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《美浦》無敗2冠を目指すエフフォーリアは北馬場で体をほぐしてから、午前4時41分に坂路へ。縦に並んだ3頭の真ん中に入り、重馬場を4ハロン54秒9-12秒6で駆け上がった。縦列のままで、馬体を併せることはなかったが、馬なりで落ち着きのある走り。鹿戸調教師は「ある程度(放牧先の)牧場で作って帰ってきたし、予定通りの調教で何も問題はありませんね」と満足そうな表情を浮かべた。初めての2400メートルも「東京の広いコースの方が走りやすいと思うし、血統的に距離も問題ないでしょう」と気にしていなかった。
桜花賞2着から挑むただ一頭の牝馬サトノレイナスは、重馬場のWコースで4ハロン59秒9-14秒0と軽めの調整。国枝調教師は「落ち着いているし、馬体もいい感じだよ。2400メートルなので、スタートして中団ぐらい(の位置取り)になるか。まあ、ルメールは何回も乗っているからお任せします」と話した。
皐月賞2着タイトルホルダーはBコースをキャンターで1周してから坂路に入り、単走で4ハロン58秒9-14秒3。栗田調教師は「無理しないでサラッと。集中力が出てきたし、馬体にめりはりも出た。(体重の)数字は変わっていないかもしれないけど、追うごとに締まってきたね」と笑みを見せた。
毎日杯2着以来となるグレートマジシャンはWコースで5ハロン70秒4-13秒3。「リズム良く走っていました。追うとテンションが高くなる馬だけど、今回はそれも見られません。開業して1年2カ月で、初GI挑戦がダービーなのは感謝しかありません」と宮田調教師。
プリンシパルS勝ちのバジオウは坂路でキャルベイ(1勝クラス)の内に併せ、4ハロン55秒1-12秒7で馬なりで1馬身先着。「前走後の疲れもあって1週前は調整程度でしたが、回復してきたので、もう一歩踏み込んで調教しました。前に目標を置いて、反応も良かったですね」と田中博調教師。
皐月賞6着グラティアスは坂路4ハロン63秒9-15秒4と軽めの調整で終えた。
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