2017年3月26日()メイダン競馬場 芝2410m

レース結果 ~ドバイシーマクラシック 2017~

  • 出走予定馬
  • 出馬表
  • レース結果



馬名 性齢 負担重量
(kg)
騎手 調教師 オッズ 人気
1 2 2    ジャックホブス 牡5 57.0 W.ビュイック J.ゴスデン 5.6 3
2 6 6    セブンスヘブン 牝4 54.5 S.ヘファナン A.オブライエン 10.5 5
3 7 7    ポストポンド 牡6 57.0 A.アッゼニ R.ヴェリアン 2.1 1
4 5 5    プライズマネー セ4 56.5 A.デフリース S.ビン・スルール 14.4 6
5 1 1    アーンショー 牡6 57.0 M.バルザローナ S.ビン・ガデイヤー 123.5 7
6 4 4    サウンズオブアース 牡6 57.0 C.ルメール 藤岡健一 6.5 4
7 3 3    ハイランドリール 牡5 57.0 R.ムーア A.オブライエン 3.5 2

■払戻金

単勝2 560円
複勝2 280円
6 520円
馬連2-6 2,520円
ワイド2-6 710円
2-7 240円
6-7 430円
馬単2-6 4,400円
3連複2-6-7 1,560円
3連単2-6-7 12,190円

予想一覧を見る

会員登録(無料)すると予想を登録して予想コロシアム(予想大会)に参加できます。

※レース結果・払戻金・オッズなどのデータは、必ず主催者(JRA)発行のものと照合してください。

厳選コラム ~ドバイシーマクラシック 2017~

今年のドバイシーマクラシック(G1)はこれまでで最少出走頭数となる7頭立て。凱旋門賞(G1)を凌ぐほどの高額賞金レースでありながら、この頭数はなんとも寂しい限りだが、昨年のワールドベストレースホースランキングにおいて、芝2101m~2700mで1位タイだったポストポンド(124ポンド)と3位タイのハイランドリール(123ポンド)が昨年に続いて顔を揃えたのは何よりか。同部門での1位タイのもう1頭が昨年一杯で引退した凱旋門賞馬ファウンドゆえ、この2頭が現時点でのこの路線の欧州No.1とNo.2と言っていいだろう。

ポストポンドは昨年の優勝馬で、その他にもコロネーションC(G1)、英インターナショナルS(G1)に優勝しており、G1は通算4勝。昨年のドバイシーマクラシックで4着だったハイランドリールもその後にキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(G1)とBCターフ(G1)を制して、こちらもG1は4勝となった。その両雄が再びメイダンのターフの上で相まみえる。

レース展開はこの少頭数ならば、昨年も逃げたハイランドリールが楽に先手を取ることが予想される。ポストポンドも相手をハイランドリールと決めて好位グループの一角を占めるだろう。2015年の愛ダービー(G1)を制したジャックホブスは昨年10月の英チャンピオンS(G1)ではスタートがあまり良くなく後方からの競馬になったが、愛ダービーや英ダービー(G1)2着のときには好位から中位につけてレースをしたように、むしろそれが理想のかたち。昨年の愛オークス(G1)とヨークシャーオークス(G1)を連勝したセブンスヘブン、前走のドバイシティオブゴールド(G2)でポストポンドに勝ったプライズマネーは末脚を活かすべく後方待機策となりそうだ。また、2100mを超える距離のレースが初めてになるアーンショーも、前走のジェベルハッタ(G1)のように後方に控える公算が高いとみる。日本のサウンズオブアースはこれまでのG1好走例を見ても中位かそれより前目につけてほしいところ。初騎乗となるC.ルメール騎手ならば、2006年のハーツクライの再現を狙って、思い切ってハナに行かせてみる手も面白いかもしれない。

★藤田将大のドバイワールドカップデー展望コラム一覧
―――――――――――――――――――
バイワールドカップ~展望コラム
バイターフ~展望コラム

―――――――――――――――――――


===================
★2016年凱旋門賞38万馬券を的中させた海外馬券のエキスパート藤田将大プロ。ドバイターフドバイシーマクラシックドバイワールドカップ3レースの予想公開中!予想はこちらから。

