2022年3月27日()メイダン競馬場 芝2410m

レース結果 ~ドバイシーマクラシック 2022~

  • 出走予定馬
  • 出馬表
  • レース結果



馬名 性齢 負担重量
(kg)
騎手 調教師 オッズ 人気
1 12 8    シャフリヤール 牡4 56.5 C.デムーロ 藤原英昭 5.9 4
2 14 12    ユビアー セ4 56.5 W.ビュイック C.アップルビー 3.7 1
3 1 10    オーソリティ 牡5 57.0 C.ルメール 木村哲也 4.7 2
4 7 1    パイルドライヴァー 牡5 57.0 L.デットーリ W.ミューア 22.4 9
5 15 3    ユーバーレーベン 牝4 54.5 D.レーン 手塚貴久 16.9 7
6 9 9    アレンカー 牡4 56.5 T.マーカンド W.ハガス 15.3 6
7 5 11    フクム 牡5 57.0 J.クローリー O.バロウズ 24.5 10
8 4 6    グローリーヴェイズ 牡7 57.0 C.スミヨン 尾関知人 7.7 5
9 13 4    ステラヴェローチェ 牡4 56.5 M.デムーロ 須貝尚介 5.7 3
10 11 7    ドバイオナー セ4 56.5 J.ドイル W.ハガス 17.9 8
11 2 14    ドバイフューチャー セ6 57.0 P.コスグレイヴ S.ビン・スルール 115.0 12
12 8 5    ウィズアウトアファイト セ5 57.0 A.アッゼニ S.クリスフォード 78.8 11
13 6 2    カスパー 牡5 57.0 R.フェレイラ M.アルヒラビ 139.2 13
14 10 15    バーガス 牡4 56.5 A.チェリク Y.アリ 207.4 15
15 3 13    フォーザトップ 牡6 57.0 A.フレス M.アル・メイリ 204.3 14

■払戻金

単勝12 590円
複勝12 200円
14 150円
1 170円
馬連12-14 1,490円
ワイド12-14 560円
1-12 440円
1-14 400円
馬単12-14 2,890円
3連複1-12-14 1,760円
3連単12-14-1 9,840円

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※レース結果・払戻金・オッズなどのデータは、必ず主催者(JRA)発行のものと照合してください。

最新出走予定馬情報 ~ドバイシーマクラシック 2022~

ジャパンC2着後は休養しているシャフリヤール(栗・藤原、牡4)は、ドバイシーマクラシック(3月25日、メイダン、GⅠ、芝2410メートル)連覇を目指すことが28日、分かった。所有するサンデーサラブレッドクラブがホームページで発表した。現在は滋賀県のノーザンファームで放牧中。

日本勢では、香港ヴァーズを制したウインマリリン(美・手塚、牝5)も同レースに参戦予定だ。

香港ヴァーズVのウインマリリンがドバイシーマクラシックへ12月15日(木) 21:54

香港ヴァーズでGⅠ初勝利を挙げたウインマリリン(美浦・手塚貴久厩舎、牝5歳)は、ドバイシーマクラシック(3月25日、メイダン、GⅠ、芝2410メートル)を目指すことが15日、分かった。所有するウインレーシングクラブがホームページで発表した。

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【ドバイシーマクラシック】これが日本ダービー馬だ!シャフリヤール海外GI初制覇03月28日(月) 04:56

 【UAEドバイ26日(日本時間同日深夜)】ワールドカップデー諸競走がメイダン競馬場で行われ、8レースに出走した日本調教馬がGI2勝を含む史上最多の5勝を挙げる大活躍を見せた。シーマクラシックでは昨年の日本ダービーシャフリヤール(栗・藤原、牡4)が快勝し、初の海外遠征で2度目のGI制覇。矢作芳人調教師(61)=栗=はターフで同着Vのパンサラッサなど3勝の快挙を果たした。ワールドカップに挑んだ昨年2着のチュウワウィザードは、3着と今年も上位に食い込んだ。

 ◇

 日本ダービー馬の強さを世界へ向けて高らかにアピールだ。好位から鮮やかに抜け出したシャフリヤールが、同じ4歳で昨年のBCターフ覇者ユビアーをクビ差振り切りV。ゴールの瞬間、鞍上のC・デムーロ騎手が右拳を力強く振り上げた。

