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2024年12月28日(土) | ホープフルS G1 |
---|
着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 6 | 10 | 牡4 | 57.5 | C.ルメー | 美 木村哲也 | 518(+12) | 2.32.4 | 3.0 | 1 | 33.9 | ③③③③ | |||
2 | 7 | 12 | 牡5 | 56.0 | M.デムー | 栗 宮徹 | 470(0) | 2.32.8 | 2 1/2 | 7.6 | 4 | 34.1 | ⑩⑦⑥⑥ | ||
3 | 3 | 5 | 牡4 | 55.0 | 岩田望来 | 栗 友道康夫 | 458(0) | 2.32.9 | 3/4 | 5.2 | 3 | 34.2 | ⑤⑥⑥⑥ | ||
4 | 1 | 1 | 牡4 | 54.0 | 戸崎圭太 | 栗 池添学 | 478(-8) | 2.32.9 | ハナ | 26.4 | 9 | 33.8 | ⑧⑨⑨⑨ | ||
5 | 5 | 9 | 牡4 | 54.0 | 荻野極 | 栗 本田優 | 462(+4) | 2.33.0 | クビ | 14.4 | 7 | 33.6 | ⑭⑭⑭⑭ | ||
6 | 4 | 6 | 牡4 | 54.0 | 石橋脩 | 栗 上村洋行 | 498(-6) | 2.33.1 | 1 | 12.6 | 6 | 34.5 | ⑤③③⑤ | ||
7 | 8 | 14 | 牡5 | 55.0 | 石川裕紀 | 美 加藤征弘 | 472(-2) | 2.33.1 | ハナ | 133.7 | 15 | 33.9 | ⑬⑬⑬⑪ | ||
8 | 8 | 15 | 牡4 | 55.0 | 横山武史 | 美 国枝栄 | 502(0) | B | 2.33.2 | クビ | 5.2 | 2 | 34.9 | ②②②① | |
9 | 4 | 7 | セ6 | 53.0 | 吉田豊 | 美 柄崎孝 | 470(-4) | B | 2.33.2 | クビ | 80.7 | 14 | 34.0 | ⑩⑪⑪⑪ | |
10 | 5 | 8 | 牡6 | 55.0 | 三浦皇成 | 栗 池江泰寿 | 452(-12) | 2.33.3 | 1/2 | 58.7 | 12 | 34.3 | ⑧⑨⑨⑨ | ||
11 | 2 | 2 | 牡6 | 56.0 | 団野大成 | 美 国枝栄 | 446(+6) | 2.33.4 | 3/4 | 62.7 | 13 | 34.6 | ⑦⑦⑥⑧ | ||
12 | 2 | 3 | 牡6 | 55.0 | 大野拓弥 | 美 堀宣行 | 498(-2) | B | 2.33.5 | クビ | 12.5 | 5 | 34.2 | ⑩⑪⑪⑪ | |
13 | 3 | 4 | 牡5 | 56.0 | 岩田康誠 | 栗 杉山晴紀 | 470(-6) | 2.33.7 | 1 1/4 | 31.8 | 10 | 34.2 | ⑭⑭⑮⑮ | ||
14 | 6 | 11 | セ5 | 54.0 | 鮫島克駿 | 栗 橋口慎介 | 496(-2) | 2.33.8 | 3/4 | 49.8 | 11 | 35.3 | ③③③③ | ||
15 | 7 | 13 | 牡5 | 56.0 | 田辺裕信 | 美 国枝栄 | 514(+4) | 2.33.9 | クビ | 26.4 | 8 | 35.6 | ①①①② |
ラップタイム | 7.2 - 11.6 - 12.1 - 13.4 - 12.9 - 12.4 - 12.4 - 12.4 - 12.1 - 11.8 - 11.1 - 11.1 - 11.9 |
---|---|
前半 | 7.2 - 18.8 - 30.9 - 44.3 - 57.2 |
