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1月29日の東京11Rで行われた第37回根岸ステークス(4歳以上オープン、別定、GⅢ、ダート1400メートル、16頭立て、1着賞金=4000万円)は、戸崎圭太騎手の1番人気レモンポップ(牡5歳、美浦・田中博康厩舎)が前4頭を見る絶好の位置でレースを進めると、直線では抜群の手応えで堂々と抜け出し、外から猛追してきたギルデッドミラー(2番人気)を半馬身差振り切って重賞初制覇を果たした。フェブラリーS(2月19日、東京、GI、ダート1600メートル)の優先出走権を獲得、これで東京ダート1400メートルは5戦5勝となった。開業6年目、37歳の田中博康調教師はJRA重賞初制覇。タイムは1分22秒5(良)。
2着馬から3/4差遅れた3着には、川田将雅騎手のバトルクライ(4番人気)が入った。なお、連覇を狙ったテイエムサウスダンは14着、昨年2着のヘリオスは15着に敗れた。
◆戸崎圭太騎手(1着 レモンポップ)「勝ててほっとしました。この馬はすごく乗りやすい馬なのでどういうレースでも対応できると思っていました。スタートはいつもより遅れたのですが、二の脚も、センスもあり、ポジションもいいところを取れましたし、リズム良く走ってくれました。直線に向いての手応えも十分で、追い出しをどこから行くかなという感じでした。(他馬に)ちょっと早めに来られてそのぶん早く脚を使いましたが、よくしのいでくれました。レモンポップはパワーもスピードもレースセンスもあって、申し分ないですね。(優先出走権を得たフェブラリーSについて)1600メートルは前走でも走れていますし、ギリギリなところはありますが、この馬なら走ってくれると思いますね。初重賞を取れたことで勢いがつきますし、またさらに大きいところを取ってもらいたいです」
根岸Sを勝ったレモンポップは、父Lemon Drop Kid、母Unreachable、母の父Giant’s Causewayという血統。アメリカ・ Mr. & Mrs. Oliver S. Taitの生産馬で、馬主はゴドルフィン。通算成績は10戦7勝。重賞は初制覇。田中博康調教師は根岸S初勝利、戸崎圭太騎手は2016年モーニンに次いで2勝目。
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