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今週も3歳牝馬が主役だ。日曜札幌メインはサマースプリントシリーズ第5弾のキーランドCで、3連勝中のレイハリアに注目が集まる。初の年長馬相手になるが、スピードは非凡で重賞連勝のチャンスを迎えた。立て直しに成功したメイケイエール、公営から参戦するソロユニットと、3歳牝馬は3頭。札幌記念のソダシ、北九州記念のヨカヨカに続き、軽量を生かした走りから目が離せない。
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先週は3歳牝馬旋風が巻き起こった。札幌記念でソダシが、北九州記念でヨカヨカが、年長GIウイナーを撃破して重賞勝利。強力な追い風があることはレイハリアを担当する実川助手も感じている。
「3歳牝馬は斤量が軽い(51キロ)ですからね。前走はフロックじゃなかった、というのを見せたいです。結果的にメンバーも強かったですから。いい競馬をしたいですね」
デビュー時から注目を集めていたわけではない。初勝利は4戦目のダートだった。次戦で芝に戻って雪うさぎ賞(1勝クラス)で連勝を飾ると、余勢をかって重賞・葵Sに参戦。単勝13番人気ながら2番手から抜け出し、ハナ差の接戦を制した。その2着ヨカヨカは北九州記念、3着オールアットワンスはGIII・アイビスSDで年長馬を撃破。ライバル勢がサマースプリントシリーズで勝ち、前走Vの価値がぐんぐん上がっている。
3カ月ぶりの復帰戦に向けて仕上がりは上々だ。18日の1週前追い切りは函館Wコース(不良)で5ハロン68秒5-12秒7。亀田騎手は「程よく気が入っていて、いい状態です」と好感触を伝えた。全休日明けの24日朝は角馬場で体をほぐし、函館ダートコースでハッキング。毛づやが良く、馬体に張りもある。
同助手は「短距離馬としてはかなり穏やかだったんですが、気の強い面が出てきて、競走馬らしくなりましたね」と、精神面での成長を挙げ、さらに「戦歴から洋芝はいいと思います。亀田騎手とも手が合っていて、人馬とも若いので思い切っていけるでしょう」と力を込めた。
最大7キロ差がある軽量51キロを生かし、レイハリアが短距離界の勢力図を書き換える。 (川端亮平)
メイケイエールも、初対決の年長馬撃破へ好ムードだ。重賞3勝で実績的にはレイハリア以上。前走の桜花賞(18着)でハミ受け不良とみなされて平地調教再審査が課されたが、19日に無事合格した。24日は札幌のダートで調整され「テンションも上がっていないし、調教でも我慢できてます。久しぶりの1200メートルでどんな走りをするか楽しみ。3歳牝馬、頑張ってますからね」と吉田助手は期待する。
公営のホッカイドウ競馬から参戦するソロユニットは10戦7勝。初の芝、年長馬との対戦となるが、2歳時には中央馬を下して、エーデルワイス賞(交流GIII)を勝ったことがあり、大穴狙いなら…。
★キーンランドCの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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