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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 8 | 18 | 牡3 | 54.0 | C.ルメー | 美 木村哲也 | 512(+12) | 2.31.6 | 5.3 | 3 | 34.4 | ③③③③ | |||
2 | 1 | 2 | 牡4 | 56.0 | 戸崎圭太 | 美 戸田博文 | 462(-4) | 2.31.8 | 1 1/2 | 22.9 | 6 | 34.2 | ⑦⑧⑦⑨ | ||
3 | 5 | 10 | 牡4 | 55.0 | 柴田善臣 | 美 中野栄治 | 474(-8) | 2.31.9 | クビ | 26.3 | 9 | 34.1 | ⑫⑫⑫⑫ | ||
4 | 3 | 5 | 牡5 | 58.0 | 岩田康誠 | 栗 友道康夫 | 496(-4) | 2.32.0 | 3/4 | 2.3 | 1 | 34.6 | ⑪⑪⑨④ | ||
5 | 7 | 13 | 牡5 | 55.0 | 坂井瑠星 | 栗 矢作芳人 | 490(-4) | 2.32.0 | クビ | 57.2 | 13 | 34.7 | ⑥⑥⑥④ | ||
6 | 4 | 8 | 牡5 | 55.0 | 荻野極 | 栗 高橋義忠 | 468(-4) | 2.32.0 | クビ | 4.9 | 2 | 34.4 | ⑨⑨⑨⑨ | ||
7 | 2 | 3 | セ6 | 56.0 | 江田照男 | 美 小島茂之 | 490(-6) | 2.32.1 | 3/4 | 94.1 | 15 | 34.3 | ⑫⑬⑭⑫ | ||
8 | 8 | 16 | 牡5 | 56.0 | 長岡禎仁 | 栗 杉山晴紀 | 504(-8) | 2.32.2 | 1/2 | 94.7 | 16 | 34.9 | ④④④④ | ||
9 | 8 | 17 | 牡5 | 53.0 | 田辺裕信 | 美 伊藤圭三 | 482(+2) | 2.32.4 | 1 1/4 | 31.2 | 11 | 34.4 | ⑰⑰⑯⑯ | ||
10 | 5 | 9 | セ8 | 53.0 | 横山和生 | 美 黒岩陽一 | 496(+10) | 2.32.6 | 3/4 | 227.2 | 17 | 35.9 | ①①①① | ||
11 | 7 | 14 | 牡4 | 55.0 | 三浦皇成 | 美 菊川正達 | 494(+6) | 2.32.8 | 1 1/2 | 26.3 | 8 | 35.9 | ②②②② | ||
12 | 4 | 7 | 牡5 | 55.0 | 横山武史 | 栗 池江泰寿 | 446(-10) | 2.33.0 | 1 1/4 | 30.2 | 10 | 35.4 | ⑭⑭⑬⑨ | ||
13 | 7 | 15 | 牡4 | 56.0 | 大野拓弥 | 栗 池江泰寿 | 480(+2) | 2.33.4 | 2 1/2 | 19.8 | 5 | 36.0 | ⑦⑦⑦④ | ||
14 | 3 | 6 | 牡4 | 55.0 | M.デムー | 美 加藤征弘 | 460(-2) | 2.33.5 | 3/4 | 32.4 | 12 | 35.3 | ⑱⑱⑱⑱ | ||
15 | 1 | 1 | 牡5 | 55.0 | 津村明秀 | 美 相沢郁 | 504(+2) | 2.33.7 | 1 | 23.4 | 7 | 36.3 | ④④④④ | ||
16 | 6 | 11 | 牡6 | 54.0 | 丸山元気 | 栗 松永昌博 | 474(-10) | B | 2.35.1 | 8 | 232.3 | 18 | 37.1 | ⑮⑮⑯⑯ | |
17 | 6 | 12 | 牡4 | 56.0 | 池添謙一 | 栗 池添兼雄 | 454(-12) | 2.35.4 | 1 3/4 | 14.1 | 4 | 37.6 | ⑨⑨⑨⑫ | ||
