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【天皇賞・秋】ロゴタイプ、逃げるヒカリに鈴つける

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【天皇賞・秋】ロゴタイプ、逃げるヒカリに鈴つける

 過去10年の天皇賞・秋では、毎日王冠組が毎年連対を果たしている。しかも2着以下に敗れた馬の巻き返しが顕著だ。今年も毎日王冠組が6頭いるが、注目の1頭がロゴタイプだ。3年前の皐月賞馬で、6歳を迎えた今年は安田記念を優勝。陣営は距離や高速決着にも不安を感じておらず、“早め先頭に立つ競馬”で秋の盾獲りに挑む。

 輝きを取り戻したクラシックホースが、さらなる勲章を取りにいく。6月の安田記念で2013年の皐月賞以来となるGI3勝目を挙げたロゴタイプが、初めて天皇賞・秋に参戦。最終追い切りを翌日に控え、ダートコースでのキャンターに騎乗した田中剛調教師は、柔和な表情で前走からの良化ぶりを伝える。

 「雰囲気はいいですよ。きょうも元気が良かったし、使って上積みはありそうです」

 秋初戦の毎日王冠は持ち味を発揮できずに8着に敗れた。スタートのタイミングが合わず流れに乗り切れなかった上、後方にいた4頭が4着までを独占する差し馬に有利な展開。1頭だけ58キロの斤量で3番手を進んだロゴタイプには、流れが向かなかった。

 前走後はゲート練習も行いながら調整は順調。23日には美浦坂路で調教師が自ら騎乗して4ハロン53秒3をマークした。「以前は緩いところがあったけど、だいぶ体が締まってきたから、坂路でも負荷をかけられるようになりました」。皐月賞馬は6歳となっても衰え知らずだ。

 父ローエングリンは3歳時にオープン特別を4勝と早い時期から活躍し、8歳時の中山記念では58キロを背負い重賞4勝目を挙げた。復活を遂げ、馬体も充実した今のロゴタイプなら、反撃の可能性は十分にある。

 安田記念では、鮮やかな逃げ切りで今回も上位人気が確実のモーリスを撃破。皐月賞を当時のコースレコードで勝っており、距離や高速決着に不安はない。「2000メートルは大丈夫。多少、ズブい面も出てきたし。あとは展開次第ですね。ロゴのペースで、行く馬がいるなら行かせて、早めに先頭に立つ競馬がいい」。エイシンヒカリが主導権を奪いそうだが、トレーナーは得意の積極策でVのイメージを描いている。

 グレード制が導入された1984年以降、93年ヤマニンゼファー、08年ウオッカに続く3頭目となる同年の安田記念と天皇賞・秋の“2階級制覇”へ。最高峰の舞台で、古豪健在を証明する。 (藤沢三毅)

★天皇賞・秋の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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