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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 4 | 7 | 牡4 | 54.0 | 田辺裕信 | 美 黒岩陽一 | 500(+2) | 2.31.1 | 17.7 | 6 | 34.4 | ③③③③ | |||
2 | 8 | 17 | 牡6 | 55.0 | 武豊 | 美 国枝栄 | 478(+4) | 2.31.3 | 1 1/4 | 13.8 | 5 | 33.9 | ⑨⑨⑩⑨ | ||
3 | 8 | 16 | 牡5 | 57.0 | 戸崎圭太 | 栗 友道康夫 | 480(0) | 2.31.3 | クビ | 7.0 | 3 | 34.1 | ⑥⑥⑦⑥ | ||
4 | 4 | 8 | 牡6 | 54.0 | 岩田望来 | 栗 藤原英昭 | 478(0) | 2.31.3 | クビ | 18.0 | 7 | 34.4 | ④④④④ | ||
5 | 6 | 11 | 牡6 | 56.0 | 三浦皇成 | 美 戸田博文 | 468(0) | 2.31.3 | ハナ | 12.7 | 4 | 33.7 | ⑪⑪⑪⑪ | ||
6 | 3 | 5 | 牡4 | 57.5 | 菱田裕二 | 栗 岡田稲男 | 458(-2) | 2.31.3 | アタマ | 3.0 | 1 | 34.3 | ④④⑤④ | ||
7 | 2 | 3 | 牡7 | 57.0 | 石橋脩 | 栗 友道康夫 | 500(-12) | 2.31.5 | 1 1/4 | 23.1 | 8 | 33.7 | ⑬⑬⑬⑬ | ||
8 | 3 | 6 | 牡3 | 55.0 | C.デムー | 栗 斉藤崇史 | 470(+10) | 2.31.6 | 1/2 | 3.8 | 2 | 33.8 | ⑬⑬⑬⑬ | ||
9 | 5 | 9 | 牡5 | 55.0 | 荻野極 | 栗 本田優 | 470(+2) | 2.31.9 | 1 1/2 | 43.3 | 13 | 34.6 | ⑧⑧⑦⑥ | ||
10 | 7 | 14 | セ7 | 57.0 | T.マーカ | 栗 西園正都 | 470(-4) | 初B | 2.31.9 | クビ | 46.8 | 14 | 35.3 | ②②②② | |
11 | 7 | 13 | 牡5 | 54.0 | 菅原明良 | 美 小西一男 | 500(+4) | 2.32.1 | 1 1/4 | 37.0 | 12 | 33.8 | ⑮⑮⑯⑰ | ||
12 | 2 | 4 | 牝5 | 51.0 | 永野猛蔵 | 美 田島俊明 | 444(0) | 2.32.1 | ハナ | 97.6 | 16 | 34.1 | ⑮⑮⑯⑮ | ||
13 | 1 | 2 | 牡8 | 54.0 | 津村明秀 | 美 相沢郁 | 442(+8) | B | 2.32.2 | 3/4 | 219.4 | 17 | 34.1 | ⑮⑮⑮⑮ | |
14 | 8 | 18 | 牡6 | 56.5 | C.ルメー | 美 国枝栄 | 502(-6) | B | 2.32.4 | 1 1/2 | 24.9 | 9 | 34.8 | ⑫⑪⑪⑪ | |
15 | 6 | 12 | 牡7 | 56.0 | M.デムー | 美 手塚貴久 | 482(+16) | 2.32.5 | アタマ | 65.5 | 15 | 35.1 | ⑨⑨⑨⑨ | ||
16 | 5 | 10 | セ6 | 54.0 | 富田暁 | 栗 野中賢二 | 468(+2) | B | 2.32.5 | クビ | 28.4 | 10 | 33.6 | ⑱⑱⑱⑱ | |
17 | 7 | 15 | セ6 | 53.0 | 石川裕紀 | 美 蛯名正義 | 438(+2) | B | 2.32.6 | 1/2 | 355.9 | 18 | 35.4 | ⑥⑥⑤⑥ | |
18 | 1 | 1 | 牡5 | 54.0 | 坂井瑠星 | 栗 矢作芳人 | 494(-2) | 2.35.3 | 大差 | 28.9 | 11 | 39.1 | ①①①① |
