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【日本ダービー】ソールオリエンス、キタサンブラック産駒の〝太陽〟が無敗2冠制覇だ

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【日本ダービー】ソールオリエンス、キタサンブラック産駒の〝太陽〟が無敗2冠制覇だ

28日に東京で競馬の祭典「第90回日本ダービー(東京優駿)」が行われる。すべてのホースマンが憧れる夢舞台。史上8頭目となる無敗2冠制覇を目指し、ソールオリエンスが出陣する。第1冠の皐月賞で見せた強烈な末脚は、府中でさらに威力を増しそうだ。

まさに次元の違う切れ味だった。新馬―京成杯と連勝で臨んだ皐月賞ソールオリエンスはスタートで後手に回り、4コーナーでもほぼ最後方と絶望的なポジショニングに思われた。しかし、次位を1秒近く上回る上がり3ハロン35秒5の末脚で追い込み、2着に1馬身1/4差をつけてゴールした。

「見てのとおりで強かったと思います。皐月賞も圧倒的に最後の1ハロンが速かった。まだまだ限界まで走り切っていないのか、もっと奥があると思っています」

手塚調教師は愛馬の底知れぬ能力に胸を張る。短期放牧を挟んでの調整は順調で、17日は美浦Wコースで6ハロン80秒8、ラスト1ハロン11秒1。皐月賞の1週前追いとまったく同じタイムをマークし、僚馬に1馬身先着した。


「1週前としては順調ですね。まずは何より、無事にいくことが重要なので。いい反応でした」と、騎乗した横山武騎手からも笑みがこぼれる。鞍上は同じく無敗2冠制覇を狙った一昨年のエフフォーリアでハナ差2着に惜敗。そのリベンジを果たすときがやってきた。

史上5人目のクラシック完全制覇のかかる指揮官は「ダービーは最高峰。当然、勝ちたいレースです。十分にチャンスはある。まんざら夢でもないような感じはしています」と意気込む。

ラテン語で『朝日』と名づけられた鹿毛のキタサンブラック産駒は、府中のターフでもその名に違わぬ強烈な光を放つ。(夕刊フジ)

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