
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