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〝怪物〟がいよいよお目覚めのとき。ディープモンスターが重賞初制覇を飾る。
父ディープインパクトに、母シスタリーラヴは北米でGⅢ2勝という良血馬。3歳春にすみれSを2馬身半差快勝し前途洋々かと思われたが、クラシック3冠では⑦⑯⑤着と善戦止まりだった。「能力は高いはずだが、なかなか引き出せなかった」と池江調教師は振り返る。
そこで休養期間を設けながら、L、OP特別を転戦して足元固め。前走・関門橋Sで約2年ぶりの勝利を飾った。中団で脚をためて一気に突き抜けた快勝劇に、「浜中騎手がうまくコントロールしてくれた。距離的にも2000メートルくらいが合っているようだね」と指揮官は手応えを得た。
そこで、一気にGⅡへジャンプアップ。例年よりやや手薄な印象のメンバー構成だけに、目下の勢いで突破して何ら不思議はない。先週2日にCWコースで6ハロン81秒7、ラスト1ハロン11秒2の好時計をマークするなど、動きは相変わらずキレッキレだ。「今週もしまいの伸びは良かった。間隔が空いた前走を使っての上積みもありそう。うまくリラックスして折り合えれば」と意気込む。
ディープ産駒は当レースで5年連続連対中。さらに鞍上の団野騎手は、昨年12月に同舞台の中日新聞杯をディープ産駒キラーアビリティで制している。長い直線を生かして一気差しだ。
〝究極の3連単〟はモンスターを1着に固定。同じディープ産駒のプログノーシスを2、3着に据えた12点で勝負する。(夕刊フジ)
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