18 | 2 | 4 | セ6 | 57.0 | 横山典弘 | 栗 角居勝彦 | 498(-14) | 2.37.4 | 大差 | 93.9 | 14 | 39.5 | ⑮⑮⑮⑮ |
ラップタイム | 7.3 - 11.3 - 11.1 - 11.8 - 12.2 - 12.1 - 12.8 - 12.9 - 12.6 - 12.6 - 11.3 - 11.2 - 12.4 |
---|---|
前半 | 7.3 - 18.6 - 29.7 - 41.5 - 53.7 |
後半 | 60.1 - 47.5 - 34.9 - 23.6 - 12.4 |
■払戻金
単勝 | 18 | 530円 | 3番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 18 | 270円 | 3番人気 |
2 | 460円 | 5番人気 | |
10 | 540円 | 7番人気 | |
枠連 | 1-8 | 2,040円 | 10番人気 |
馬連 | 2-18 | 6,680円 | 23番人気 |
ワイド | 2-18 | 2,630円 | 26番人気 |
---|---|---|---|
10-18 | 2,620円 | 25番人気 | |
2-10 | 5,440円 | 50番人気 | |
馬単 | 18-2 | 9,590円 | 33番人気 |
3連複 | 2-10-18 | 48,220円 | 136番人気 |
3連単 | 18-2-10 | 202,520円 | 570番人気 |
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土曜日の東京芝のレース結果、近年のアルゼンチン共和国杯の結果をもとに、馬場や血統のバイアスを考察していきます。予想の際にお役立てください。
月曜日と火曜日に少量の雨に見舞われたものの、その後の降雨はゼロ。土曜日は終日雲の多い空模様だったが、なんとか持ちこたえて、芝コースは最後まで良馬場(JRA発表)でレースが行われた。
土曜日の結果を振り返ると、内めで競馬を進めた馬は劣勢。その一方、直線で中~外に進路をとる待機勢、ならびに中~外の枠からスムーズに運んだ先行・好位差しの好走頻度が一段と高まってきている。
日曜日開催中の降水確率は0%。土曜日の夜に雨が降ったが、未明には止んでおり、影響は少ないものと考えられる。ただでさえ、内めを避ける馬が増加中の東京芝コース。例え含水が多いコンディションになったとしても、中・外伸びの状況が容易に変わるとは思えない。
加えて、レースが重なるにつれ、内と中~外の状態差が拡大する可能性もある。となれば、土曜日の傾向に拍車がかかることも十分にあり得るだろう。枠順に関しても同様で、中~外(4~8枠あたり)に対する意識を強めたほうがいいのではないか。
血統面については、近5年のアルゼンチン共和国杯を振り返ると、サンデーサイレンスもしくはキングマンボの血を引き、なおかつトニービンを持つ馬の活躍が顕著。ほかでは、父か母の父にロベルト系種牡馬を配する馬の奮闘も目につく。条件を満たす馬には相応の警戒が必要だろう。
また、前走がG1・G2ならば1ケタ着順、それ以外の場合は3着以内だった馬が存在感を発揮しているのも、近年における当レースの大きな特徴。血統面と合わせて押さえておきたいポイントだ。
今回の出走メンバーで、血統面と先述した馬場傾向(4~8枠)の要点を満たしているのは、⑧サンレイポケット、⑩サンアップルトン、⑱オーソリティ。よって当欄では、この3頭を注目株として推奨する。
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日曜日に行われるアルゼンチン共和国杯の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①バレリオ【B】
美浦南W併走。僚馬に体勢不利の形でゴールしたが、この馬としては動き、時計とも及第点。スブい面を見せるのは相変わらずの反面、好走時と比べて大きく劣る点はない。この馬なりに順調だろう。