後半 | 58.0 - 45.9 - 34.1 - 23.0 - 11.9 |
■払戻金
単勝 | 10 | 300円 | 1番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 10 | 150円 | 1番人気 |
12 | 250円 | 4番人気 | |
5 | 190円 | 3番人気 | |
枠連 | 6-7 | 800円 | 2番人気 |
馬連 | 10-12 | 1,420円 | 3番人気 |
ワイド | 10-12 | 630円 | 4番人気 |
---|---|---|---|
5-10 | 500円 | 2番人気 | |
5-12 | 830円 | 7番人気 | |
馬単 | 10-12 | 2,060円 | 4番人気 |
3連複 | 5-10-12 | 2,640円 | 3番人気 |
3連単 | 10-12-5 | 10,930円 | 10番人気 |
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土曜日の東京芝のレース結果、近年のアルゼンチン共和国杯の結果をもとに、馬場や血統のバイアスを考察していきます。予想の際にお役立てください。
この中間は晴天が続き、土曜日も晴れ。芝コースは終日良馬場(JRA発表)でレースが行われた。土曜日朝におけるJRA測定のクッション値は9.2。前週の土曜日と日曜日の朝がともに9.2だったので、引き続き良好な状態を維持している。
土曜日施行の芝競走6鞍における勝ち馬の4角通過順位は2、5、3、2、4、2番手。字面だけなら前有利のように思えるが、上がり3ハロン最速(タイを含む)馬が【3.2.2.1】と上々の成績を収めているように、待機勢もそれなりに頑張っている。脚質的な有利不利の少ない馬場とみていいだろう。
枠順については内~中がやや優勢。土曜日に行われた芝競走6鞍の2着以内馬12頭のうち、9頭を1~5枠の馬が占めている。前週に比べると外枠の上位入線が増しているものの、極端な変化には至っていない。
日曜日午前中の天気は不安定。判断するに悩ましいが、相当量の降雨でもない限りは、路盤自体が極端に悪化することは考えづらい。少なくとも、道中で外めを追走、なおかつ4角過ぎから外をブン回す差し・追い込みタイプが上位を独占するようなコンディションにはならないはずだ。
ゆえに、馬場の内~中を上手に立ち回れそうな馬が優位という捉え方が、もっとも適切のように思える。待機勢を狙うのであれば、内~中め追走から脚をため、最後の直線で馬群をうまく捌けそうなタイプとなろう。枠順については、やはり中~内(1~5枠あたり)に対する意識を強めたほうが、好結果につながりやすいのではないか。
血統的には、過去5年のアルゼンチン共和国杯を振り返ると、トニービンを内包している馬の活躍が顕著。ほかでは、ステイゴールドの系統産駒や、父もしくは母の父にロベルト系の種牡馬を持つ馬の奮闘も目を引く。該当する馬には相応の警戒が必要だろう。
また、前走がG1・G2ならば1ケタ着順、それ以外の場合は3着以内だった5歳以下の好走頻度が高いのも、近年における当レースの大きな特徴。血統面と合わせて押さえておきたいポイントだ。
今回の出走馬で、血統面と先述した馬場傾向(1~5枠)の要点をともに満たしているのは、④ロードマイウェイ、⑤フライライクバード、⑨ディアマンミノル。従って当欄では、これら3頭を注目株として推奨する。
日曜日に行われるアルゼンチン共和国杯の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①レクセランス【C】
栗東坂路単走。首をしっかり使って活気はあるが、四肢のさばきに軽さはなく、あくせくと走っている印象。その割に全体時計は55秒1と遅め。ラスト2ハロンこそ24秒9-12秒3を刻んだものの、額面を超える価値はないように思える。良くも悪くも平行線といったところか。