 「オーソリティが逃げるかもと思っていたし、いいスタートを切れたのでその後ろで折り合いをつけて乗った。オーソリティをかわした後、少し後ろの馬を待つような面を見せたが、最後まで頑張って走ってくれた」

 初コンビのパートナーを見事なリードで勝利に導いた。3番手のインで勝機をうかがい、残り150mで満を持して先頭に立つ巧みなレース運びで、後方から猛然と追い込むゴドルフィンのエースを完封。藤原調教師は「馬も騎手もパーフェクトなレースをしてくれたし、感謝しています。そうでないと世界では勝てない。スタートを決めることが一番と思っていたが、理想的でしたね」と人馬をたたえた。シャフリヤールにとってのGI2勝目は、日本ダービー馬として初の海外GI制覇にもなった。

 日本調教馬のシーマクラシック制覇は2014年ジェンティルドンナ以来のこと。帰国後の予定は決まっていないが、大阪杯で始動する同期のライバル、エフフォーリアとの再戦が待ち遠しい。

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【ドバイシーマクラシック】レースを終えて…関係者談話03月28日(月) 04:55

◆ルメール騎手(オーソリティ3着)「スタートを決めて今回も逃げた。少し行きたがる面はあったが、直線もよく伸びてくれた。ダービー馬がベストポジションで競馬をしていたので仕方がない」

◆レーン騎手(ユーバーレーベン5着)「いいスタートが切れたが、外から馬が来てポジションを下げる形になった。もう少し外めの枠の方がよかったかもしれません。直線ではいい瞬発力を見せるとともに長くいい脚を使ってくれた」

◆スミヨン騎手(グローリーヴェイズ8着)「ややスローペースだった。合図を出した時に伸びがなかった」

◆M・デムーロ騎手(ステラヴェローチェ9着)「ゲート内でうるさくて(五分に)出ていかなかった。ペースも遅くて直線で伸びられなかった」

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【ドバイシーマクラシック】ダービー馬シャフリヤールが海外GI制覇!03月27日() 01:32

UAE・ドバイで行われたドバイシーマクラシック(GⅠ、芝2410メートル)は、逃げたオーソリティの直後につけたシャフリヤール(栗東・藤原英昭厩舎、牡4歳)が、堂々と抜け出して後続を振り切った。昨年の日本ダービー馬が復活のGⅠ2勝目で、この日の日本馬5勝目となった。2着は後方から追い上げた米GⅠブリーダーズCターフの勝ち馬ユビアー(UAE=C・アップルビー厩舎、騸4歳)。逃げたオーソリティ(美浦・木村哲也厩舎、牡5歳)が粘り強く3着。後方から外を追い上げたユーバーレーベン(美浦・手塚貴久厩舎、牝4歳)は5着。中団から馬群の中を突いたグローリーヴェイズ(美浦・尾関知人厩舎、牡7歳)は8着。ステラヴェローチェ(栗東・須貝尚介厩舎、牡4歳)は9着だった。

 ◆クリスチャン・デムーロ騎手(1着 シャフリヤール)「オーソリティが逃げるかもと思っていました。いいスタートを切ったのでその後ろで折り合いをつけて乗りました。オーソリティをかわした後に少し後続の馬を待つような面を見せましたが、最後まで頑張って走ってくれました」

 ◆クリストフ・ルメール騎手(3着 オーソリティ)「スタートを決めて今回も逃げました。少し行きたがる面はありましたが、直線もよく伸びてくれました。ダービー馬(シャフリヤール)がベストポジションで競馬していたのでしようがないですね。馬は頑張ってくれました」

 ◆ダミアン・レーン騎手(5着 ユーバーレーベン)「いいスタートを切りましたが、外から馬が来てポジションを下げざるを得ない形になりました。結果としてもう少し外めの枠の方がよかったかもしれません。道中は手応え良く、直線ではいい瞬発力をみせるとともに長く脚を使って頑張ってくれました」