ラップタイム | 7.2 - 11.0 - 11.3 - 12.8 - 12.8 - 12.6 - 12.3 - 12.7 - 11.8 - 11.7 - 11.5 - 11.6 - 11.8 |
---|---|
前半 | 7.2 - 18.2 - 29.5 - 42.3 - 55.1 |
後半 | 58.4 - 46.6 - 34.9 - 23.4 - 11.8 |
■払戻金
単勝 | 7 | 1,770円 | 6番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 7 | 460円 | 6番人気 |
17 | 380円 | 5番人気 | |
16 | 250円 | 3番人気 | |
枠連 | 4-8 | 1,210円 | 5番人気 |
馬連 | 7-17 | 7,010円 | 26番人気 |
ワイド | 7-17 | 2,060円 | 23番人気 |
---|---|---|---|
7-16 | 1,740円 | 19番人気 | |
16-17 | 1,220円 | 10番人気 | |
馬単 | 7-17 | 15,430円 | 57番人気 |
3連複 | 7-16-17 | 14,590円 | 42番人気 |
3連単 | 7-17-16 | 85,070円 | 253番人気 |
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土曜日の東京芝のレース結果、近年のアルゼンチン共和国杯の結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
東京競馬場はBコース開催の2週目。この中間、雨量計にあがる降雨はなし。土曜日の芝コースは終日良馬場(JRA発表)でレースが行われた。土曜日の朝におけるJRA測定クッション値は9.3。前週土曜日の朝が9.0、同日曜日の朝が9.1なので、少し硬めの方向に推移している。
ちなみに、開幕週(10月7~9日)のクッション値を振り返ると、土曜日の朝が8.7、日曜日の朝は8.9、月曜日の朝は8.4だった。ここ最近の降雨が少ないこともあって、かなりの散水作業を施しながらも、徐々に馬場の硬化が進んでいる。その点は頭に入れておいたほうがいい。
そうした状況もあってか、先行勢の勢いが増しつつあり、土曜日施行の芝競走6鞍における勝ち馬の最終4角通過順位は1、2、2、2、4、1番手。4角先頭馬も【2.2.0.2】の好成績を残している。差しが優勢を誇っていた、これまでとは様子が違うようだ。
その一方、上がりの要求度の高いコンディションであることに変わりはなく、上がり3ハロン1~2位馬は【4.2.2.4】と堅調。殊に1800m以上のレースでは【4.1.2.1】という、上々のパフォーマンスを示している。そのあたりを鑑みれば、前完全有利と決め付けるのは早計。脚質的な有利不利の少ない馬場と捉えるべきなのかもしれない。
日曜日の予報は晴れベース(6日7時の時点)。となれば、前日の傾向を踏襲する可能性は高い。先行勢を狙うのであれば、ある程度の上がりでまとめることができそうなタイプや、そうした好走経験のある馬を優先したほうがベター。差し、追い込み型を中心に据えるのであれば、軽い馬場の東京で好走歴を持つ馬が頼りになりそうだ。
なお、近年のアルゼンチン共和国杯は、東京芝の重賞において上がり3ハロンタイムが34秒2以下、かつ着順が3着以内となった経験を持つ馬の活躍が顕著。過去5年の優勝馬すべてが、この条件をクリアしている。上がりの脚という面は先述した馬場傾向にも重なることから、絞り込みの際に押さえておきたいポイントといえよう。
今回の出走メンバーで要点(上がり3ハロン34秒2以下での東京芝重賞3着以内歴)を満たしているのは、③ユーキャンスマイル、⑪ラストドラフト、⑭アフリカンゴールド、⑯ヒートオンビート。従って当欄では、これら4頭を注目株として推奨する。
プロ予想MAXが誇る予想神「スガダイ」×万券ハンター「ヒノくん」がアルゼンチン共和国杯を大展望!トッププロ予想家のハイレベルトークをお届けいたします!
