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日本とフランスで競走生活を送ったラルク(牝7、父ディープインパクト)が3日、英ニューマーケットの牧場で初子となる産駒を出産した。
父は現役時代、GI10レースを含む14戦全勝の成績を残した怪物フランケル。誕生したのは栗毛の牝馬で、母子ともに健康に過ごしている。
阪神JF、エリザベス女王杯とGIを2勝しているラッキーライラックの半姉であるラルクは現役時代、栗東の松永幹厩舎に所属して3勝をマーク。2018年夏に、僚馬のジェニアルとともにフランスに渡った。GIオペラ賞13着など、勝ち星はなかったが、現地で5戦。途中からはシャンティイの小林智厩舎に移籍し、同年12月の条件戦をラストランとして繁殖入りしていた。
早ければ22年にデビューする初子。生産者であるキーファーズの松島正昭代表は欧州のトップステーブルに預託し、武豊騎手に騎乗依頼する意向を示している。
ラルク(l’arc)は凱旋門賞(Prix de l’arc de triomphe)にちなんだ馬名で、デビュー前に武豊騎手が命名していた。今春は15年の英ダービー、凱旋門賞などを制したゴールデンホーンと交配される予定だ。 (在仏競馬記者)
★ラルクの競走成績はこちら
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