②オウケンムーン【C】
美浦坂路併走。小ぶりな馬体を考慮してか抑えめの調整。ただ、53秒6の全体時計に対し、ラスト2ハロンは25秒7-13秒1。攻めは動くタイプという点を踏まえると、しまいのラップが物足りない。重賞で好パフォーマンスを見込めるほどのデキには達していないように思える。
③サトノソルタス【C】
美浦南W併走。コーナーでの動きが硬く、何か元気のない走り。直線を向いてから軽く促されるも、競る気配が薄く最後は手ごたえ劣勢でゴール。微調整程度の内容とはいえ、もう少し覇気を出してほしいのも確か。よほど展開が向かないと、出番は回ってこないかもしれない。
④ロードマイウェイ【A】
栗東坂路単走。流す程度の調整もあってか、首の可動域こそ狭く映るが、四肢のさばきは柔らかく、踏み込みも力強い。ラストのラップは平凡ながらも、追えば伸びそうな余力を十分に残していたので、不安視する必要はなさそう。少なくとも前回の最終追い時より気配はいい。
⑤フライライクバード【A】
栗東CW単走。この馬としてはリラックスしているし、フットワークも柔らかい。完歩はさほど大きくないが、後肢の踏み込みの深さ、そして首を上手に使ったテンポの良い走りは目を引くものがある。力をフルに発揮できる仕上がりと判断したい。
⑥アイアンバローズ【C】
栗東坂路単走。中盤までは気負いがちで頭の振り幅が安定せず、推進力を上に逃す完歩がチラホラ。それでいて規則的なラップを踏むのだから、確かな脚力の持ち主であることは間違いないのだが……。54キロのハンデでどこまでカバーできるかが焦点となろう。
⑦アドマイヤアルバ【C】
美浦坂路単走。手前をスムーズに替え、中盤までは淡々と駆け上がっていたが、徐々に余裕を無くし、しまいの伸びは今一歩。軽めの調整とはいえ、1週前追いの動きが良かっただけに、物足りなさを覚えてしまうのは確か。積極的には手が出ない。
⑧アイスバブル【B】
栗東CW併走。追い出す際にズブい面を見せるのは相変わらずも、脚どりは力強くストライドもしっかり伸びている。もう少し躍動感があれば言うことはないが、もとより稽古映えしないタイプ。それを思えば許容範囲だろう。マズマズの仕上がり具合ではないか。
⑨ディアマンミノル【A】
栗東CW併走。コーナーを回る際に首の動きが少し硬く映るも、それ以上に前肢を有効に使った大きなフットワークが目を引いた。ステッキが入ったあとの四肢を広げて力強く進む姿も見ごたえ十分。いい雰囲気でレースに臨めそうだ。
⑩オーソリティ【C】
美浦南W併走。コーナーで気の悪さを出し、直線を向いてからスムーズに手前が替わらないのは相変わらず。それでいて鞍上が仕掛けると反応を返し、きっちり同入に持ち込むのだから判断に悩ましい。いずれにせよ高評価はしづらく、これで勝ち切るようなら能力と舞台適性が一枚上ということだろう。
⑪ゴースト【A】
栗東CW単走。落ち着いて走れているし、鞍上の指示に対しても従順。夏場に函館→札幌と転戦した当時と比べて、後肢の踏み込みが深くなり、振り幅も大きくなったように映る。活気も程よく調子は良さそう。持ち前のしぶとさを活かせる競馬になれば、一撃あっても不思議はない。
⑫マイネルウィルトス【B】
栗東CW併走。頭の位置がやや高く、完歩も小さめだが、脚どりに乱れはなく、鞍上の手ごたえに見合った走りはできている。この程度の動きは常に見せる馬なので過度の評価はしづらいものの、雰囲気は決して悪くない。警戒を怠れない1頭だ。
⑬ボスジラ【B】
美浦坂路併走。体勢不利の形でゴールしたが、ステッキまで入れて目一杯に追われる僚馬に対し、こちらはそれに合わせて追うだけ。前後のバランスはとれており、概ね自身のパフォーマンスは示している。順調とみていいだろう。
⑭トーセンカンビーナ【C】
