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有馬記念をあらゆる視点から分析する当コーナー。3日目は調教を検証し、生き残り12頭からさらに狙いを絞っていく。21日に行われた最終追い切り(アルバートは22日)だけでなく、中間の調整過程なども厳しくチェック。折り返し地点を迎え、生き残るのはどの馬か!? なお、すでに脱落した4頭の評価は割愛する。
〔1〕中間の調整(最大5点減)
最終追い切りだけでなく、中間の調整過程も重要なポイント。最高峰の舞台に向けて、中身の濃い調教が求められる。
《中8週》菊花賞1着サトノダイヤモンドは栗東坂路、CWコースで入念な乗り込み。14日の追い切りはCWコースで一杯に追われて6ハロン81秒0-11秒7をマークし、3頭併せで豪快に最先着した。減点なし。
《中7週》天皇賞・秋6着アドマイヤデウスは精力的に坂路入り。7、14日の追い切りは栗東CWコースで一杯に追われて負荷をかけられた。減点なし。
《中5週》エリザベス女王杯組が該当。
3着ミッキークイーンは短期放牧から13日に帰厩。15日に栗東CWコースの3頭併せで一杯に追われて最先着(6ハロン81秒6-11秒6)した。先週末も坂路入りと順調。6着マリアライトは美浦Wコースで4本。うち3本は併せ馬で、上積みはありそう。ともに減点なし。
《中3週》ジャパンC組が該当。
1着キタサンブラックは栗東CWコースで6ハロン追いを3本。全て馬なりだが、併せ馬で負荷はかけられ、雰囲気も良好。2着サウンズオブアースは14日に栗東坂路(4ハロン54秒1)でラスト追われて僚馬に先着。週末も2週続けて坂路入りと元気いっぱい。
3着シュヴァルグランは栗東CWコース6ハロン追いを4本。15日は藤岡康騎手(レースは福永騎手)が騎乗し、直線も好反応を見せて僚馬に先着。79秒2の時計は自己ベストと好ムードだ。4着ゴールドアクターは美浦Wコースで3本。14日は吉田隼騎手を背に一杯に追われ、3頭併せで最先着と活力十分。4頭とも減点なし。
《中2週》金鯱賞組が該当。
1着ヤマカツエースは15日に栗東CWコースで池添騎手が乗り、一杯に追われてラスト11秒6(5ハロン64秒9)と鋭い伸び。8着デニムアンドルビーは栗東坂路で4本。14日は併せて併入、18日は強めと、活気あふれる。ともに減点なし。
3着サトノノブレスは17、18日に栗東坂路入りしたのみ。秋4戦目で上積み疑問。2点減。
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