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【エリザベス杯】最強女傑、3冠馬不在でノームコアGI2勝目へ虎視眈々

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【エリザベス杯】最強女傑、3冠馬不在でノームコアGI2勝目へ虎視眈々

 今週末から中央競馬は有馬記念(12月27日)までGI8連戦。15日は阪神で「第45回エリザベス女王杯」が行われる。最強女傑アーモンドアイ、3歳3冠馬デアリングタクト不在のレースで、核となり引っ張るのはノームコア。昨年のヴィクトリアマイルに続くGI奪取へ虎視眈々だ。

 中距離タイトルも射程に捕らえた。昨年のGIヴィクトリアマイルを1分30秒5という驚愕のレコードで制したノームコアが、秋の中距離女王決定戦で2年越しの“両部門制覇”を狙う。

 自信を深めたのは真夏の前走、札幌記念の走りだ。“スーパーGII”で並み居る強豪を向こうに回し、中団から最速の上がり3F34秒5の末脚で完勝。コンビ4戦目の横山典騎手に導かれ、19年愛知杯(2着)以来の芝10F戦でひと皮むけた走りを見せた。「強かったし、きれいな競馬をしてくれました」と、萩原調教師も満足げなコメントを残していた。

 そのあとは放牧を挟んで、帰厩後の乗り込みは急ピッチだ。4日のWコースは5F69秒7で古馬2勝クラスと併入。7日も4F52秒2と、しまい重点にしっかり時計を出した。

 「(4日は)いい動きでした。中間も変わりなく順調です」とトレーナー。5着に敗れた一昨年以来のチャレンジに「参戦はオーナーと相談して決めました。2200メートルにも対応できると思っています。相手関係など走ってみないと分からないところはありますが、何とか頑張ってほしいですね」と力を込める。

 香港を含め7競馬場でキャリアを重ねた経験値は、初の阪神でもいかんなく発揮されるはず。芦毛の女王誕生へ、視界は良好だ。(夕刊フジ)

エリザベス女王杯の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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