②ラストドラフト【B】
美浦南P併走。懸命に追われる僚馬に対し、手応え、脚いろともに優勢。四肢の可動域こそ狭めだが、良い意味の前進気勢が出てきたのは好印象。緩やかではあるが、状態は着実に上向いている。
③ベストアプローチ【B】
美浦坂路併走。僚馬2頭を問題にせず最先着を果たした。少し前進気勢に過ぎる気もするが、脚さばきはスムーズ。ストライドも広くとれている。攻め巧者なので過度の評価はできないが、雰囲気は決して悪くない。
④エアウィンザー【D】
栗東CW併走。1頭はかわしたものの、もう1頭には追いつけないまま劣勢の形でゴール。攻め巧者の本馬にしては走破タイムも地味で、本来のデキにあるとは言い難い。今回は割引が必要だろう。
⑤ユーキャンスマイル【A】
栗東坂路単走。左前肢を体の中心に着地させるクセがあり、スピードに乗ると右に流れる傾向が強い馬。ゆえに進行方向をまっすぐ保って、加速ラップを記録した点は好感が持てる。力を出せる仕上がりと判断したい。
⑥トーセンカンビーナ【C】
美浦南W併走。道中の進みは悪くなかったが、しまいにかけてペースダウン。併走遅れを喫してしまった。鞍上の仕掛けに対する反応が鈍く、まだ良化の余地を残しているように思える。今回は期待よりも不安のほうが大きい。
⑦アイスバブル【C】
栗東CW併走。サトノルークスを相手に先行するも、並ばれてからの反応が薄く体勢不利でゴールした。この馬にはよくあることなので、一概にマイナス材料とは言えないが、消化不良の感が残るのも確か。高い評価は与えづらい。
⑧サンレイポケット【A】
栗東坂路単走。混雑する時間帯にラチ沿いをハミ受け良く駆け上がり、少し気合をつけたラストにかけては、加速度がさらに増していくなど、単走とすれば上等の走りを見せた。デキは高いレベルで安定している。
⑨ミュゼエイリアン【C】
美浦南W併走。3頭併せで1頭に先着、もう1頭は同入も脚勢で上回った。ただし、この程度の走りは常に見せる馬。休み明け、なおかつG2の長距離戦で、好戦できる状態にあるかといえば疑問符が付く。
⑩サンアップルトン【B】
美浦坂路併走。エンジンのかかりが遅いあたりは相変わらず。だが、走り自体に硬さはなく、前後のバランスもとれている。少なくとも前回の最終追い時より雰囲気はいい。
⑪プリンスオブペスカ【C】
栗東CW併走。追走とはいえ、格下馬に劣勢。体重の軽い見習いが騎乗してのものだけに印象が悪い。3週続けて長めからビシッと追われるなど、しっかり負荷をかけた調教を重ねていることは評価できるも、大きな変わり身まではどうか。
⑫メイショウテンゲン【B】
栗東CW単走。時計は地味ながらも、リラックスしているし、鞍上の指示に対しても従順。少し後肢の力強さに欠けるが、全体的に見ればバランス良く動けている印象。一応の態勢は整ったのではないか。
⑬タイセイトレイル【C】
栗東坂路併走。追走先着を決めたのはいいのだが、好調時と比べると時計的に物足りない。昨年の当レースで2着好走を果たした、舞台適性の高さでどこまでカバーできるか、といったところだろう。
⑭オセアグレイト【B】
美浦南W単走。前を行く関係のない併せ馬を目標に進行。直線で1頭が内にヨレると、その間隙を突いてスムーズに脚を伸ばした。加速がついた際の身体を大きく使った走りは見映えがする。いい仕上がり具合ではないか。
⑮サトノルークス【C】
栗東CW併走。アイスバブルを相手に追走先着を決めた。ただ、好調時と比較すると、少し推進力を欠いているように映る。このひと追いでどこまで変われるか、といったところか。
⑯アールスター【B】
栗東坂路単走。テンを抑えた上がり重点の調整。きっちりと加速ラップをマークした点は評価できる。1週前追いの内容も悪くなく、調整は順調に進んでいる様子。大きな底上げまではどうかも、及第点のデキにはある。
⑰ゴールドギア【C】
美浦南W併走。ほぼ馬なりのブルーシンフォニー(京王杯2歳Sに出走予定)に対し、筒一杯に追っての遅れ。脚勢にゆとりがなく、アクションも小さい。稽古映えしないタイプとはいえ、動きを確認する限り、積極的には手が出ない。
