2020年3月29日()メイダン競馬場 芝2410m

最新出走予定馬情報 ~ドバイシーマクラシック 2020~

 ドバイシーマクラシック(28日、メイダン、GI、芝2410メートル)に向けて16日、東西トレセンで国内最終追い切りが行われた。

 カレンブーケドール(美・国枝、牝4)は坂路を馬なりで4ハロン58秒2-13秒4。「京都記念(2着)を使って良化。向こうの環境でさらに良くなれば」と国枝調教師は話した。

 グローリーヴェイズ(美・尾関、牡5)はWコースで直線一杯に追われ、5ハロン66秒2-12秒0。「しまいもしっかり反応できていた。年齢なりに馬がしっかりしてきたし、気候への順応性も高いので」と尾関調教師は、香港ヴァースに続く海外GI連勝へ意欲。

 ラヴズオンリーユー(栗・矢作、牝4)は、坂路で4ハロン56秒9-13秒5。矢作調教師は「55秒から56秒くらいを予定していたけど、動きの質に問題はなかった。調整は予定通り」と語った。3頭とも、18日に出国予定。

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クロノジェネシスはドバイシーマクラシックを辞退、大阪杯へ02月26日(水) 15:06

 京都記念を勝ったクロノジェネシス(栗・斉藤崇、牝4)は、ドバイシーマクラシック(3月28日、メイダン、GI、芝2410メートル)に選出されたが、辞退したことが26日、所属するサンデーサラブレッドクラブのホームページで発表された。次走は大阪杯(4月5日、阪神、GI、芝2000メートル)に引き続き北村友騎手で臨む予定。



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ラヴズオンリーユー、ドバイシーマクラシック受諾02月06日(木) 05:02

 昨年のオークスラヴズオンリーユー(栗・矢作、牝4)が5日、ドバイシーマクラシック(3月28日、メイダン、GI、芝2410メートル)に選出され、受諾した。ジャパンC2着のカレンブーケドール(国枝、牝4)も同レースの招待を受諾。香港ヴァーズ2着のラッキーライラック(栗・松永幹、牝5)も選出されたが、出否は未定。

 また、香港マイルを制したアドマイヤマーズ(栗・友道、牡4)がドバイターフ(同、芝1800メートル)、マテラスカイ(栗・森、牡6)がドバイゴールデンシャヒーン(同、ダ1200メートル)、ライトオンキュー(栗・昆、牡5)がアルクオーツスプリント(同、芝1200メートル)にそれぞれ選出されて受諾した。

 メロディーレーン(栗・森田、牝4)はドバイゴールドカップ(同、GII、芝3200メートル)に選出されたが、出否は未定。モズアスコット(栗・矢作、牡6)はゴドルフィンマイル(同、GII、ダ1600メートル)に選出されたが、辞退した。



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アーモンドアイがドバイ登録、ドバイターフ&ドバイシーマクラシックで01月09日(木) 05:03

 有馬記念で9着に終わったアーモンドアイ(美・国枝、牝5)が、ドバイ国際GI競走(3月28日、UAEメイダン)に予備登録を行うことが分かった。対象レースは昨年制したドバイターフ(芝1800メートル)とドバイシーマクラシック(芝2410メートル)で、国枝調教師は「まだ(遠征の)正式決定ではありませんが登録します」とコメントした。同馬は現在、福島・ノーザンファーム天栄に放牧中。ジャパンC2着の僚馬カレンブーケドール(牝4)もシーマクラシックに登録する。



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過去10年の結果 ~ドバイシーマクラシック 2020~

開催日 勝ち馬 性齢 調教国 タイム 騎手 調教師
2019/03/30 オールドペルシアン 牡4 UAE 2.27.17 W.ビュイック C.アップルビー
2018/03/31 ホークビル 牡5 UAE 2.29.45 W.ビュイック C.アップルビー
2017/03/25 ジャックホブス 牡5 イギリス 2.32.39 W.ビュイック J.ゴスデン
2016/03/26 ポストポンド 牡5 イギリス 2.26.97 A.アッゼニ R.ヴェリアン
2015/03/28 ドルニヤ 牝4 フランス 2.28.21 C.スミヨン A.ロワイエ=デュプレ
2014/03/29 ジェンティルドンナ 牝5 日本 2.27.25 R.ムーア 石坂正
2013/03/30 セントニコラスアビー 牡6 アイルランド 2.27.70 J.オブライエン A.P.オブライエン
2012/03/31 シリュスデゼーグル セ6 フランス 2.31.30 O.ペリエ C.バランドバルブ
2011/03/26 リワイルディング 牡4 UAE 2.29.01 L.デットーリ M.アル・ザルーニ
2010/03/27 ダーレミ 牝5 イギリス 2.31.84 W.ビュイック J.ゴスデン

歴史・概要 ~ドバイシーマクラシック 2020~

ドバイシーマクラシックはアラブ首長国連邦のメイダン競馬場で行われる3歳以上の芝2410mの競走。
ドバイワールドカップミーティングの一環として、ドバイワールドカップドバイターフなどと共に開催されるG1競走。
日本馬では、2001年にステイゴールドが日本馬として初優勝。ハーツクライ(2006年)、ジェンティルドンナ(20146年)、シャフリヤール(2022年)、イクイノックス(2023年)の勝利と合わせて計5勝を挙げている。

