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今年もグランプリは〝クリスマスカラー〟の勝負服に注目だ。有馬記念で過去2勝を挙げる馬主の(有)キャロットファームは、今年も日本ダービー馬タスティエーラ(美浦・堀宣行厩舎、牡3歳)、凱旋門賞4着のスルーセブンシーズ(美浦・尾関知人厩舎、牝5歳)と強力なラインアップで挑む。同ファーム代表取締役社長の秋田博章氏(75)に手応えを聞いた。(取材構成・内海裕介)
――まず日本ダービー馬のタスティエーラから。母パルティトゥーラ、祖母フォルテピアノもキャロット所属で活躍した馬だった
「配合に関しては私はタッチしていませんが、(父の)サトノクラウンの初年度ということで期待している馬を配合させたところはあったかと思います。タスティエーラは気性的に非常に扱いやすい。ジョッキーはコントロールしやすいと思いますよ」
――持ち味を発揮したダービーで、キャロット所属馬として2017年レイデオロ以来の栄冠
「レイデオロのときは(ルメール騎手の)マジックのような勝ち方でしたが、タスティエーラはゴールを知っているんじゃないかというレースでしたね。皐月賞(2着)ではパドックでもイレ込んでいましたが、ダービーでは非常に落ち着いていましたね。当週の追い切りが素晴らしかったこともあり、ダービーは自信がありました」
――秋は菊花賞に直行して2着
「デビュー戦からダービーまでの6カ月に5戦したことで、ダービー後はさすがに疲れが出ましたね。回復を優先したことでトライアルはパスし、菊花賞へ直行することになりました。そういった経緯からも、ようやく間に合ったというのが素直なところだと思いますよ」
――今回は秋2戦目
「そう、だから感覚としてはトライアルを使って有馬記念というイメージです。調整にも前走より余裕を持って臨めるのではないでしょうか」
――ダービー馬が同年の有馬記念を勝てば11年オルフェーヴル以来
「私もいつ以来かなと考えていました。古馬でも秋3戦というのは大変ですし、そういう意味でもいい状態で使えると思います。コースも問わないですし、楽しみです」
――もう1頭のスルーセブンシーズは5歳の今年、本格化を迎えた
「一番の要因は精神面の成長でしょう。父がドリームジャーニーで若いころはコントロールしにくい面がありました。今年に入って精神面、肉体面がやっと本物になった。去年とは違う馬です」
――中山牝馬Sで重賞初制覇を果たし、宝塚記念でも2着。その後、凱旋門賞挑戦が決まった
「中山牝馬を勝ったときに、今年の最大目標は有馬記念と思いました。中山が得意ですから。そう思っていたら(尾関)厩舎や牧場スタッフからまさかの凱旋門賞挑戦という話が出て、検討の結果、行くことになりまして」
――世界の晴れ舞台で4着
「正直、もう少しやれた、最低でも2着はあったのではないかと今でも思います。勝ったエースインパクトが強いことはわかっていたので、その前にいないといけなかったのが、諸々の要因が重なった結果、後ろの位置取りになってしまい…。それでもあの馬群を縫ってくる脚は見ていて爽快というか、強烈なインパクトを与えたと思います」
――帰国初戦になる
「いつもトレセンでイレ込むくらいの馬が、凱旋門賞では環境が良かったことで落ち着いていて、カイバ食いも良く、もう少し絞りたいなってところでレースだったんです。帰国した今は、いつもの体になってきた感じですね」
――6歳となる来年の春は繁殖入りが予定される。
「クラブの規約上、6歳3月が引退の期限になります。今後どうするかは、有馬記念の結果やレース後の状態をみて判断することになりますが、ここまでレース数をそう使ってないこともあり、場合によってはもう一戦ということも視野に入るかもしれません」
――勝てばドリームジャーニー(09年優勝)との父子制覇
「父ドリームジャーニー、そしてその全弟オルフェーヴルは池添騎手が自信満々に乗って有馬記念を勝利しました。今回も同様のレースを期待しています。これまでの凱旋門賞帰りは馬場が悪かったことで消耗してしまい、結果を残せなかったかもしれませんが、今年は割といい馬場でやれたので、そういう心配もないと思います」
■秋田 博章(あきた・ひろあき) 1948(昭和23)年2月25日生まれ。75歳。北海道新冠町出身。80年に獣医師として旧・社台ファームに入社。93年にノーザンファーム場長に就任し、2013年に顧問。15年から(株)キャロットクラブの取締役となり、18年に(有)キャロットファームの代表取締役社長に就任した。
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