⑱オーソリティ【B】
美浦南W併走。道中は気難しい面を出して制御にひと苦労。だが、解放されると力強い脚どりで僚馬を一気に突き放した。直線の走りをみるに仕上がり自体は良さそう。あとは実戦で常識にかかるか否か。それが焦点となろう。
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◆アイスバブル・池江師「叩き良化型。スピードに乗るのに時間がかかるので東京はいい」
◆アールスター・長岡騎手「折り合いがつくので距離は大丈夫」
◆エアウィンザー・小滝助手「去勢した効果か、体つきがいい」
◆オセアグレイト・三浦騎手「乗った感じはすごくフレッシュで、走る気も伝わる」
◆オーソリティ・木村師「先輩にまじって厳しいレースを経験させてもらう」
◆ゴールドギア・伊藤圭師「直線でばらければ、もっとやれていい」
◆サトノルークス・池江調教師「菊花賞で骨折したことがトラウマになっている気がするので、ポイントは気持ちの面」
◆サンアップルトン・中野助手「前走より良化。東京コースがどうか」
◆サンレイポケット・高橋忠師「距離があった方がリズム良く運べる」
◆タイセイトレイル・安藤助手「気難しさを出さなければ、昨年(2着)くらい走っていい」
◆トーセンカンビーナ・M・デムーロ騎手「気を抜かないで集中して走れれば」
◆バレリオ・相沢師「うまく脚をためて、しまいの良さを生かせれば」
◆プリンスオブペスカ・松永昌師「状態が上がっていることを感じる」
◆ベストアプローチ・畠山助手「久々でも稽古本数はこなした」
◆ミュゼエイリアン・黒岩師「肉体的に動ける仕上がり。適性はある」
◆メイショウテンゲン・池添兼師「2500メートルでもやれると思ってここに。力がついてきた」
◆ユーキャンスマイル・友道師。「休み明けでも走れるし、やはり左回りの方がいい」
◆ラストドラフト・斎藤助手「前走はレース後に熱中症の症状が見られた。使って上向き」
★アルゼンチン共和国杯の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
2010年以降の3着以内延べ30頭の負担重量を確認すると、51キロから58.5キロまで幅広い。ただし、54キロ以下の好走は前走3着以内の馬に限られる。覚えておきたい傾向だ。
前走の着順についてはG1ならば9着、G2は7着、それ以外の場合は3着が最低ライン。2010年以降、この条件を満たしていなかった馬は、例外なく3着以下に敗れている。
2010年以降の1~3着馬の前走使用距離をみると、1800mから3200mまでバラエティに富んでいる。ただし、前走1800m組の最高着順は3着止まり。2着連対圏に届きそうで届かない状況が続いている。
2010年以降の2着以内延べ20頭のうち、13頭は前走の単勝人気順が3番手以内。残りの7頭は、いずれも前走でG1・G2戦を使用していた。少なくとも前走G3以下で低評価だった馬が、ガンガン突っ込んでくるレースではない。
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ハンデ重賞というと「荒れる」という印象を持たれがちだが、このレースは比較的平穏に決着しやすい。勝ち馬に関しては、過去5年間はいずれも3番人気以内。また、馬券圏内に入った15頭中13頭が5番人気以内というように、伏兵の台頭はあまり見られない傾向が続いている。U指数をチェックする際は、併せて人気も確認したい。同程度の指数の評価であれば、人気を集めているほうをチョイスするのが賢明だ。
過去5年間の連対馬の平均指数は96.7なので、このあたりが高評価を与える際の目安のラインとなりそう。これ未満の馬は、評価を一枚割り引きたい。人気になっていたら、疑ってかかったほうがいいだろう(ただし、古馬初対戦の3歳馬は除く)。
