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フェアリーステークスが13日、中山競馬場でフルゲート16頭で争われ、柴田大騎乗の3番人気スマイルカナが逃げ切って重賞初制覇を飾った。春の最大目標は桜花賞(4月12日、阪神、GI、芝1600メートル)になるもよう。2馬身半差の2着が7番人気チェーンオブラブで、1番人気アヌラーダプラは6着に終わった。
白い弾丸娘が、新春の中山を風のように駆け抜けた。3番人気のスマイルカナが2着に2馬身半差をつける逃げ切り勝ち。柴田大騎手は検量室前で「やったー!」と快哉(かいさい)を叫んだ。
最内枠からロケットスタートを切ると迷わず先頭へ。道中で1ハロン12秒台のラップに落として息を入れると、心臓破りの急坂で後続を一気に突き放した。
「スタートが速かったし、馬のリズムを崩さないように乗りました。前走よりイレ込んでいたので不安になったんですけど、馬の力を信じてよかったです」
2018年カペラS(コパノキッキング)以来の重賞Vとなった鞍上は、瞳を潤ませながら喜びを口にした。昨年は重賞を勝てず、勝利数も“18”と、11年から続けてきた年間20勝以上も達成できなかった。「いろいろと工夫して乗っているんですけどね…。競馬で勝つって、本当に難しいです」と苦悩を吐露したこともあった。それだけにGIを意識させるパートナーの出現は、復活への起爆剤になるはずだ。
管理する高橋祥調教師にとっては03年根岸S(サウスヴィグラス)以来17年ぶりのJRA重賞制覇。「〔1〕枠だと知った瞬間、神のお告げかなと。これは(ハナに)行かなきゃと思った」と周囲を笑わせ、「チャカチャカしていたけど、目が落ち着いていたので行っても大丈夫と話していた。いいバネがありますね」と素質に改めてほれ込んだ。
今後のローテーションは未定だが、春の最大目標は桜花賞になる見込みだ。ハナを切れば3戦3勝。その逃げ脚は同じ芦毛のディープインパクト産駒で、世界を相手に香港カップとイスパーン賞を制した叔父エイシンヒカリを思い起こさせる。「気性が前向きでギアもある。テンションが高くなりがちなので、抑えながらやってきたいですね」。大知とカナの名コンビは、さらなる大舞台で笑顔をはじけさせるつもりだ。 (漆山貴禎)
スマイルカナ 父ディープインパクト、母エーシンクールディ、母の父ディストーティドヒューマー。芦毛の牝3歳。美浦・高橋祥泰厩舎所属。北海道新ひだか町・木田牧場の生産馬。馬主は岡田繁幸氏。戦績4戦3勝。獲得賞金5281万2000円。重賞は初勝利。フェアリーSは高橋祥泰調教師、柴田大知騎手ともに初勝利。馬名は「笑顔+人名」。
★13日中山11R「フェアリーS」の着順&払戻金はこちら
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コメントの投稿は会員登録(無料)が必要です。georgeYama|2020年1月14日 8:00 | (0) |
おめでとう、桜花賞が楽しみです。
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桜が咲きますように❤