 ◆クリストフ・スミヨン騎手(8着 グローリーヴェイズ)「ちょっとスローペースでした。合図を出したときは伸びがありませんでした」

 ◆ミルコ・デムーロ騎手(9着 ステラヴェローチェ)「ゲートでうるさくて出ていきませんでした。ペースが遅くて直線もあまり伸びませんでした」

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ユーバーレーベンがドバイシーマクラシックに参戦02月25日(金) 17:52

 昨年のオークスユーバーレーベン(美浦・手塚貴久厩舎、牝4歳)がドバイシーマクラシック(3月26日、メイダン、GI、芝2410メートル)に追加選出され、参戦することが25日、所有するラフィアンターフマンクラブのホームページで発表された。鞍上は調整中。主戦のM・デムーロ騎手はステラヴェローチェ(栗東・須貝尚介厩舎、牡4歳)に騎乗するため、乗り替わりとなる。

ユーバーレーベンの競走成績はこちら

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ステラヴェローチェがドバイシーマクラシックに参戦02月24日(木) 18:10

 昨年の皐月賞日本ダービーで3着、菊花賞4着とクラシックを沸かせたステラヴェローチェ(栗・須貝、牡4)が24日、選出されていたドバイシーマクラシック(3月26日、メイダン、GI、芝2410メートル)を受諾した。同レースには昨年の日本ダービーを制したシャフリヤール(栗・藤原、牡4)、海外GI2勝のグローリーヴェイズ(美・尾関、牡7)も参戦する。

 また、僚馬でダイヤモンドS5着のヴェローチェオロ(牡4)は、選出されていたゴールドC(同、GII、芝3200メートル)を受諾した。

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シャフリヤールはドバイシーマクラシックでC・デムーロと新コンビ02月23日(水) 13:36

 昨年の日本ダービーシャフリヤール(栗東・藤原英昭厩舎、牡4歳)が、ドバイシーマクラシック(3月26日、メイダン、GI、芝2410メートル)にクリスチャン・デムーロ騎手(29)=イタリア出身、フランス拠点=との新コンビで挑むことがわかった。馬主のサンデーサラブレッドクラブが23日、ホームページで発表した。ジャパンC3着後は滋賀県のノーザンファームしがらきで調整され、8日に帰厩。初の海外遠征に向けて、順調に追い切りを重ねている。

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【ドバイシーマクラシック】シャフリヤール、オーソリティらが登録02月10日(木) 00:00

3月26日にドバイのメイダン競馬場で行われるドバイシーマクラシック(G1・芝2410m)に登録した日本馬は以下の通り。
※出走希望レースが複数ある場合には第1希望レースのみを表記

ウインマリリン
オーソリティ
グローリーヴェイズ
サンレイポケット
シャフリヤール
ステラヴェローチェ
ユーバーレーベン

(JRA発表)

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シャフリヤールはドバイシーマクラシックに直行へ01月29日() 04:50

 昨年の日本ダービー馬で、ジャパンC3着のシャフリヤール(栗・藤原、牡4)は、予備登録しているドバイシーマクラシック(3月26日、メイダン、GI、芝2410メートル)に直行することが決まった。所有するサンデーサラブレッドクラブが28日にホームページで発表した。現在は滋賀県のノーザンファームしがらきで調整されており、再来週にも帰厩する予定。

 また、香港マイル6着のヴァンドギャルド(栗・藤原、牡6)は、昨年2着だったドバイターフ(同、芝1800メートル)に、香港マイル3着のサリオス(美・堀、牡5)は、ドバイターフおよびアルクオーツスプリント(同、芝1200メートル)に予備登録する。

シャフリヤールの競走成績はこちら

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厳選コラム ~ドバイシーマクラシック 2022~

ドバイシーマクラシック(芝2410m)
日本馬が出走14頭のうち5頭を占めるドバイシーマクラシックは日本馬中心、というよりも日本馬が間違いなく上位独占を果たします。

史上最強世代と謳われる昨年のダービー馬シャフリヤール、そのダービー馬を神戸新聞杯で退けたステラヴェローチェシャフリヤールに昨年のジャパンカップで1馬身半先着したオーソリティ香港ヴァーズ連覇のグローリーヴェイズ、亡き岡田繁幸の墓前にオークス制覇を手向けたユーバーレーベンと日本国内でもこれだけの顔ぶれが揃うことはあり得ません。おかげで今春のG1長距離路線は空き家といってもいい惨状。JRAも番組編成を再考する時期に来ているのではないでしょうか。

