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チャンピオンズカップの枠順が確定した29日、栗東トレセンでは木曜追いが行われた。JBCクラシック3着のサンライズソアは新コンビのモレイラ騎手を背に坂路で4ハロン52秒9の好タイムをマーク。前走よりも強い負荷をかけられ、GI初制覇に向けて絶好の仕上がりをアピールした。
国内外のGIウイナー6頭が集結したダート王決定戦を、がっちりと勝ちに行く。連覇を狙うゴールドドリームが回避して波乱ムードが漂う中、サンライズソアが万全の仕上がりを印象付けた。
モレイラ騎手を背にした坂路での併せ馬で、余力十分に4ハロン52秒9(ラスト1ハロンは表示エラー)を計時。馬なりでサンライズソウマ(500万下)に1馬身先着した。
「自分からハミを取ってくれて、仕掛けてからの反応も良かった。仕上がりはとても良さそう」
初コンタクトのモレイラ騎手が好感触を伝えると、それを受けた河内調教師も「前走は少し追い切りが軽かったけど、今回はしっかり併せ馬をできた」とうなずいた。前走のJBCクラシック(3着)の最終追い切りは坂路単走で4ハロン55秒7。それを踏まえて負荷を強め、目いっぱいの仕上げを施した。
モレイラ騎手も力が入る一戦だ。短期免許の期間は12月9日までだが、その9日は香港国際競走に参戦するため、これが日本では年内最後のGI騎乗。ここまで約3カ月で67勝を荒稼ぎし、エリザベス女王杯ではリスグラシューでGI初勝利を飾った。名手は「どのレースもいい経験になっている。楽しみながら頑張りたい」と、“ラストマジック”に意欲満々だ。
枠順は〔5〕枠(9)番に決定。河内調教師は「外に逃げ馬がいないからいいところだと思う。ハナに行ければ行けばいいし、ケイティか外国馬(パヴェル)が行くならその番手でいい」と納得の表情を浮かべた。
今年は重賞2勝をマーク。前走はGIで1番人気に推されるほど力をつけてきた。師は「中京は初めてだけど、左回りで走っていて坂も気にならない。惜しい競馬が続いているからスカッといきたいね」と結んだ。地力強化著しいサンライズソアが、強力な鞍上とのコンビでダート界の頂点に上りつめる。 (川端亮平)
★チャンピオンズCの枠順はこちら 調教タイムも掲載
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