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秘めたポテンシャルは今年のフェブラリーS馬をも超える!? 未来のダート王候補・ラペルーズが苦い敗戦から巻き返す。
2月にフェブラリーSと同じ東京ダートマイルで行われる3歳馬同士のヒヤシンスSは、出世レースとして名高い。直近の勝ち馬でユニコーンSに出走してきた16年ゴールドドリーム、20年カフェファラオはいずれも完勝し、のちにGIホースまで登りつめている。
ラペルーズは今年のヒヤシンスSを制覇。後続を1馬身半突き放した走破タイム1分36秒8は、同じく良馬場でのレースだった前年のカフェファラオを0秒9も上回っており、相当な能力を感じさせた。
それだけに前走・青竜Sの1番人気11着大敗はショックだが、「まったく進んでいかなかった」とルメール騎手。スタート直後に両サイドから挟み込まれたことで気持ちが完全に切れてしまった印象だ。思えば、同じ藤沢和厩舎に在籍していた父ペルーサもかなりムラなタイプだっただけに、気難しい面を受け継いでいるのかもしれない。青竜Sの1、2着馬はヒヤシンスSで5、3着。本来の実力を出し切れば、再逆転は容易に叶うはずだ。
今週16日はWコース5F69秒9で古馬2勝クラスと併入。ソフトな調整でメンタル面を重視して仕上げられてきた。「余力残しでも動きは良かった。落ち着きがあるし、休み明けを使われて良くなっていますよ。しまいは伸びる馬だし、スタートに気をつけて上手な競馬をしてほしいですね」と、藤沢和調教師は反撃を期している。
コロナ禍のため実現しなかったが、米3冠レースへの遠征予定もあった大器。来年2月いっぱいで定年を迎えるトレーナーにとっては、フェブラリーSが最後のGIチャレンジとなる。有終がかかる大舞台へ駒を進めるためにも、同世代のGIII舞台で後れを取ってはいられない。
“究極の3連単”はラペルーズを1着に固定。青竜Sを制したゲンパチフォルツァを2、3着に据えた12点で勝負だ!(夕刊フジ)
★ユニコーンSの出馬表はこちら 調教タイムも掲載
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