日本馬5頭は他国10頭と比べても明らかに力量上位。掲示板独占も夢じゃない、どころかその可能性は無限に高いと言えます。この5頭の中ではステラヴェローチェを狙います。重の鬼ながら晴雨兼用。後方一気の脚質ゆえ届かず涙を飲むレースが続いてきましたが、メイダンの芝は府中、東京よりは重く、香港シャティンとほぼ同じ。切れ味勝負の他の日本勢よりも有利といえます。

それだけではありません。ステラヴェローチェには海の向こうと天空から無敵の味方が舞い降りたのです。海の向こうからの援軍は言うまでもなく有馬記念から主戦となったM.デムーロと彼のファミリーです。ミルコとは彼の香港遠征時代からの付き合いで、ドバイへのエミレーツ便でも一緒になりました。最終追切の木曜午前、競馬場での朝食会で再会を約束して空港で別れましたが、朝食会には乳母車を押し現れたのです。

「オㇵヨ! 僕のファミリーです。よろしくね!」
乳母車の中には来月1歳を迎えるという長男、そして傍らにはイタリア美女3人がいるじゃないですか! コロナ禍のため夫人と長女と次女はイタリアに戻り、3年以上離れ離れになっていたのです。ミルコが里帰りした11か月後に生まれたのが乳母車の中にいる長男でした。ドバイは既にコロナ禍も収まって入国制限がなくなったので、ドバイワールドカップデーにイタリアから呼びよせ、長男とは初の御対面を果たしたのです。ミルコは満面の笑みを浮かべて長男を抱いていました。
「ファミリーの前でカッコいいとこ見せないと、ね」

ミルコへの乗り替わりは大野剛嗣オーナーの強い希望からでした。オーナーはドバイワールドカップデーへの出走を終生の夢にしていて、2011年東日本大震災直後、ヴィクトワールピサで日本馬初のワールドカップ制覇を果たしたミルコに、その夢を託したのです。ところが、その大野オーナーは3月2日、終生の夢を見ることなく亡くなったのです。最終追い切りの夜、ミルコとファミリー、須貝尚介調教師と夕食を共にしました。ミルコと須貝師、2人は亡き大野オーナーの墓前にドバイシーマクラシック制覇の朗報を届ける、と誓いを立てたのです。傍らで2人の言葉を耳にし、その思いに接した身としてはステラヴェローチェを応援しない訳には参りません。

競馬の世界には葬式馬券という言葉があります。オーナー、調教師、騎手ら関係者に弔事があると、その馬は必ず走るというジンクスです。最近ではアドマイヤ軍団の総帥、近藤利一オーナーが急逝した2019年、アドマイヤマーズが12月の香港マイルを圧勝したことが思い出されます。海の向こう、そして天空からの援軍をご理解いただけたでしょうか。ステラヴェローチェを不動の本命に日本発売馬券では3連単、香港発売馬券では4連単、畢生の大勝負をかける決心を致しました。

さて、相手は言うまでもなく日本勢、海外馬ではユビアー、ドバイオナー、アレンカー、パイルドライヴァーまで手を伸ばそうか悩みは尽きません。


ドバイワールドカップ(ダート2000m)
昨年2着と涙を飲んだチュウワウィザードが雪辱に燃えています。ドバイ到着後も順調、仕上げに抜かりなし。日本では堂々の一番人気に押されることは間違いありません。
しかし、ダート2000mは何といっても米国馬の金城湯池。BCダートマイル、ペガサスWCマイルとG1を連勝しているライフイズグッドが頭抜けていることは否定のしようもない事実。チュウワウィザードとの実力差はオッズ差の十倍どころではありません。ドバイシーマクラシックステラヴェローチェ以上の不動の本命と見ました。ライフイズグッドに続くのは世界最高賞金のサウジC2着のカントリーグラマー。そのカントリーグラマーは馬体を調教で見るにつけ、名は体を表すという諺の妙に唸りました。もちろん調教に唸らされましたよ。そして前哨戦の一つ、2月のアルマクトゥームCR2の2着馬、ホットロッドチャーリー。サウジC3着のミッドナイトバーボンまではチュウワウィザードよりも高い評価を与えざるを得ません。

