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シンザン記念の追い切りが6日、東西トレセンで行われた。アルテミスS2着以来のククナは、美浦坂路でこの日最速のラスト1ハロン11秒6(4ハロン51秒2)をマーク。最高の調教評価『S』で重賞初制覇へ好仕上がりを印象づけた。栗東では坂路4ハロン51秒5で6馬身先着したピクシーナイトが『S』評価となった。
驚異の加速だ。アルテミスS2着以来となるククナが、美浦坂路でこの日最速のラスト1ハロン11秒6をマーク。4ハロン51秒2も優秀で、調教評価は最高の『S』。栗田調教師が満足げにうなずく。
「走りやすい馬場状態とはいえ、動きはずいぶん良かった。すごく弾んでいたし、息も楽そうだった。前走の調整過程では硬さが見られたけど、今回は帰厩当初から俊敏で弾み加減が違う」
上がり3ハロンは過去3戦全てメンバー最速。前走も道中でゴチャついて後方になりながら、のちの2歳女王ソダシとの差を猛然と詰めた。「馬群をこじ開けて伸びたのは能力があってこそ」と栗田師は手応えを明かす。
「中京の馬場は傷んでいる感じだけど、パワーがある馬だからこなせると思う。コース形態的にも中山より力通りの競馬ができる。ここでいい競馬をすれば、早めにいいローテを組めるから」
かつてここを勝って飛躍の足掛かりとしたアーモンドアイやジェンティルドンナのように、自慢の切れ味で牡馬を制圧する。 (板津雄志)
★シンザン記念の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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