文句なしの一番手評価は、2位に2.3の指数差を付けて“凄馬”の1位にランクされているユーキャンスマイル(100.9)。近年の勝ち馬はほぼ97~99台なので、100超えはかなり高く評価できる。以下、目黒記念で2度の2着があるコース巧者の2位アイスバブル(98.6)、好メンバー相手に毎日王冠で3着に好走した4位サンレイポケット(97.3)、ここ数戦に比べ相手が一気に楽になる5位メイショウテンゲン(97.2)まで押さえておく。
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昨年は1着ムイトオブリガード、2着タイセイトレイルと従兄弟同士でワンツー決着を果たしており、前者は一昨年2着に続く連続好走でもあった。どちらも母の父にトニービンの血を引く種牡馬の産駒となるが、後者の父ハーツクライは14年フェイムゲーム、16年シュヴァルグラン、17年スワーヴリチャードと3頭の勝ち馬を出している。
一方で、雨中の重馬場開催となった15年にはスクリーンヒーロー産駒のゴールドアクターが1番人気に応えて重賞初制覇。グラスワンダーやブライアンズタイムといったRoberto系種牡馬を内包する馬も幅を利かせているように、総じてスタミナ勝負に強い血統を高く評価すべきだろう。
オーソリティは、父オルフェーヴル×母ロザリンド(母の父シンボリクリスエス)。エピファネイアやリオンディーズ、サートゥルナーリアの甥にあたる血統で、2代母シーザリオは05年オークスなど重賞を3勝。また、父ステイゴールド系×母の父Roberto系という大まかな血統構成は18年の勝ち馬パフォーマプロミスと同じ。本馬は青葉賞‐G2をレースレコードで勝利しているあたりに良血らしいポテンシャルを感じさせる。
ユーキャンスマイルは、父キングカメハメハ×母ムードインディゴ(母の父ダンスインザダーク)。02年オークスで12番人気ながら2着に好走したチャペルコンサートの甥で、母は09年府中牝馬S‐G3の勝ち馬。本馬は左回り巧者として周知されてきたが、現在は右のトモがしっかりしたことでモタれ癖も改善されている。同じ母の父となるアルバートが16年に同臨戦で2着に好走しており、本馬も実績面からハンデは背負うかもしれないが格好は付けてくれるだろう。
サンアップルトンは、父ゼンノロブロイ×母シナル(母の父キングカメハメハ)。アンバーシヤダイやサクラバクシンオー、イブキマイカグラが出たクリアアンバーに遡る牝系。また、父は11年トレイルブレイザー、12年ルルーシュと2頭の勝ち馬を出している実績を持つ。本馬も格上挑戦ながら4着と健闘した2走前の内容が秀逸で、牝系の底力も申し分ないだけに、更なる飛躍を遂げても何ら不思議はない。休み明けで目標が先の馬も多いなかで、ひと叩きされているアドバンテージを活かせれば。
メイショウテンゲンは、父ディープインパクト×母メイショウベルーガ(母の父フレンチデピュティ)。ダンシングブレーヴやRedwoodが出たOlmecに遡る牝系で、母は10年京都大賞典‐G2など重賞を2勝。本馬は現役屈指のスタミナの持ち主で、前走宝塚記念‐G1でも16番人気ながら5着に好走していたように、馬場が渋って消耗戦になると真価を発揮する。今後は長距離路線の常連となっていきそうで、とくに道悪となった際には警戒を怠らないようにしたい。
(文・シンヤカズヒロ)
ハンデ戦ながらに将来性豊かな好メンバーが集まる傾向にあり、その勝ち馬の多くがG1ホースへと登り詰めている注目の一戦。第45回(2007年)を勝ったアドマイヤジュピタは翌年の天皇賞(春)に勝利。第46回(2008年)の勝ち馬スクリーンヒーローは、続くジャパンカップも人気薄の立場で制して周囲を驚かせた。そのスクリーンヒーローとの父仔制覇を達成した第53回(2015年)ゴールドアクターも、父同様に勢いは止まらず、連勝で有馬記念をも制している。ほかにも、第48回(2010年)のトーセンジョーダン、第54回(2016年)のシュヴァルグラン、第55回(2017年)のスワーヴリチャードなど、とくに近年の勝ち馬はG1で名を揚げるケースが目立つようになってきた。