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密着取材でGI勝ち馬を探る連載『東西現場記者走る』。春のGI開幕戦となる高松宮記念は、東京サンスポの千葉智春記者(35)が担当する。栗東から美浦トレセンへ移った3日目は、昨年のスプリンターズS優勝馬タワーオブロンドンの追い切りに注目。前走以上の動きの良さに好感触を得て、藤沢和調教師の意欲も強く感じた。
美浦で迎えた水曜朝。久しぶりのGIの追い切り日は、報道陣も普段より多く、にぎわっていた。朝一から各馬が調整する中、タワーオブロンドンの走りを注視した。
昨秋のスプリンターズSでGI初制覇。夏から1200メートル戦に転じ、一気に短距離王へ上り詰めた。今年始動戦の夕刊フジ賞オーシャンSは3着に敗れたが、戦前にルメール騎手が「大きな馬だから、まだ重い。使っていいコンディションになる」と話したように、いかにも休み明けという走り。追い切りでは序盤から掛かっただけに、大一番への最終調整を見届けておきたかった。
朝6時の開門直後にWコースへ。単走で駆け出すと、目標がない形でも折り合い十分に映る。最後まで馬なりで、ラスト1ハロンは12秒2の伸び。全体時計の5ハロン68秒2はさほどではないが、キビキビとした動きからも、懸念は払拭された。
「リズムを取りながら最後まで集中して走れていました。時計的にも狙い通り」とは騎乗した北村宏騎手(実戦は福永騎手)。スプリンターズSの追い切り(同68秒1-12秒1)にも騎乗しており「当時と変わらず良かったと思います」とGI仕様になっている。
続くターゲットは藤沢和調教師だが、この日は一風変わった会見だった。GIの会見は通常、南スタンド2階の一室で行われる。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、ドアを開放、報道陣も基本的に各社1人の対応だったが、「外でやろう」と藤沢和調教師が提案。「1回使う前はイライラしていたけど、随分と落ち着きました。併せることなく、いい感じでした」と仕上がりに納得の表情を浮かべた。
「大きな馬で、いくぶんもたつくから、直線の長い中京は向く。洋芝で走っているし、重い馬場になってもこなしてくれるでしょう」。そう巻き返しを誓ったトレーナーは、会見後に「今は競馬をやらせてもらっているだけでも奇跡的。馬主も調教師もマスコミも、ここで頑張らないとね」と白い歯をこぼした。
見えない敵に脅かされる世の中に、競馬で活気を-。確かな意気込みで仕上げられたタワーオブロンドンが、王座を守る可能性は十分にあると感じた。 (千葉智春)
★高松宮記念の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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