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日経新春杯の追い切りが11日、東西トレセンで行われた。栗東では、菊花賞7着プラダリアが坂路で力強い動きを披露。明け4歳となって着実にパワーアップを遂げているディープインパクト産駒が、昨年の青葉賞に次ぐ重賞2勝目を狙う。
飛躍の1年にしたい、という気迫が伝わってくるような躍動感だった。菊花賞7着プラダリアが、栗東坂路でパワフルなフットワークを披露。実戦初騎乗の松山騎手は、2週続けての調教騎乗で個性をつかみ好感触を伝える。
「動きは良かったです。しっかりまとまって走れていて、手前もスムーズに替えていました。反応も良かったです」
序盤はリズムのいい脚取りで進んで行く。人馬の呼吸もぴったりで、折り合いも抜群。鞍上の手綱が動き始めると徐々に加速していき、ゴール前で仕掛けられると一気にトップへとギアチェンジ。力強い動きで駆け上がり、ラスト1ハロン12秒3(4ハロン53秒8)をマークした。
調教を見届けた池添学調教師は「ラスト300メートルぐらいでしっかり踏んで、ギアを替えてくれるように(松山騎手へ)伝えました。仕掛けたらもっと伸びそうで、ジョッキーの感触もすごく良かったです」とうなずいた。
昨春は青葉賞を勝ち、日本ダービー5着になった。ただ秋初戦の神戸新聞杯は、体調が整わず、急仕上げも響いて8着。菊花賞も結果的に距離が長く7着に敗れた。その後は放牧に出され、緩めることなく調整。成長期と重なったこともあり、前走458キロの馬体が、今は470キロまでボリュームアップ。師は「イメージしていたように体もふっくらして、ひと回り幅が出ましたね。夏に成長してほしかったのですが、(今回の休養期間で)馬の成長とマッチしました」と目を細める。
4歳馬は過去10年でトップの8勝。またハンデは56キロで、ヴェルトライゼンデ(59キロ)、ハヤヤッコ(58・5キロ)などの年長馬に比べると軽い。「ポテンシャルは通用すると思います。強い馬との斤量差もあって有利だと思うので、いい結果を出したいですね」と池添学調教師の期待は大きい。プラダリアが今年初戦で重賞2勝目を飾り、春への手応えをつかんでみせる。(長田良三)
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コメントの投稿は会員登録(無料)が必要です。kingyamasan|2023年1月12日 22:43 | (0) |
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