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1984年の3冠馬シンボリルドルフの主戦を務めるなど、騎手時代に日本ダービーでも活躍した岡部幸雄氏(74)が、騎手目線で競馬の祭典を分析した。皐月賞馬ソールオリエンスの強さを認める一方、注目馬として名前を挙げたのがスキルヴィング。青葉賞組がダービーを勝てないというジンクスの打破にも着目している。
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ソールオリエンスが最有力候補なのは間違いない。皐月賞は絶望的と映る位置から大外をグイグイ伸びて優勝。非常に強いレースぶりで、400メートルの距離延長も心配はないだろう。
ただ、キャリアが18頭中最少の3戦と浅く、レースぶりも粗削り。若手の横山武騎手は最近は大舞台での経験もかなり積んでいるので、あっさりと2冠を達成してしまうかもしれないが、ほかの馬にもチャンスは大いにあるとみている。
その中で特に注目しているのが青葉賞優勝馬スキルヴィング。ルメール騎手は皐月賞3着のファントムシーフにも乗れる立場ながらこちらに騎乗する。ファントムシーフは皐月賞で1番人気に推されたほどで、しかも落鉄する不利もあった。その馬に乗らないということはスキルヴィングはかなり奥が深いのだろう。
気になるのは青葉賞組はオープン特別時代も含め、ダービーで2着が7回もあるのに未勝利である点。7頭は全て勝っての挑戦で、最初の3頭は私が騎乗した1991年レオダーバン、94年エアダブリン、2002年シンボリクリスエスだった。
優勝馬がそれぞれトウカイテイオー、ナリタブライアン、タニノギムレットと相手が強かったり、完成度で分が悪かったのは確かだが、同じ舞台を経験したアドバンテージがありながらこれだけ長い間、勝ち馬が出ていないのは不思議。理由を挙げるなら、タフな東京2400メートルを1カ月以内に2度走るのは厳しいのかもしれない。
それでもスキルヴィングは過去の優勝馬と違い、今回が休み明け2戦目と臨戦過程に余裕がある点が強調できる。さらに全4戦が東京コースと、どの馬よりもダービーを意識してきたムードが伝わる。
前述のファントムシーフは武豊騎手と初めてコンビを組んで出走。初騎乗での優勝は68年間もないそうだが、ダービー最多6勝の騎手が鞍上なら問題ないだろう。多くのジンクスが破られている時代でもある。
皐月賞2着のタスティエーラもレーン騎手と初めてコンビを組む。皐月賞は早めに抜け出して最後に差されたが、当時はソールオリエンスがあれだけの末脚を発揮するとは想像できなかっただけに仕方ない。レーン騎手がどう乗るか興味深い。
■岡部 幸雄(おかべ・ゆきお) 1948(昭和23)年10月31日生まれ、74歳。群馬県出身。67年3月に騎手としてデビューし、2005年3月の引退までに中央競馬でマークした2943勝は歴代2位。日本ダービーは26回騎乗し、84年シンボリルドルフでの1勝の他、2着6回、3着3回。20年に秋の叙勲で旭日小綬章を受章。僚誌週刊ギャロップで「名手の競馬学」を連載中。
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