美浦南W併走。体勢不利でのフィニッシュとなったが、ゴールを過ぎてからは少し前に出た。ただ、以前に比べると手前を替えたあとの重心の沈みが浅く、躍動感の面では今ひとつ。その点を踏まえると、まだ良化の余地を残しているように思える。今回は期待よりも不安のほうが大きい。
⑮アンティシペイト【B】
美浦南W併走。キレはさほど感じないが、3頭併せの真ん中で両サイドから圧を受けながらも、集中を欠くことなくキビキビと動けていた点は評価できる。状態自体は悪くないので、あとは実戦で気分を損ねず走れるか否かがポイントになりそうだ。
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◆アイスバブル・池江師「直線の長いコースは合う」
◆アンティシペイト・国枝師「前走がいい内容。距離はもつ」
◆オウケンムーン・国枝師「重賞勝ちのある東京で頑張ってほしい」
◆オーソリティ・太田助手「ハンデは重いけど、タフな馬」
◆ゴースト・橋口師「前向きさが出て精神面が良化」
◆サトノソルタス・堀師「シャープな動き。毛づや、体の張りがいい」
◆ディアマンミノル・本田師「広いコースのほうがいい」
◆フライライクバード・友道師「体はしっかりしている」
◆ボスジラ・国枝師「気持ちが穏やかで長い距離は合う」
◆マイネルウィルトス・宮師「状態はさらに上がっている」
◆レクセランス・池添学師「しまい勝負でいくつもり」
◆ロードマイウェイ・小関助手「きれいな馬場でやりたいですね」
★アルゼンチン共和国杯の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
2011年以降の3着以内馬延べ30頭の馬齢をみると、3歳から6歳の間で収まっている。なお、近2走とも掲示板外に敗れていた5~6歳馬の好走例はゼロ。5歳以上を狙う場合は近走の着順をしっかりチェックしておきたい。
(減点対象馬)
③サトノソルタス ⑦アドマイヤアルバ ⑭トーセンカンビーナ
2011年以降の性別成績は、牡【10.10.8.119】、牝【0.0.0.4】、せん【0.0.2.8】。出頭頭数の違いがあるとはいえ、牝馬とせん馬は傾向的に連対候補として推しづらい印象を持つ。
(減点対象馬)
⑦アドマイヤアルバ ⑪ゴースト
2011年以降の3着以内馬延べ30頭の負担重量を確認すると、51キロから58.5キロまで幅広い。その一方、54キロ以下の好走は前走3着以内の馬に限られる。頭に入れておきたい傾向だ。
(減点対象馬)
①レクセランス ⑥アイアンバローズ ⑦アドマイヤアルバ ⑨ディアマンミノル
2011年以降の1~3着馬の前走使用距離を検証すると、1800mから3200mまでバラエティに富んでいる。ただし、前走で2200m未満の条件戦に出走していた馬の複勝圏入りはゼロ。該当馬は敬遠するのも手といえる。
(減点対象馬)
⑮アンティシペイト
2011年以降の2着以内馬延べ20頭のうち、13頭は前走の単勝人気が3番人気以内。残りの7頭は、いずれも前走でG1またはG2のハイグレード戦を使用していた。少なくとも前走G3以下で低評価だった馬が、幅を利かせるレースではない。
(減点対象馬)
①レクセランス ②オウケンムーン ⑧アイスバブル ⑭トーセンカンビーナ
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ハンデ重賞というと「荒れる」という印象を持たれがちだが、このレースは比較的平穏に決着しやすい。勝ち馬に関しては、過去5年間はいずれも3番人気以内。また、2着連対した10頭中8頭が5番人気以内(ほか2頭は6、7番人気)というように、伏兵の台頭はあまり見られない傾向が続いている。U指数をチェックする際は、併せて人気も確認したい。同程度の指数の評価であれば、人気を集めているほうをチョイスするのが賢明だ。