出演:スガダイ(予想神) ヒノくん(万券ハンター) MC:岡田大(ウマニティ編集長)
日曜日に行われるアルゼンチン共和国杯の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①キングオブドラゴン【B】
栗東坂路単走(映像なし)。この中間は、23日に坂路でサッと流したあと、27日にペースを上げて4ハロン54秒台を計時。そして2日は全体、ラスト2ハロンともに合格点レベルのラップを刻んできた。判断に難しいが、字面の調教過程を確認する限り、調子自体は悪くなさそう。それなりに整えてきた印象を持つ。
②プレシャスブルー【C】
美浦南W併走。歩幅が小さく映るが、そもそもピッチ走法の馬。過度に気にしなくてもいい。仕掛けにきちんと反応し、相応の動きは見せている。だが、2走前の新潟記念は似たような感じで10着敗退。重賞で好勝負を演じるには、何かひと工夫欲しいところだ。
③ユーキャンスマイル【A】
栗東坂路併走。2歳未勝利馬を相手に同入の形となったが、そもそも坂路駆けしないタイプ。体格のいい乗り手を背に、ひと頃の嫌気を出さず、仕掛けに応じてギアチェンジできていた点は評価できる。前肢の着地も力強く、状態は良さそう。高く評価したい1頭だ。
④コトブキテティス【C】
美浦南W併走。首をしっかり使いながら、低い姿勢を保って走ることはできている。ただ、直線での反応は今ひとつ。最後は同入に持ち込んだものの、いい頃の機敏な走りに比べると物足りなさを感じてしまう。軽ハンデを活かしてどこまでやれるか。
⑤テーオーロイヤル【B】
栗東坂路併走。30日にしっかり負荷をかけた攻めを施しているので、併走相手に歩調を合わせた軽めの調整。やや右斜めに意識が働く癖を見せる場面もあったが、前肢と後肢のバランスは悪くなく、フットワークも滑らか。概ね自身のパフォーマンスは示している。順調とみていいだろう。
⑥キラーアビリティ【B】
栗東CW単走。行き過ぎず、控え過ぎずといった感じの内容。派手さはないが、鞍上と息を合わせて折り合いはスムーズ。休養前に見られた硬さが薄れ、そのぶん推進力が前に向くようになっていることも評価できる。日本ダービー以来の実戦とすれば、及第点の仕上がり具合ではないか。
⑦ブレークアップ【B】
美浦坂路併走。時計は地味だが、15-15に近い内容を消化したあとの2本目なので、マイナス視は不要。舌を出しているように映るのも、力みを抜くという点では悪くない。体の使い方自体は良く、それなりに順調といった感じ。あとは重賞級との力関係が鍵になりそうだ。
⑧カントル【B】
栗東坂路併走(映像なし)。ジョッキー騎乗で強めに追ったとはいえ、4ハロン52秒6、ラスト2ハロン23秒9-11秒6のラップは優秀。1週前追い切りの内容も良かっただけに、当該週の動きを映像で確認できないのは残念な限り。判断に悩ましいが、今回はB判定としておきたい。
⑨ディアマンミノル【C】
栗東CW併走。難しい面を見せず、大きなフットワークで走れていたのはいい傾向。ただ、この馬とすれば動きの迫力が若干物足りなく映る。今回は昨年の当レース5着、ならびに今春の目黒記念4着という舞台相性の良さで、どこまでカバーできるかが焦点となろう。
⑩ダンディズム【A】
栗東坂路単走。四肢のさばきは力強く活気も十分。細かい部分で雑なところはあるが、以前に比べると我慢が利くようになっており、そのぶん切れ味が増した印象を受ける。稽古と同様に気持ちの高ぶりを抑えて運ぶことができれば、上位争いに割って入る場面があっても不思議はない。
⑪ラストドラフト【A】