地元ドバイはサウジCで惨敗したリアルワールドがホストの面目を施さんとあのC.スミヨンを鞍上に迎えました。ハヤ王妃との離婚騒動、巨額の慰謝料請求でその悪名を世界に広めたドバイの王様、シェイク・モハメドの強い意向が働いたようです。これにも注目せざるを得ません。


★”日本と香港を股にかけて活躍する”海外プロ甘粕代三プロが、海外馬券販売レースのドバイワールドカップデー3レースの予想提供をいたします。当日の予想にご期待ください。


甘粕代三(あまかす・だいぞう)プロフィール
1960年、東京生まれ。高校時代から競馬にのめりこむ。
早稲田大学第一文学部卒。在学中に中国政府官費留学生。卒業後、東京新聞記者、テレビ朝日記者、同ディレクター、同台北開設支局長などを務める。
中国留学中に香港競馬を初観戦、94年ミッドナイトベット香港カップ制覇に立ち会ったことから香港の競馬にものめりこみ、2010年、売文業に転じた後は軸足を日本から香港に。
香港の競馬新聞『新報馬簿』『新報馬経』に執筆、テレビの競馬番組にも出演。現在、香港アップルデイリー日本特約記者、北京市馬術運動協会高級顧問を務める。

過去10年の結果 ~ドバイシーマクラシック 2022~

開催日 勝ち馬 性齢 調教国 タイム 騎手 調教師
2021/03/27 ミシュリフ 牡4 イギリス 2.26.65 D.イーガン J.ゴスデン
2019/03/30 オールドペルシアン 牡4 UAE 2.27.17 W.ビュイック C.アップルビー
2018/03/31 ホークビル 牡5 UAE 2.29.45 W.ビュイック C.アップルビー
2017/03/25 ジャックホブス 牡5 イギリス 2.32.39 W.ビュイック J.ゴスデン
2016/03/26 ポストポンド 牡5 イギリス 2.26.97 A.アッゼニ R.ヴェリアン
2015/03/28 ドルニヤ 牝4 フランス 2.28.21 C.スミヨン A.ロワイエ=デュプレ
2014/03/29 ジェンティルドンナ 牝5 日本 2.27.25 R.ムーア 石坂正
2013/03/30 セントニコラスアビー 牡6 アイルランド 2.27.70 J.オブライエン A.P.オブライエン
2012/03/31 シリュスデゼーグル セ6 フランス 2.31.30 O.ペリエ C.バランドバルブ

歴史・概要 ~ドバイシーマクラシック 2022~

ドバイシーマクラシックはアラブ首長国連邦のメイダン競馬場で行われる3歳以上の芝2410mの競走。
ドバイワールドカップミーティングの一環として、ドバイワールドカップドバイターフなどと共に開催されるG1競走。
日本馬では、2001年にステイゴールドが日本馬として初優勝。ハーツクライ(2006年)、ジェンティルドンナ(20146年)、シャフリヤール(2022年)、イクイノックス(2023年)の勝利と合わせて計5勝を挙げている。

挑戦した日本馬 ~ドバイシーマクラシック 2022~

ジェンティルドンナ 1着(2014年)
血統
父:ディープインパクト
母:ドナブリーニ(Bertolini)
成績
19戦10勝
13億2621万円+400万ドル
主な勝ち鞍
牝馬3冠(桜花賞GI・優駿牝馬GI・秋華賞GI)
ジャパンカップ(GI)
有馬記念(GI)
競馬史を塗り替え続けた歴史的名牝