もうひとつのポイントは、人気の3歳馬は低指数でも押さえておいたほうがいいということ。2017年1着のスワーヴリチャード(8位、1番人気)、同3着のセダブリランテス(11位、3番人気)、2020年1着のオーソリティ(17位、3番人気)と、過去5年間で馬券になった3歳馬はすべて3番人気以内。今年の出走はないが、来年以降に備えて覚えておくといいだろう。
注目するのは、昨年の勝ち馬で今年は2位タイと高い評価を得ている⑩オーソリティ(98.1)、1位評価ながらも美味しいオッズを示してくれそうな③サトノソルタス(99.1)、強豪相手の札幌記念で4着に好走した5位⑫マイネルウィルトス(96.6)、絶好調の横山武史騎手が跨る6位⑮アンティシペイト(95.7)の4頭だ。
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昨年は青葉賞から約6か月ぶりの実戦となったオルフェーヴル産駒のオーソリティが勝利。同馬は母ロザリンドがエピファネイアの全妹にあたる血統馬であり、父ステイゴールド系×母の父Roberto系という大まかな血統構成は18年の勝ち馬パフォーマプロミスとも通ずるものがあった。
また、種牡馬では14年フェイムゲーム、16年シュヴァルグラン、17年スワーヴリチャードと3頭の勝ち馬を出すハーツクライが存在感を示している。ハーツクライも名うてのスタミナ型種牡馬ではあるが、総じてアルゼンチン共和国杯ではRobertoやトニービン、Nijinskyといった持続力や底力を強調できる欧州血脈が狙い目とも言えるだろう。
オーソリティは、父オルフェーヴル×母ロザリンド(母の父シンボリクリスエス)。母系のシンボリクリスエスからRoberto、スペシャルウィークからNijinskyの血を引く。東京はいずれも芝2400m以上の重賞に出走して「2-1-0-0」、2着となった21年ダイヤモンドSにおいても勝ち馬との着差はクビ差で、当該競馬場での長距離戦は最も得意とするところ。昨年は骨折明け、大外枠と楽な条件ではないなかで完勝しており、2連覇を十分に見込める逸材。
ディアマンミノルは、父オルフェーヴル×母イソノスワロー(母の父デヒア)。昨年の勝ち馬と同じオルフェーヴルの産駒となり、本馬は2代母の父ラシアンルーブルを介してNijinskyの血を引く。戦歴からも道悪や上がりのかかるタフな展開でこそ真価を発揮するタイプと言えそうで、前走京都大賞典もスタミナを問われるロングスパート勝負になったことで持ち味を遺憾なく発揮できていた。長丁場の根競べは望むところだろう。
ロードマイウェイは、父ジャスタウェイ×母フェリス(母の父ジャングルポケット)。東京の長距離戦を得意とし、本競走でも好相性を示すハーツクライの直系。また、本馬は一昨年に従兄弟同士でワンツー決着を果たしていたムイトオブリガードとタイセイトレイルの近親にあたることも強調しやすい。父系と母系からトニービンの血を引く血統構成も興味深く、底力を問われた前走京都大賞典での5着にこそ本質が垣間見えていた。
ハンデ戦ながらに将来性豊かな好メンバーが集まる傾向にあり、その勝ち馬の多くがG1ホースへと登り詰めている注目の一戦。第45回(2007年)を勝ったアドマイヤジュピタは翌年の天皇賞(春)に勝利。第46回(2008年)の勝ち馬スクリーンヒーローは、続くジャパンカップも人気薄の立場で制して周囲を驚かせた。そのスクリーンヒーローとの父仔制覇を達成した第53回(2015年)ゴールドアクターも、父同様に勢いは止まらず、連勝で有馬記念をも制している。ほかにも、第48回(2010年)のトーセンジョーダン、第54回(2016年)のシュヴァルグラン、第55回(2017年)のスワーヴリチャードなど、とくに近年の勝ち馬はG1で名を揚げるケースが目立つようになってきた。
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