美浦南W単走。リズム重視の調整ながら、身のこなしが柔らかく、バランスのとれたストライド。力みなく綺麗なフォームで走れている。しまいにかけての軽い促しに対する反応も悪くない。上々の内容だった、1週前追い切りの気配を上手につなげてきた印象。好仕上がり。
⑫マイネルファンロン【C】
美浦南W単走。行きたがる素振りを見せるも、それはいつものことなので気にしなくてもいい。ただ、いい頃に比べると四肢を広く使えていないように映る。仕掛けに対する反応も薄く、しまいにかけての伸びは今一歩。今回は期待よりも不安のほうが先立つ。
⑬レインカルナティオ【B】
美浦南W単走。馬場の良い時間帯に鞍上が目一杯シゴいていたとはいえ、なかなか活発な動きを披露した。もう少しラストの鋭さがあれば文句なしだが、この1本で上向いてくる可能性はある。当日の気配次第では面白い存在になりそうだ。
⑭アフリカンゴールド【B】
栗東CW併走。ピッチ走法のため、四肢の可動域は狭い。ただ、3頭併せの真ん中で両サイドから圧を受けながらも、低い姿勢を保ち、キビキビと集中。鞍上の仕掛けに対しても、この馬なりに反応していた。良い頃の活気を取り戻しつつある印象。それなりに動ける態勢とみたい。
⑮レッドサイオン【C】
美浦坂路併走。濃霧の影響により映像はラストのみ。確認できる範囲内では、この馬なりにキビキビと動けていた。ただ、時計を抑えた調整とはいえ、前半の1ハロンごとのラップが15秒0→15秒1と、若干いびつになっているのは気になるところ。当該週より前の内容にも目立つ点はなく、評価は上げづらい。
⑯ヒートオンビート【B】
栗東CW単走。首の可動域が狭く姿勢も高めだが、もともとそういう馬。深刻に捉える必要はない。1週前と比べれば、前肢周りの硬さは薄れてきているし、モタれる悪癖も出ていない。前回の中間時に目立っていた発汗もマシになっている。軽くは扱えないだろう。
⑰ハーツイストワール【B】
美浦坂路併走。ラストでジリ脚となったが、この馬にはよくあること。脚さばきには力感があり、直線を向いてからの追い出しに対する反応も悪くなかった。見映えが良くないため、判断に悩ましいが、好反応を示した1週前追い切りを加味しての、B判定としておきたい。
⑱ボスジラ【B】
美浦南W併走。直線半ばからの映像のみ。そのうえ、濃霧で動きが見づらい状況だったが、確認できる範囲内での脚さばきには力感があり、首もそれなりに使っていた。ラストの手ごたえ的にズブい面が残るのは確かだが、雰囲気は決して悪くない。この馬なりに動ける態勢にある。
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◆アフリカンゴールド・西園正師「ブリンカーを着けると(前進気勢が)違うみたい」
◆カントル・岩田望騎手「折り合いがつくし、距離延長は大丈夫」
◆キラーアビリティ・斉藤崇師「休んで力を出せる状態。いい走りを見せられたら」
◆キングオブドラゴン・宮内助手「切れるタイプではないので、前々で競馬をしたい」
◆コトブキテティス・田島俊師「使いながら本来の状態に戻りつつある。東京は合う」
◆ダンディズム・野中師「前走はそんなに負けていない。展開が向けば」
◆ディアマンミノル・荻野極騎手「東京は目黒記念でいい競馬をしているので」
◆テーオーロイヤル・栗原助手「体の張りが違うし、中身が詰まってきた感じ」
◆ハーツイストワール・国枝師「放牧を挟んでここ目標。得意の東京で」
◆ヒートオンビート・友道師「体よりも気持ちの問題。当日の落ち着きがあれば」
◆プレシャスブルー・津村騎手「いい状態を維持。うまく展開が向いてくれれば…」
◆ブレークアップ・黒岩師「馬がいい意味で枯れてきて、走りのバランスがいい」
◆ボスジラ・国枝師「切れる脚はないが、安定して走る。今回も大崩れはないだろう」
