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2月10日の東京11Rで行われた第59回クイーンカップ(3歳オープン、牝馬、GⅢ、芝1600メートル、13頭立て、1着賞金=3800万円)は、川田将雅騎手の1番人気クイーンズウォーク(栗東・中内田充正厩舎)が後方2、3番手追走から3コーナー過ぎで前との差を詰めていくと、直線では外から抜群の伸び脚で先頭に立ち、そのまま後続の猛追を振り切って優勝。2020年の朝日杯FS覇者グレナディアガーズの半妹が未勝利戦から連勝で、牝馬クラシック戦線の主役候補に名乗りをあげた。川田将雅騎手は、史上9人目のJRA通算2000勝まであと1勝となった。タイムは1分33秒1(良)。
クビ差の2着にはアルセナール(3番人気)、さらに1馬身1/4遅れた3着にルージュスエルテ(4番人気)が入った。
クイーンCを勝ったクイーンズウォークは、父キズナ、母ウェイヴェルアベニュー、母の父Harlingtonという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)サンデーレーシング。通算成績は3戦2勝。重賞は初勝利。中内田充正調教師はクイーンC初勝利、川田将雅騎手は23年ハーパーに次いで2勝目。
◆中内田充正調教師(1着 クイーンズウォーク)「騎手と相談していた通り、内容のいい競馬で走ってくれました。本当はもう少し長い距離を使いたい気持ちはありましたが、牝馬限定戦となると選択肢も限られますから。マイルの距離に対応できたのは大きいと思います。初の長距離輸送でも到着したときから堂々としていましたし、装鞍所やパドックでも物怖じするするところもなく、すごい馬だなと見ていました。(半兄の)グレナディアガーズが引退したタイミングで妹が頑張ってくれましたし、縁を感じるところですね」
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