挑戦した日本馬 ~ドバイシーマクラシック 2020~

ジェンティルドンナ 1着(2014年)
血統
父:ディープインパクト
母:ドナブリーニ(Bertolini)
成績
19戦10勝
13億2621万円+400万ドル
主な勝ち鞍
牝馬3冠(桜花賞GI・優駿牝馬GI・秋華賞GI)
ジャパンカップ(GI)
有馬記念(GI)
競馬史を塗り替え続けた歴史的名牝

 ジェンティルドンナは牝馬3冠に加え、史上初となるジャパンカップ連覇を達成した競馬史に残る名牝である。3歳から引退戦となった有馬記念まで牡馬一線級を相手に結果を残してきたその成績は輝かしい。
 初のGI挑戦となった桜花賞では、2人気の支持を受け、直線一気のレースでGI初制覇。続くオークスでは距離不安、乗り代わりを懸念され、桜花賞馬でありながら3人気の評価となったが、レースではじっくり後方から構え、直線では大外から剛脚を披露。2着のヴィルシーナに5馬身の差をつける圧巻の内容で優勝した。3冠の期待が高まった秋華賞では1.3倍の断然人気。ヴィルシーナとの激しい叩き合いを制して史上4頭目となる牝馬3冠を達成した。続くジャパンカップでは前走の凱旋門賞を2着となり、注目を集める怪物オルフェーヴルが参戦。ジェンティルドンナは3番人気であったが、レースでは200mに渡るオルフェーヴルとの激しい叩き合いを制し、史上初となる3歳牝馬によるジャパンカップ制覇となった。さらにこの実績を評価され、3歳牝馬としてはじめて年度代表馬にも輝いた。
 翌年はドバイシーマクラシック2着、宝塚記念3着、天皇賞(秋)2着と勝ちきれない競馬が続いていたが、イギリスの名手ライアン・ムーアで挑んだジャパンカップでは昨年同様、好位から抜け出す競馬で優勝。史上初のジャパンカップ連覇を飾った。2度目の挑戦となったドバイシーマクラシックでは再び、ジャパンカップを制した時の鞍上ライアン・ムーアを迎えて挑戦。故障馬の煽りを受け、ポジション取りを悪くしたものの直線でムーアのアクションに応えたジェンティルドンナはラスト100mで先頭に立つとそのまま突き抜けて完勝。鞍上のムーアはレース後に『終いにいい脚を残したいと思っていましたが、期待通りの末脚でした。本当に強い牝馬です。』とジェンティルドンナの能力を惜しみなく称賛した。
 その後、宝塚記念で9着、天皇賞(秋)2着、ジャパンカップ4着と敗れ、衰えを指摘されていたが、引退戦の有馬記念でゴールドシップ、エピファネイア、ジャスタウェイらを封じ込めて優勝。最後まで底知れぬ能力・スター性を感じさせるレースで現役を締めくくった。

施行年馬名性齢騎手調教師着順
2000年ゴーイングスズカ牡7芹沢純一橋田満5着
2001年ステイゴールド牡7武豊池江泰郎1着
2002年ホットシークレット丞i6柴田善臣後藤由之7着
2006年ハーツクライ牡5C.ルメール橋口弘次郎1着
2007年ポップロック牡6O.ペリエ角居勝彦6着
2010年ブエナビスタ牝4O.ペリエ松田博資2着
2011年ルーラーシップ牡4C.スミヨン角居勝彦6着
2013年ジェンティルドンナ牝4岩田康誠石坂正2着
トレイルブレイザー牡6武豊池江泰寿11着
2014年ジェンティルドンナ牝5R.ムーア石坂正1着
デニムアンドルビー牝4浜中俊角居勝彦10着
2016年ドゥラメンテ牡4M.デムーロ堀宣行2着
ラストインパクト牡6J.モレイラ角居勝彦3着
ワンアンドオンリー牡5武豊橋口慎介5着
2017年サウンズオブアース牡6C.ルメール藤岡健一6着
2018年レイデオロ牡4C.ルメール藤沢和雄4着
モズカッチャン牝4C.デムーロ鮫島一歩6着
サトノクラウン牡6J.モレイラ堀宣行7着
2019年シュヴァルグラン牡7H.ボウマン友道康夫2着
スワーヴリチャード牡5J.モレイラ庄野靖志3着
レイデオロ牡5C.ルメール藤沢和雄6着
2021年クロノジェネシス牝5北村友一斉藤崇史2着
ラヴズオンリーユー牝5O.マーフィー矢作芳人3着
2022年シャフリヤール牡4C.デムーロ藤原英昭1着
オーソリティ牡5C.ルメール木村哲也3着
ユーバーレーベン牝4D.レーン手塚貴久5着
グローリーヴェイズ牡7C.スミヨン尾関知人8着
ステラヴェローチェ牡4M.デムーロ須貝尚介9着
2023年イクイノックス牡4C.ルメール木村哲也1着
シャフリヤール牡5C.デムーロ藤原英昭5着
ウインマリリン牝6D.レーン手塚貴久6着