◆マイネルファンロン・手塚師「腰回りに筋肉が戻って、体重も戻ってきた」
◆ユーキャンスマイル・友道師「GⅡの長丁場ならいいところはあると思う」
◆ラストドラフト・戸田師「ここにきて充実してきた。稽古の動きも良く、ここも楽しみ」
◆レインカルナティオ・小西師「2500メートルの距離が鍵になるが、しまいを生かす競馬で」
◆レッドサイオン・蛯名正師「稽古の動きは満足。使って良くなっている」
2012年以降の3着以内馬延べ30頭の馬齢をみると、3歳から6歳の間で収まっている。なお、近2走とも掲示板外に敗れていた5~6歳馬の好走(3着以内)例はゼロ。該当馬は敬遠するのも手といえる。
(減点対象馬)
①キングオブドラゴン ②プレシャスブルー ③ユーキャンスマイル ⑨ディアマンミノル ⑫マイネルファンロン ⑭アフリカンゴールド ⑮レッドサイオン
2012年以降の性別成績は、牡馬【10.10.8.115】、牝馬【0.0.0.3】、せん【0.0.2.10】。出走頭数の違いがあるとはいえ、牝馬とせん馬は傾向的に連対(2着以内)候補として推しづらい。
(減点対象馬)
④コトブキテティス ⑩ダンディズム ⑭アフリカンゴールド ⑮レッドサイオン
2012年以降の3着以内馬延べ30頭の負担重量を確認すると、51キロから58キロまで幅広い。その一方、54キロ以下の好走(3着以内)は前走3着以内の馬に限られる。覚えておきたい傾向だ。
(減点対象馬)
①キングオブドラゴン ②プレシャスブルー ④コトブキテティス ⑩ダンディズム ⑮レッドサイオン
2012年以降の1~2着馬延べ20頭の前走クラス(レース格)を確認すると、G1、G2、OP特別、1600万下(現3勝クラス)の4パターン。これ以外のステップで臨んだ馬は2着連対圏に届いていない。
(減点対象馬)
③ユーキャンスマイル ⑯ヒートオンビート
前走の着順についてはG1なら10着以内、G1以外のオープンクラスであれば8着以内、3勝クラス(旧1600万下)の場合は3着以内がひとつの目安。2012年以降の1~2着全馬がこの条件をクリアしていた。
(減点対象馬)
⑨ディアマンミノル ⑫マイネルファンロン ⑭アフリカンゴールド ⑮レッドサイオン
2012年以降の2着以内馬延べ20頭のうち、11頭は前走の単勝人気順が3番人気以内。残りの9頭は、いずれも前走でG1またはG2のハイグレード戦に出走していた。ハンデ重賞といえども、G3以下で低評価だった馬が上位を占めるレースではない。
(減点対象馬)
②プレシャスブルー ③ユーキャンスマイル ④コトブキテティス ⑧カントル ⑪ラストドラフト ⑮レッドサイオン
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ハンデ重賞というと「荒れる」という印象を持たれがちだが、このレースは比較的平穏に決着しやすい。勝ち馬に関しては、直近8年はいずれも3番人気以内。3着はたまに人気薄の激走があるものの、2着にも上位人気が食い込むケースが多く、伏兵の台頭はあまり見られない傾向が続いている。U指数をチェックする際は、併せて人気も確認したい。同程度の指数の評価であれば、人気を集めているほうをチョイスするのが賢明だ。
もうひとつのポイントは、人気の3歳馬は低指数でも押さえておいたほうがいいということ。2017年1着のスワーヴリチャード(8位、1番人気)、同3着のセダブリランテス(11位、3番人気)、2020年1着のオーソリティ(17位、3番人気)と、直近5年間で馬券になった3歳馬はすべて3番人気以内。よって、唯一の3歳馬で上位人気の一角を占めることが予想される9位⑥キラーアビリティ(95.3)は、しっかり買っておいたほうがいいだろう。
