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マイルといえばディープインパクト産駒の独壇場というイメージがあるが、近年の桜花賞を振り返ると近2年の優勝馬はドゥラメンテ産駒で、むしろ父か母の父にキングカメハメハ系が入っている馬が活躍している。
チェルヴィニアは母の父がキングカメハメハ。父ハービンジャーとくれば有馬記念勝ちブラストワンピース、エリザベス女王杯勝ちモズカッチャンと同じ配合だ。母チェッキーノはオークス2着、祖母ハッピーパスは桜花賞4着。一族があと一歩届かなかったクラシック制覇の悲願を、ついに達成するか。
テウメッサも父ハービンジャー×母の父キングカメハメハ。こちらも母系をたどれば桜花賞2着フサイチエアデールがいる。一族にグランプリ3勝のクロノジェネシスと底力は十分。実績では見劣っても侮れない。
ステレンボッシュは母の父がキングカメハメハ産駒のルーラーシップ。母系に名種牡馬ディープインパクトの母ウインドインハーヘアがいて、近親に昨年末のホープフルSで牡馬を撃破したレガレイラがいる。非常に活力がある血筋だ。
キングカメハメハ系以外で注目はクイーンズウォーク。朝日杯FSを勝った半兄グレナディアガーズ(父フランケル)は1400~1600メートルが守備範囲だったが、父がキズナに変わって、もう少し距離の融通は利きそう。母方に米GⅠ11勝の女傑セレナズソングがいて、かなりの底力を秘めているはず。
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