★”2016年香港カップも的中!”藤田将大プロ、過去の海外競馬予想はこちら
===================

■藤田将大(ふじた・まさひろ)プロフィール
某大手商社に勤める現役の商社マン。仕事以外の時間はほぼ競馬に費やし、国内外の馬やレースの情報をくまなくチェックする日々を送る。
ヨーロッパ、アメリカ、オセアニア、アジアの競馬主要国におけるビッグレース観戦歴は豊富で、その前後に行われる一般レースや平開催でも馬券勝負には余念がない。
「名勝負を見て得られる感動と、馬券を獲って得られる感動は別物」を理念に掲げ、国内外を問わず「いかにして馬券で勝つか」を常に研究している。
国内での海外レースの馬券発売開始を機に、雑誌『競馬最強の法則』で華々しくメディアデビュー。海外馬券発売レースの第一弾となった凱旋門賞で3連単38万馬券をいきなり的中させ、競馬ファン・関係者の度肝を抜いた。

過去10年の結果 ~ドバイシーマクラシック 2017~

開催日 勝ち馬 性齢 調教国 タイム 騎手 調教師
2016/03/26 ポストポンド 牡5 イギリス 2.26.97 A.アッゼニ R.ヴェリアン
2015/03/28 ドルニヤ 牝4 フランス 2.28.21 C.スミヨン A.ロワイエ=デュプレ
2014/03/29 ジェンティルドンナ 牝5 日本 2.27.25 R.ムーア 石坂正
2013/03/30 セントニコラスアビー 牡6 アイルランド 2.27.70 J.オブライエン A.P.オブライエン
2012/03/31 シリュスデゼーグル セ6 フランス 2.31.30 O.ペリエ C.バランドバルブ
2011/03/26 リワイルディング 牡4 UAE 2.29.01 L.デットーリ M.アル・ザルーニ
2010/03/27 ダーレミ 牝5 イギリス 2.31.84 W.ビュイック J.ゴスデン
2009/03/28 イースタンアンセム 牡5 UAE 2.31.84 A.アジュテビ M.ビン・シャフヤ
2008/03/29 サンクラシーク 牝4 南アフリカ 2.27.5 K.シーア M.デコック
2007/03/31 ヴェンジェンスオブレイン セ7 香港 2.31.0 A.デルペッチ D.フェラーリ

歴史・概要 ~ドバイシーマクラシック 2017~

ドバイシーマクラシックはアラブ首長国連邦のメイダン競馬場で行われる3歳以上の芝2410mの競走。
ドバイワールドカップミーティングの一環として、ドバイワールドカップドバイターフなどと共に開催されるG1競走。
日本馬では、2001年にステイゴールドが日本馬として初優勝。ハーツクライ(2006年)、ジェンティルドンナ(20146年)、シャフリヤール(2022年)、イクイノックス(2023年)の勝利と合わせて計5勝を挙げている。

挑戦した日本馬 ~ドバイシーマクラシック 2017~

ジェンティルドンナ 1着(2014年)
血統
父:ディープインパクト
母:ドナブリーニ(Bertolini)
成績
19戦10勝
13億2621万円+400万ドル
主な勝ち鞍
牝馬3冠(桜花賞GI・優駿牝馬GI・秋華賞GI)
ジャパンカップ(GI)
有馬記念(GI)
競馬史を塗り替え続けた歴史的名牝

