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今年から顕彰馬の選定候補となった2020年の無敗3冠馬コントレイル(牡6)は、わずか1票届かずに落選となった。
まさかの落選だ。トップのアーモンドアイに次ぐ155票を集めたものの、得票率は74・9%で、選出に必要な75%に0・1%届かず。票数ではあと1票足りなかった。2012年にエルコンドルパサーが2票及ばなかったが、1票差での落選は初めてだ。
福永騎手(現調教師)とのコンビで、19年ホープフルSで初のGⅠタイトルを手に入れると、20年に皐月賞、日本ダービー、菊花賞を制覇。1984年シンボリルドルフ、05年ディープインパクトに次ぐ、史上3頭目の無敗のクラシック3冠馬に輝いた。続くジャパンCでは、今回選定されたアーモンドアイと初めて対戦し、惜しくも2着。これが響いたか、同年の年度代表馬には選ばれなかった。翌21年は大阪杯3着、天皇賞・秋2着と敗れたが、引退レースのジャパンCでGⅠ5勝目を挙げ、有終の美を飾った。
顕彰馬が制定された1984年以降に、クラシック3冠を達成したシンボリルドルフ、ナリタブライアン、ディープインパクト、オルフェーヴルの4頭は、選定対象となった1年目に顕彰馬に選出されていた。コントレイルは来年以降の選出待ちとなる。
◆記者の目 〝悲劇〟が繰り返されてしまった。3冠の実績を誇るコントレイルが、昨年のアーモンドアイに続いて落選。輝かしい足跡を思えば、多くのファンにとって到底納得のいかない結果だろう。
波乱の一因として指摘しておきたいのはJRAが定めている選定基準だ。その条件は「競走成績が特に優秀」である馬だけでなく、「競走成績が優秀であって、種牡馬または繁殖牝馬としてその産駒の競走成績が特に優秀」な馬も対象となっている。現役時にGⅠ2勝のシーザリオ(産駒3頭がGⅠ制覇)が10票を集めたのはこの観点からだろう。同様の趣旨の投票も散見された。各記者の投票内訳を確認できないので何ともいえない面はあるが、もしこれらから1票でもコントレイルに流れていれば結果は変わっていたことになる。
顕彰馬の選定基準はシンプルに競走成績のみを評価対象とするのが分かりやすく、世間の理解も得られるだろう。種牡馬や繁殖牝馬については、また別個に選考の場を設けるべきだと思う。来年以降の改革を期待したい。(中央競馬担当・漆山貴禎)
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