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世界最高峰のレース・凱旋門賞(フランスGI、2400メートル)が6日にパリロンシャン競馬場で行われる。昨年の有馬記念優勝馬で、前走の札幌記念を快勝したブラストワンピース(美浦・大竹厩舎、牡4歳)に騎乗する川田将雅騎手(33)=栗東・フリー=が、金曜付で連載しているコラム『Youthful Days』の特別版で登場。ブラストの馬場適性や、自身3度目となる挑戦への意気込みなどを語った。
凱旋門賞まで、あと5日となりました。コンビを組むブラストワンピースは現在、英国のニューマーケット調教場で調整されており、最終追い切りでも騎乗する予定です。レース前日にフランスへの輸送がありますが、残り数日を無事に過ごし、いい状態で当日を迎えてほしいと思います。
初騎乗となった前走の札幌記念は、好メンバーがそろった中で、しっかりと勝ち切ってくれました。最内の〔1〕枠(1)番で苦しいレースになりましたが、最後の直線で進路ができてからは“さすがグランプリホース”という雰囲気。コントロールが利いて、内から馬の間を割って伸びる根性も見せてくれましたし、世界で戦う上で収穫がありました。追い切りで乗った時よりもレースに行った方がよさの出る馬で、次はもっと動けそうな印象も受けましたし、堂々とフランスに向かっていけます。
ブラストワンピースがフランスで走るのは今回が初めてになりますが、上手にこなしてくれそうな気がしています。その理由は、走りのバランスです。パリロンシャン競馬場は日本のコースより起伏があり、道中のペースも日本に比べ遅く、前後左右の馬との間隔がより狭いので、前後の馬に脚があたるほど。しかも、地面は整地されておらず、一歩一歩のフットワークが崩れやすくなります。そのため、馬自身が上手にバランスを取りながら、リズムよく走ることがとても大事。それが、最後の直線での伸びにつながるからです。前走で騎乗した感触から、この走りのバランスなら、短期の遠征でも対応できると思います。
そういうイメージが湧いてくるのも、海外で騎乗する機会をたくさんいただいてきたから。凱旋門賞に騎乗するのは、2014年ハープスター(6着)、17年サトノノブレス(16着)に続き、今回で3度目。ヨーロッパへは12年に1カ月フランスで滞在し、17年の夏にイギリスとフランスへ、昨夏はイギリスに8週間滞在し、今夏も英シャーガーCで世界選抜のキャプテンとして参戦させてもらいました。イギリス、フランスの30カ所ほどの競馬場で騎乗し、日本とは違う競馬を肌で感じてきた経験を、この舞台で生かしたいと思っています。
凱旋門賞は、果てしなく遠い存在です。騎手として経験を積んで、いろいろと知るほどに、そういう思いが強くなります。だからこそ、この世界一の舞台に挑めることは、この上なく幸せで光栄なこと。同時に、ブラストワンピースを勝たせるために、鞍上に指名していただいた責任の大きさも感じています。
凱旋門賞を勝つことは、日本のホースマンの悲願。ブラストワンピースの関係者、何よりも馬自身のために、勝利をつかみたい。応援よろしくお願いします。
川田 将雅(かわだ・ゆうが) 1985(昭和60)年10月15日生まれ、33歳。佐賀県出身。2004年3月に栗東・安田隆行厩舎からデビュー。13、14年にJRA賞最高勝率騎手、16年に特別模範騎手賞を受賞。同年にマカヒキで日本ダービーを制した。今年は121勝で全国リーディングトップ。JRA通算1349勝、重賞はGI12勝を含む82勝(9月30日現在)。
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