 ジェンティルドンナは牝馬3冠に加え、史上初となるジャパンカップ連覇を達成した競馬史に残る名牝である。3歳から引退戦となった有馬記念まで牡馬一線級を相手に結果を残してきたその成績は輝かしい。
 初のGI挑戦となった桜花賞では、2人気の支持を受け、直線一気のレースでGI初制覇。続くオークスでは距離不安、乗り代わりを懸念され、桜花賞馬でありながら3人気の評価となったが、レースではじっくり後方から構え、直線では大外から剛脚を披露。2着のヴィルシーナに5馬身の差をつける圧巻の内容で優勝した。3冠の期待が高まった秋華賞では1.3倍の断然人気。ヴィルシーナとの激しい叩き合いを制して史上4頭目となる牝馬3冠を達成した。続くジャパンカップでは前走の凱旋門賞を2着となり、注目を集める怪物オルフェーヴルが参戦。ジェンティルドンナは3番人気であったが、レースでは200mに渡るオルフェーヴルとの激しい叩き合いを制し、史上初となる3歳牝馬によるジャパンカップ制覇となった。さらにこの実績を評価され、3歳牝馬としてはじめて年度代表馬にも輝いた。
 翌年はドバイシーマクラシック2着、宝塚記念3着、天皇賞(秋)2着と勝ちきれない競馬が続いていたが、イギリスの名手ライアン・ムーアで挑んだジャパンカップでは昨年同様、好位から抜け出す競馬で優勝。史上初のジャパンカップ連覇を飾った。2度目の挑戦となったドバイシーマクラシックでは再び、ジャパンカップを制した時の鞍上ライアン・ムーアを迎えて挑戦。故障馬の煽りを受け、ポジション取りを悪くしたものの直線でムーアのアクションに応えたジェンティルドンナはラスト100mで先頭に立つとそのまま突き抜けて完勝。鞍上のムーアはレース後に『終いにいい脚を残したいと思っていましたが、期待通りの末脚でした。本当に強い牝馬です。』とジェンティルドンナの能力を惜しみなく称賛した。
 その後、宝塚記念で9着、天皇賞(秋)2着、ジャパンカップ4着と敗れ、衰えを指摘されていたが、引退戦の有馬記念でゴールドシップ、エピファネイア、ジャスタウェイらを封じ込めて優勝。最後まで底知れぬ能力・スター性を感じさせるレースで現役を締めくくった。

施行年馬名性齢騎手調教師着順
2000年ゴーイングスズカ牡7芹沢純一橋田満5着
2001年ステイゴールド牡7武豊池江泰郎1着
2002年ホットシークレット丞i6柴田善臣後藤由之7着
2006年ハーツクライ牡5C.ルメール橋口弘次郎1着
2007年ポップロック牡6O.ペリエ角居勝彦6着
2010年ブエナビスタ牝4O.ペリエ松田博資2着
2011年ルーラーシップ牡4C.スミヨン角居勝彦6着
2013年ジェンティルドンナ牝4岩田康誠石坂正2着
トレイルブレイザー牡6武豊池江泰寿11着
2014年ジェンティルドンナ牝5R.ムーア石坂正1着
デニムアンドルビー牝4浜中俊角居勝彦10着
2016年ドゥラメンテ牡4M.デムーロ堀宣行2着
ラストインパクト牡6J.モレイラ角居勝彦3着
ワンアンドオンリー牡5武豊橋口慎介5着
2017年サウンズオブアース牡6C.ルメール藤岡健一6着
2018年レイデオロ牡4C.ルメール藤沢和雄4着
モズカッチャン牝4C.デムーロ鮫島一歩6着
サトノクラウン牡6J.モレイラ堀宣行7着
2019年シュヴァルグラン牡7H.ボウマン友道康夫2着
スワーヴリチャード牡5J.モレイラ庄野靖志3着
レイデオロ牡5C.ルメール藤沢和雄6着
2021年クロノジェネシス牝5北村友一斉藤崇史2着
ラヴズオンリーユー牝5O.マーフィー矢作芳人3着
2022年シャフリヤール牡4C.デムーロ藤原英昭1着
オーソリティ牡5C.ルメール木村哲也3着
ユーバーレーベン牝4D.レーン手塚貴久5着
グローリーヴェイズ牡7C.スミヨン尾関知人8着
ステラヴェローチェ牡4M.デムーロ須貝尚介9着
2023年イクイノックス牡4C.ルメール木村哲也1着
シャフリヤール牡5C.デムーロ藤原英昭5着
ウインマリリン牝6D.レーン手塚貴久6着