 ジェンティルドンナは牝馬3冠に加え、史上初となるジャパンカップ連覇を達成した競馬史に残る名牝である。3歳から引退戦となった有馬記念まで牡馬一線級を相手に結果を残してきたその成績は輝かしい。
 初のGI挑戦となった桜花賞では、2人気の支持を受け、直線一気のレースでGI初制覇。続くオークスでは距離不安、乗り代わりを懸念され、桜花賞馬でありながら3人気の評価となったが、レースではじっくり後方から構え、直線では大外から剛脚を披露。2着のヴィルシーナに5馬身の差をつける圧巻の内容で優勝した。3冠の期待が高まった秋華賞では1.3倍の断然人気。ヴィルシーナとの激しい叩き合いを制して史上4頭目となる牝馬3冠を達成した。続くジャパンカップでは前走の凱旋門賞を2着となり、注目を集める怪物オルフェーヴルが参戦。ジェンティルドンナは3番人気であったが、レースでは200mに渡るオルフェーヴルとの激しい叩き合いを制し、史上初となる3歳牝馬によるジャパンカップ制覇となった。さらにこの実績を評価され、3歳牝馬としてはじめて年度代表馬にも輝いた。
 翌年はドバイシーマクラシック2着、宝塚記念3着、天皇賞(秋)2着と勝ちきれない競馬が続いていたが、イギリスの名手ライアン・ムーアで挑んだジャパンカップでは昨年同様、好位から抜け出す競馬で優勝。史上初のジャパンカップ連覇を飾った。2度目の挑戦となったドバイシーマクラシックでは再び、ジャパンカップを制した時の鞍上ライアン・ムーアを迎えて挑戦。故障馬の煽りを受け、ポジション取りを悪くしたものの直線でムーアのアクションに応えたジェンティルドンナはラスト100mで先頭に立つとそのまま突き抜けて完勝。鞍上のムーアはレース後に『終いにいい脚を残したいと思っていましたが、期待通りの末脚でした。本当に強い牝馬です。』とジェンティルドンナの能力を惜しみなく称賛した。
 その後、宝塚記念で9着、天皇賞(秋)2着、ジャパンカップ4着と敗れ、衰えを指摘されていたが、引退戦の有馬記念でゴールドシップ、エピファネイア、ジャスタウェイらを封じ込めて優勝。最後まで底知れぬ能力・スター性を感じさせるレースで現役を締めくくった。

施行年馬名性齢騎手調教師着順
2000年ゴーイングスズカ牡7芹沢純一橋田満5着
2001年ステイゴールド牡7武豊池江泰郎1着
2002年ホットシークレット丞i6柴田善臣後藤由之7着
2006年ハーツクライ牡5C.ルメール橋口弘次郎1着
2007年ポップロック牡6O.ペリエ角居勝彦6着
2010年ブエナビスタ牝4O.ペリエ松田博資2着
2011年ルーラーシップ牡4C.スミヨン角居勝彦6着
2013年ジェンティルドンナ牝4岩田康誠石坂正2着
トレイルブレイザー牡6武豊池江泰寿11着
2014年ジェンティルドンナ牝5R.ムーア石坂正1着
デニムアンドルビー牝4浜中俊角居勝彦10着
2016年ドゥラメンテ牡4M.デムーロ堀宣行2着
ラストインパクト牡6J.モレイラ角居勝彦3着
ワンアンドオンリー牡5武豊橋口慎介5着
2017年サウンズオブアース牡6C.ルメール藤岡健一6着
2018年レイデオロ牡4C.ルメール藤沢和雄4着
モズカッチャン牝4C.デムーロ鮫島一歩6着
サトノクラウン牡6J.モレイラ堀宣行7着
2019年シュヴァルグラン牡7H.ボウマン友道康夫2着
スワーヴリチャード牡5J.モレイラ庄野靖志3着
レイデオロ牡5C.ルメール藤沢和雄6着
2021年クロノジェネシス牝5北村友一斉藤崇史2着
ラヴズオンリーユー牝5O.マーフィー矢作芳人3着
2022年シャフリヤール牡4C.デムーロ藤原英昭1着
オーソリティ牡5C.ルメール木村哲也3着
ユーバーレーベン牝4D.レーン手塚貴久5着
グローリーヴェイズ牡7C.スミヨン尾関知人8着
ステラヴェローチェ牡4M.デムーロ須貝尚介9着
2023年イクイノックス牡4C.ルメール木村哲也1着
シャフリヤール牡5C.デムーロ藤原英昭5着
ウインマリリン牝6D.レーン手塚貴久6着