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第50回函館記念(20日、函館11R、GIII、3歳上オープン国際(特指)、ハンデ、芝2000メートル、1着本賞金4000万円=出走16頭)サマー2000シリーズ第2戦は、2番人気で古川吉洋騎乗のラブイズブーシェが3コーナーから豪快にまくり、重賞初制覇を達成した。タイム2分0秒1(良)。サンケイスポーツコラムでおなじみのDr.コパこと小林祥晃オーナー(67)は大喜びだ。次走の札幌記念(8月24日、札幌、GII、芝2000メートル)で連勝を狙う。3/4馬身差の2着に8番人気ダークシャドウが入った。
豪快なロングスパートが決まった。ラブイズブーシェが、大外をまくって快勝。ライバルを力でねじ伏せ、初の重賞タイトルを手に入れた。古川騎手が笑みを浮かべる。
「長くいい脚を使ってくれるので、自信を持っていきました。手応え通り反応してくれました」
鞍上の好判断が光った。スタートはひと息だったがあわてることなく中団のやや後方を追走。勝負に出たのは函館山を臨む3コーナーだ。外から一気にひとまくり。4コーナーで3番手まで押し上げると、トップスピードのままラスト150メートル付近で抜け出した。
「内枠(〔2〕枠(3)番)だったので内から行くつもりだったけど、ゲートが悪かったから。向こう正面で(外に)出せるスペースがあったので、思い切って出しました」
これで函館は5戦して【3・0・1・1】だ。次走の札幌記念の舞台となる札幌も、一昨年7月の3歳未勝利戦で2着に入っており、洋芝は得意。サマー2000シリーズ制覇に期待が高まる。
村山調教師は「昨年の(函館で行われた)札幌記念は10着でしたが、重馬場で力を出せなかった。ここにきて完成してきたし、良馬場でやれれば」と重賞連勝を狙う。
“タイトルホルダー”の仲間入りを果たしたラブイズブーシェ。引き続き北の大地で、夏競馬を盛り上げる。 (鈴木康之)
★20日函館11R「函館記念」の結果はこちら
ラブイズブーシェ 父マンハッタンカフェ、母ローリエ、母の父メジロマックイーン。黒鹿毛の牡5歳。栗東・村山明厩舎所属。北海道浦河町・小池博幸氏の生産馬。馬主は小林祥晃氏。戦績23戦6勝。獲得賞金は1億8585万3000円。重賞初勝利。函館記念は村山明調教師、古川吉洋騎手ともに初勝利。
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