古馬で注目するのは、G1以外では非常に安定している1位③ユーキャンスマイル(99.0)、6戦連続重賞で掲示板を確保している3位⑯ヒートオンビート(97.5)、ルメール騎手とのコンビでは3戦3勝と相性の良い4位⑱ボスジラ(97.0)の3頭だ。
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昨年はオルフェーヴル産駒の1番人気オーソリティが勝ち、レース史上3頭目、現行コースでは初となる2連覇を達成。なお、同馬は母の父がシンボリクリスエスとなるが、昨年は同じ母の父となるフライライクバードも3着に入線しており、19年2着タイセイトレイル含め、3年連続で母の父にシンボリクリスエスを配された馬の好走が続いている。
また、種牡馬では14年フェイムゲーム、16年シュヴァルグラン、17年スワーヴリチャードと3頭の勝ち馬を出すハーツクライほか、昨年はマイネルウィルトスとフライライクバードで2・3着、15年にはゴールドアクターの勝利によって父仔制覇を果たしたスクリーンヒーローが存在感を示す。Roberto直系のシンボリクリスエスやスクリーンヒーロー、トニービンを内包するハーツクライやルーラーシップなど、総じて欧州的な持続力や底力を強調できる血脈が狙い目ともいえるだろう。
ハーツイストワールは、父ハーツクライ×母レツィーナ(母の父キャプテンスティーヴ)。半兄に18年鳳雛Sを勝ったハーベストムーン、全兄に15年青葉賞で3着のヴェラヴァルスターがいる血統。父の産駒は東京巧者を多く出す傾向にあるが、本馬自身も東京は9戦して3勝、2着5回、唯一の馬券圏外も勝ち馬から0秒2差と安定感が際立っている。着差のある派手な勝ち方もしないため、相手なりに走れることが強みとなるタイプだろう。
テーオーロイヤルは、父リオンディーズ×母メイショウオウヒ(母の父マンハッタンカフェ)。父は20・21年と2連覇を果たしたオーソリティの叔父にあたる血統馬。本馬においては叔父のメイショウカドマツが15年アルゼンチン共和国杯の2着馬でもあり、2代母アルペンローズがシンボリクリスエスと同じKris S.産駒であることも興味深いところ。天皇賞(春)で3着の実績も申し分なく、ダイヤモンドSの完勝ぶりからも軽視はできない。
マイネルファンロンは、父ステイゴールド×母マイネテレジア(母の父ロージズインメイ)。ステイゴールドの直系として勝利した18年パフォーマプロミス、20・21年オーソリティの延べ3頭は母の父がRoberto系という共通点を持つ。本馬は母の父でこそないものの、2代母の父がRoberto直仔のブライアンズタイムであることを気に留めておきたい。今年はG1でも人気以上の走りを示すなど、この父系らしい高齢馬の活力には侮れないものがある。
ハンデ戦ながらに将来性豊かな好メンバーが集まる傾向にあり、その勝ち馬の多くがG1ホースへと登り詰めている注目の一戦。第45回(2007年)を勝ったアドマイヤジュピタは翌年の天皇賞(春)に勝利。第46回(2008年)の勝ち馬スクリーンヒーローは、続くジャパンカップも人気薄の立場で制して周囲を驚かせた。そのスクリーンヒーローとの父仔制覇を達成した第53回(2015年)ゴールドアクターも、父同様に勢いは止まらず、連勝で有馬記念をも制している。ほかにも、第48回(2010年)のトーセンジョーダン、第54回(2016年)のシュヴァルグラン、第55回(2017年)のスワーヴリチャードなど、とくに近年の勝ち馬はG1で名を揚げるケースが目立つようになってきた。
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