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今週は東京競馬場でジャパンCが行われる。「俺のチェックポイント」最終日は、大阪サンスポの山口大輝記者が宝塚記念でGⅠ初制覇を飾ったブローザホーンに注目した。前走の京都大賞典はまさかの最下位11着。春のグランプリホースの巻き返しの可能性を探った。
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外国馬3頭を含め、GⅠ馬10頭が集まった豪華メンバー。そのうち6頭が今年、GⅠを勝っている。難解な一戦だけに、人気の盲点となる馬もでてきそうだ。
その候補の1頭がブローザホーン。今春は、天皇賞・春で2着とGⅠ初挑戦で連対し、続く宝塚記念でGⅠ初制覇。今回、人気の中心となるドウデュース(6着)も倒して春のグランプリホースに輝いた。ただ、前走の京都大賞典は11頭立ての11着とまさかの大敗。力負けではなかったとはいえ、人気は急降下しそうだ。
能力さえ発揮できれば巻き返しは可能だろう。吉岡調教師を直撃すると、「昨年の京都大賞典も心房細動(競走中止)がありましたし、夏休みを挟んで一発目というのがあまり良くないのかも。一度緩むと解消するのに時間がかかる馬なのかもしれません」と敗因を分析。そのうえで「状態はいいですよ。ジョッキー(菅原明騎手)も『春のいいころに戻っている』と言ってくれました」と悲観していなかった。
前走はスタートから馬自身が進んでいかなかった。精神面でも難しさを見せたが、「ここまで時間があったので、気持ちが乗るように坂路で乗って、前進気勢が強くなっています」と活気ある状態であることを強調。闘志にスイッチが入った今なら、同じ轍を踏むことはなさそうだ。
東京はデビュー戦(4着)以来、2度目。良馬場での時計勝負になったときに一抹の不安も残るが、「やってみないとという部分はありますが、天皇賞(春)で速い馬場でも走れていましたからね。東京も開催が進んでいますし、消耗戦になってくれれば」と指揮官は力を込める。
枠順は❷枠②番に決定。2023年イクイノックス、21年コントレイル、20年アーモンドアイと過去5年で3勝を挙げている。トレーナーは「枠はどこでもいいと思っていましたが、偶数で後入れになりますし、距離ロスも少なく運べそう。いい枠だと思います」と笑み。運も味方につけたグランプリホース。一発を警戒して▲とした。(山口大輝)
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